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9月17日(日): フィンランド湾に花咲く/ミッション別ページ

2023年09月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

宇宙からの地球:フィンランド湾に花咲く

このコペルニクスセンチネル-2のイメージは、フィンランド湾の鮮やかなエメラルドグリーンの藻類の渦巻きを特徴としている。

ズームインしてこのイメージを最大解像度10メートルで探索する(右のイメージをクリック)か、あるいは、 こちら からイメージのような円印をクリックして詳細を確認しよう。
注: --- ヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ」は、複数の記事が同時に掲載されます。リンク先から該当する記事を追ってください。

フィンランド湾はバルト海の最東端の腕である。写真の地域は湾の西部を示している。フィンランドの首都であり、最も人口の多い都市、ヘルシンキは、イメージの左上隅の海岸に薄茶色で示されている。このイメージでは、エストニア(Estonia)の海岸の下部がとらえられ、タリン(Tallin)が雲に覆われている。

毎年夏になるとバルト海に藻の帯が咲く。2023年7月13日のこのイメージに示すように、これらの花は通常緑色の糸として表われる。風と流れが混ざり合った、縞、渦、がはっきりと見える。

藻類の花は、植物プランクトン(海面またはその近くを漂う微視的な海洋植物)の急速な成長を表している。個々には微視的であるが、光合成に使用するクロロフィルが海水を集合的に着色し、地球を周回する衛星によって測定可能になる。

これらの生物は海の生き物に不可欠であり海洋食物連鎖の基盤を形成している。特に重要なことに、それらは、大気からの二酸化炭素の除去と酸素の生成にも大きな役割を果たしている。

ただし、一部の植物プランクトンや海藻は海洋生物や人間に害を及ぼす可能性がある。それらは有毒物質を生成する可能性があり、また、水中の酸素濃度を枯渇させることがある。

高い水温、遅い循環、海に放出される過剰な栄養素は、藻類の急速な増加につながり、その結果、大きな花が咲き、自然の生態系や水産養殖や観光に脅威を与える可能性がある。

13のスペクトルチャンネルを備えたヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスの画像装置は、藻類の異常発生を検出し、クロロフィルの表面濃度など、水質を定義する側面を測定するために使用できる。衛星データを使用して、ブルームの成長と広がりを追跡し、観光業や漁業への影響を軽減するための早期警報システムの開発に役立つ。

<出典>: Week in images (ESA)

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