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12月19日: ソユーズ MS-20 クルーと遠征66クルー/お知らせ

2021年12月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

三名のソユーズ MS-20 クルーと七名の遠征66クルーメンバーが、グループ撮影に参加している。前列、左から、日本の宇宙飛行参加者ユウサク・マエザワ、ロシアの宇宙飛行士アレキサンダ・ミサーキン、日本の宇宙飛行参加者ヨウゾウ・ヒラノ。中央左から、ロシアの宇宙飛行士達ピョートル・ダブロフとアントン・シュカプレロフ、NASAの宇宙飛行士マーク・バンデ・ハイ。後列左から、ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士マッテヤス・マーラー、 NASAの宇宙飛行士トーマス・マーシュバーン、ラハ・チャリ、ケイラ・バロン。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<注記>: ソユーズ MS-20 クルーは日本時間明日12月20日、国際宇宙ステーションを出立します。記事にもあるように、NASAでは、ソユーズ MS-20 クルーは遠征66クルーとは別扱いです。この飛行には日本国内にも様々な見方や意見があるようですが、更に大きくは、時の流れに伴うアメリカとロシアの連携の変遷が垣間見られ国際的にも複雑です。

NASAは、これまで、国際宇宙ステーションの運用に関して、何かにつけてロシアに資金を援助してきました。しかし、NASAは、最近では、近地球軌道探査は民間に移管し、アルテミス計画(月有人探査)に注力しています。特にスペースX社のクルードラゴンが安定的に就航できるようになったことから、ロシアのソユーズに依存せずに済むようになったことも背景にあるのかもしれません。一方、ロシアの運営資金の苦しさが次第に表面化しています。今回の飛行は往復とも同じメンバーであり、国際宇宙ステーションの本来業務でなく、資金を得る目的であることがはっきりしています。また、前回のソユーズも、2名はロシアの映画関係者(1名は女優)であり、国際宇宙ステーションに関する映画を撮ることを目的にしていました。NASAは2024年までに人間を月に送る計画です。これに成功すれば、国際宇宙ステーションへのNASAの関りは難しくなるでしょう。2025年以降の国際宇宙ステーションの進め方も未決定のままです。

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<火星探査>

今日のテーマ: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

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<お知らせ>: ソユーズ MS-20 クルーは日本時間明日12月20日、国際宇宙ステーションを出発し帰還します。NASAテレビの中継放送があります。ご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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