10年前、ヨーロッパ宇宙機関は最も革新的な衛星の一つを打上げた。 GOCE は、「ジオイド(geoid:表面を全部平均海面とみなした地球の等ポテンシャル面)」のこれまでになく最も精密なモデルを届け、自然の基本的な力:重力を測定して4年を過ごした。この並外れたミッションは、地下の奥深くから大気、更に外れの高さまでの、我々の重力フィールドに対する新しい洞察を与え、地球に関するいくつかの驚くべき発見をもたらした。この注目に値するミッションは、今日もなお新しい科学の解釈に続いている。地球表面の重力は、惑星の回転、山脈や海洋の溝の位置、地球の内部の素材の異なる密度のような要因によって多様に変化する。ジオイドは、潮力と流れがない場合に重力によってのみ現れる理想的な広域な海の表面になる。それは、全て気象の変化に影響する、海洋の循環、海のレベルの変化、氷の活力を測定するための重要な参照である。このイメージの色は理想的なジオイドからの高さにおける±100メートルの偏差を意味している。青は低い値を表し赤/黄は高い値を表す。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<アニメーションビデオ>: 上のリンクから直接。または こちら からダウンロード(mp4:5.92 MB)。
<ひとこと>: この解説はいくつかの記事を編集しています。
<お知らせ>: 4月5日 (金): 今日「はやぶさ2」では、小惑星「りゅうぐう」にクレータをつくるための銅球の放出が行われます。4月2日の説明会ビデオを含めて昨日の記事を参照。今日の中継放送の視聴は右下のイメージをクリックして Youtube から。