オシリス・レックス、ベンヌにタグ付け
地球に近い小さな小惑星の岩が散乱した表面への慎重なアプローチの後、2020年10月20日、オシリス・レックス(OSIRIS-REx)宇宙船の腕が、小惑星ベンヌ(asteroid 101955 Bennu)に手を伸ばした。タッチ・アンド・ゴー (TAG)と呼ばれるサンプル収集、幅30センチメートルのサンプリングヘッド(TAGSAM)は、この中の岩石のいくつかを粉砕しているように見える。このイメージは、地球から約3億 2100 万キロメートルの、表面に接触した直後にスナップされた。1秒後、宇宙船は、緩い表面の素材を収集することを目的としたボトルから窒素ガスを発射し、多量のベンヌのレゴリスをサンプリングヘッドに吹き込んだ。 そして今、約3年後の9月24日日曜日に、小惑星ベンヌのサンプルが地球に到着する予定である。 サンプルリターンカプセルは、 OSIRIS-Rex 探査機が地球を接近フライバイする際に降ろされる。ドロップオフの20分後、宇宙船は推進装置に点火し、地球近傍小惑星アポフィス(99942 Apophis)の軌道の周回に向かうだろう。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<動画>: 動画です。イメージをクリックしてご覧ください。
<ひとこと>: 大判はイメージをクリック。オシリス・レックスの収集したサンプルは、日本時間明日24日夜、サンプルを地球に降下させる予定(一昨日9月20日の記事参照)。中継放送のスタートは日本時間午後11時、こちら または 「ウェブNASAテレビ放送予定(下表)」 から。
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