火星探査キュリオシティは「ハットン(Hutton)」ドリルサイトに留まっている。先週の穿孔に成功した後、ローバーは、穿孔サンプルの分析と、このサイトの更なる特徴描写に焦点を当てた。昨日の活動ではサンプルを分析器に投下し、今日の計画には、週末の穿孔サンプルの火星サンプル分析装置への配送に備えた充電、遠隔探査、火星サンプル分析装置の調整がある。明日アップリンクができないので、我々は、今日、3火星日の計画を行った。この計画では、火星日を通した充電開始と、夜通しの大気の観測がある。(以下略)
<出典>: 「火星探査キュリオシティ(Curiosity)」
<大判>: イメージをクリック。
<ひとこと>: これは2月12日の火星探査ローバー(探査車)の記事です。キュリオシティには岩などの組成調査のための穿孔機や分析装置を積んでいます。写真は表面を払った跡(右下の三日月型の白い部分)と穿孔後の岩屑。火星は大気が薄く、太陽光の強い照射によって鉄分の酸化が進み、地表が赤味がかって見えるとされていますが、図に見るように、岩を少し削ると緑色を帯びた片が現れます。火星は強い風雨もなく変化に乏しいので、ごく薄い酸化物が地表を覆っているに過ぎないものと思われます。 (右下のイメージはキュリオシティの活動の想像図)
<お知らせ>: 今日2月18日夕刻、ノースロップグラマンのシグナス CRS-13 貨物船が国際宇宙ステーションに到着します。中継放送の詳細は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。