1990年のバレンタインデーに、太陽から40億マイル(64億キロメートル)を航海するボイジャー1号宇宙船は、この初めての太陽系家族のポートレイトをつくるために、最後にもう一度振り返った。この完璧なポートレイトは、黄道面の上32度の有利な視点からつくられた60のフレームの合成である。その中で、ボイジャーの広角カメラ・フレームは、左の内部太陽系を通り、遠い右側の、太陽系で最も外の惑星であるガスの巨人海王星に結ばれている。金星、地球、木星、土星、天王星、海王星の位置が示され、一方太陽はフレームの円の中央近くの明るい場所である。それぞれの惑星の差込みフレームはボイジャーの狭域カメラからである。ポートレイトの中に見えないのは、検出するには太陽に近過ぎる水星と、不幸にも、カメラの光学システムの散らばる日光によって隠された火星である。この時点で海王星より太陽に近く、小さなかすかな冥王星の位置はカバーされなかった。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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<お知らせ>: 4月18日木曜日早朝、国際宇宙ステーションに向かうシグナス貨物船 CRS-11 が打上げられます。中継放送はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。詳細は 「国際宇宙ステーションは今(4月17日)」 から。なお、国際宇宙ステーションへの到着は金曜日夕刻の予定です。