天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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12月17日: センチネル6、これまでで最も正確な海面データを送り返す/火星探査

2021年12月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

COP26 サミットで島国の指導者からの緊急の嘆願を通じて強調されたように、海面上昇は、気候変動の最も直接的な結果の一つである。その世界的な措置は、世界的な政策を支え、海岸線と低地を保護する戦略のために不可欠である。宇宙からの海面の高さの小さな違いを測定することは容易なことではないが、それはまさにコペルニクスセンチネル6号が行っていることである。1年間の徹底的なテストの後、この新しいミッションは、現在、海面上昇に関する世界で最も正確なデータを提供している。2020年11月21日に打ち上げられたコペルニクス・センチネル6号は、ヨーロッパ宇宙機関が開発した最新のレーダー高度測定技術を使って、1992年にフランスと米国のトペックス・ポセイドン衛星によって始まりジェイソン衛星ミッションが続いた、海面高測定の長期的な記録を進めている。世界的な海面上昇の監視の重要性に伴い、コペルニクス・センチネル6号を将来の海面高の測定の記録に取り入れ、これまで以上に精度を高くするために、多くの組織がゴールドスタンダードの基準ミッションに取り組んできた。

<出典>: 「センチネル6号(Sentinel-6)」

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<火星探査>

今日のテーマ: 広がる火星のジェゼロクレータのデルタ (パーサビアランス)

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12月16日: ウェッブ、アリアン5の上に置かれる/火星探査

2021年12月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

12月11日土曜日、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、仏領ギアナのヨーロッパの宇宙ポートからの打上げのために、アリアン5ロケットの上に置かれた。最終組立ビルへの到着の後、ウェッブは高さ約40メートルをゆっくり持ち上げられ、アリアン5の上にゆっくり置かれた。これは、打上の間の最も難しい作業の一つであったので、全てのプロセスは、厳しい安全と清潔の規則の下で行なわれた。ウェッブは、これまでで、宇宙に打上げられる最大のかつ最も強力な望遠鏡である。ヨーロッパ宇宙機関は、国際協力合意の一部として、アリアン5打上船を使った望遠鏡の打上サービスを提供する。ウェッブは、NASA、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙機関(CSA)の国際協力の下にある。


<出典>: 「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope : ESA)」

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<ひとこと>: ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打上は12月18日が予定されています。

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<火星探査>

今日のテーマ: 火星日 3326-3327:崖から離れて戻る (キュリオシティ:探査車)

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12月15日: 90の重力波スペクトログラムとカウント/火星探査/お知らせ

2021年12月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

二つの巨大なブラックホールが衝突するたびに重力波で甲高い音が宇宙に放たれる。人類は、過去7年間、これらの変わった音を聞く技術があるのみであったが、以来、我々は、最初の三つの観測の間に約90を聞いた。ここに示されているのは、 LIGO(米国)、 Virgo (ヨーロッパ)、 KAGRA (日本)の巨大な探知器によって検出された、重力波周波数対時間のプロット、90のスペクトログラムである。地球は衝突からの多くのエネルギーを受けており、より明るくグラフ上に現れている。多くの初めての科学の間で、これらの重力放射の音は、ブラックホールと中性子星の先例のない目録を、また、我々の宇宙の膨張率を測定する新しい方法を人類に与えている。現在、増加した感度での四回目の重力波観測が、2022年12月に開始する予定である。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<ひとこと>: 昨日に続いて重力波の話題を取り上げました。できるだけ平易に訳したつもりですが、恐らく原文が言葉足らずなのでしょう。分かり難いかもしれません。

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<火星探査>

今日のテーマ: コディアックのイメージを捕える (パーサビアランス)

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<お知らせ>: NASAは、2003年のスペースシャトルコロンビアの事故に伴う見直し、「近地球軌道は民間に委せる」方針に伴い、国際宇宙ステーションの運用に関して、打上ロケット、貨物船やクルー船など、ハードウェアを「スペースX」など数社に委託してきました。今回は「クルーの派遣を民間に委託」し、2022年2月の第一回打上から、同年秋以降の第2回打上まで、アキシオム・スペース(Axiom Space)に委託することを発表しました。国際宇宙ステーションの管制・運用は、NASAのほか、ロシア、ヨーロッパ宇宙機関、日本も関係していますので、プライベートクルーの運用は大きな変更であり、いろいろ問題がありそうです。「NASA、宇宙ステーションに二回目の私的宇宙飛行士ミッションを選ぶ(英語)」参照。

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12月14日: ブラックホールの衝突は光とともに爆発した?/火星探査

2021年12月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

天文学者達は二つのブラックホールの結合からの光を見たのかもしれない。このアーティストのコンセプトは超巨大ブラックホールを描いている。このディスクには併合した二つの小さなブラックホールがある。これらが最終的に衝突するとき、地球では極端に敏感な機器でのみ検出することができる時間と空間の波紋、重力波を送り出す。ブラックホール同志の併合は暗く、望遠鏡では見えないので、別の光検出装置が使われる。しかしながら、理論家達は、ブラックホールの併合が、近くの素材からの放射、光の信号をつくる可能性を考えた。今、サンディエゴ近くのパロマ天文台の、カリフォルニア工科大のツウィッキー暫定施設(ZTF)の科学者達は、その可能性を発見したかもしれない。確認できれば、二つの衝突するブラックホールからの、初めての光のフレアになるだろう。この衝突は、2019年5月21日に、 GW190521g と呼ばれる出来事で、全米科学財団のレーザ干渉計重力波天文台(LIGO)とイタリアの Virgo 探知器による二回の重力波検出器で確認された。この検出は、科学者達に、重力波信号が始まった場所からの光の信号を探す場を提供した。これらの重力波検出器は中性子星の併合でも見つけ、それらの衝突からの光の放射が確認された。

<出典>: 「ブラックホール(Black Holes)」

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<火星探査>

今日のテーマ: 層になった岩盤 (リコネッサンス:軌道船)

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12月13日: 国際山の日のエベレスト山/火星探査

2021年12月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

12月11日は国際山の日であり、この日を記念して、コペルニクスセンチネル2衛星は、地球で最も高い山であるエベレストの上空を飛行した。エベレスト山は、この地域の高高度の氷原が、極地の他の淡水の最大の埋蔵量を含んでいるために、「第三極」として知られている地域の一部である。世界の人口の多くがこれらの寒い高度からの水に依存している中で、これらの氷河の大きさと流れの変化は、下流に到着する水の量に影響を与え、社会に深刻な結果をもたらす可能性がある。コペルニクスセンチネルのような衛星は、宇宙の有利な位置から、通常は地上からは遠く、体系的に監視することができない、地球の氷河の変化を監視するための不可欠な情報を提供している。

<出典>: 「今週のイメージ:ヨーロッパ宇宙機関(Images in week : ESA)」

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<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関の今週のイメージでは、同一のアドレスで複数の記事が掲載されます。出典記事を追うときは、表示される記事から更に追ってください。

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<火星探査>

今日のテーマ: ヘラス・プラニティアの縞の地面 (リコネッサンス:軌道船)

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12月12日: 彗星レオナルド、間もなく肉眼で見えるようになる

2021年12月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージは、2021年12月7日に、スペインの、ヨーロッパ宇宙機関の惑星防御オフィスの一部、近地球オブジェクト調整センター(NEOCC)で撮られた空を流れる彗星レオナルドを示している。三つの異なるフィルタを通した、それぞれ5秒の長時間露出で撮られた90のイメージを重ねることによって、この彗星が、背景の星達のカラフルな筋を通して飛び去るのが示されている。彗星の明るい核の中心では、これらの人工の色が核の輝く白い輝きをつくり出し、一方、周辺の青緑は、化学物質によって彗星で発する典型的な色である。

<出典>: 「今週のイメージ(Images in week : ESA)」

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<ひとこと>:  Space Weather news によれば、12月12日ごろが最大とのことでした(12月6日の記事参照)。世界中で撮られたこの彗星のイメージは、同じく Realtime Space Weather Photo Gallery から。
また、14日16時頃、ふたご座流星群が極大を迎えます。見頃は14日未明。1時間に50個程度。夜半過ぎに月が沈み夜明け前は条件が良い。( 国立天文台

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<火星探査>: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

 

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12月11日: ステーションで成長するトウガラシをチェックする

2021年12月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションのプラント生息環境04宇宙植物学実験で収穫する前に、NASAの遠征66宇宙飛行士ケイラ・バロンが、国際宇宙ステーションの先進的植物生息環境内部で育つ チリ・ペッパー(とうがらし) をチェックする。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

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<ひとこと>: この図は、微重力下では、縦横、上下は関係がないことを示している。

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<火星探査>: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

 

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12月10日: NuSTAR からのX線で見る太陽/火星探査

2021年12月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽黒点の上の領域は何故熱いのだろう? 太陽黒点自体は、それらをつくっている磁場が対流する熱を減らすので、周囲の太陽の表面より少し冷たい。したがって、これらの領域が、太陽のコロナさえも上回る、数百倍も熱いことは異常である。その原因の発見に役立てるために、NASAは、地球軌道を周る核分光望遠鏡アレイ(NuSTAR)衛星の非常に高感度のX線望遠鏡を太陽に向けた。ここに示されているのは、赤い色で示された、軌道を周っているソーラーダイナミクス天文台(SDO)によってとられた紫外線光の太陽である。疑似カラーの緑と青で重ねられているのは、極高温領域に焦点を当てて高エネルギーX線の異なるバンドで NuSTAR によって検出された太陽黒点の上の放射である。このように、太陽の大気の熱のメカニズムに関する手掛かりが NuSTAR イメージからもたらされ、また、異常な熱を駆動するかもしれないエネルギーの短い爆発として、太陽のナノフレアとマイクロフレアに光を投げ掛けている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<火星探査>

今日のテーマ: 火星日 3319:ギャップを打つ (キュリオシティ)

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12月8日: ハッブル、太陽系の壮大な旅をする/火星探査/お知らせ

2021年12月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡は、太陽系の巨大惑星の驚くような毎年の観察を行い、大気の変化を明らかにしてきた。木星、土星、天王星、海王星は、地球と太陽の距離の30倍にまで広がっている。太陽の近くの集まり、地球や火星のような岩石惑星と異なって、これらの遠く離れた世界は、大部分が、固まった、強烈に熱い、コンパクトな芯を囲む、水素、ヘリウム、アンモニア、メタンなどの冷たいガスのスープから成っている。これまで50年間、ロボット宇宙船は、これらの四つの怪物惑星のスナップショットを送り返してきたが、それらの渦巻くカラフルな大気は絶えず変化している。ハッブルの鋭いカメラは、毎回、これらの世界を再訪し、雲のトップの下で起きている、まだ多くの未知の力によってドライブされている、それらの荒々しい気象に対する新たな洞察を提供している。外部惑星のハッブルのスナップショットは、これらの遠い世界で急速に起きている極端なまた微妙な変化をも明らかにしている。ハッブルの鋭い視界は、これらのガスの巨星の魅力的かつダイナミックな気象パターンと季節に対する洞察を収集し、天文学者達が、その変化に貢献する、非常に類似したあるいは異なった変化を調査する場を提供している。

<出典>: 「今週のイメージ:ヨーロッパ宇宙機関(Images in week : ESA)」

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<火星探査>

今日のテーマ: 火星日 3316-3318:「上からの贈り物」 (キュリオシティ)

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<お知らせ:速報>: 12月8日午後4時38分、日本の国際宇宙ステーション訪問客2名(前沢、平野)を乗せたロシアのソユーズ MS-20 が打上げられました。このソユーズは、午後10時41分に国際宇宙ステーションとドッキングする予定であり、NASAテレビは午後10時の並走から中継します。ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

 

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12月7日: NGC 3314 : 銀河が重なるとき/火星探査/お知らせ

2021年12月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この近くの銀河は何故背景の銀河の重力レンズ効果を見せないのだろう? 実際にはつくっているが、二つの銀河が近過ぎるので、角度のシフトは銀河自体の角のサイズより非常に小さい。示された NGC 3314 のハッブルイメージは、偶然正確に一列に並んだ、二つの大きな渦巻銀河を示している。手前の渦巻 NGC 3314a は、若く明るい星団達によって定義された回転花火形とともに、ほぼフェイスオン(正面向き)に見える。しかし、背景の銀河 NGC 3314b の輝きに対して、星間のダストの暗く渦巻くレーンが、より近い渦巻の構造をたどっているのをも見ることができる。これらの二つの銀河達は、約2億光年にある集団、ヒドラ銀河団の端に見られる。重力レンズの歪曲は、レンズ化する銀河が小さく、離れているときに見るのが容易である。従って、この背景の銀河は、近い銀河の周りのリングの中に歪められているのかもしれない。手前の銀河の星達に起因する高速な重力レンズのフラッシュは、背景の銀河の星達からの光を瞬間拡大し、いつか、高解像度望遠鏡による将来の観測キャンペーンで見ることができるかもしれない。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<火星探査>

今日のテーマ: グルービークレーター (トレースガスオービター)

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<お知らせ>: 明日12月8日、日本人訪問客2名を乗せたロシアのソユーズが打上げられます。NASAテレビで中継放送があります。ご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。昨日の記事を参考に・・・

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12月6日: 彗星レオナルド地球に近づく/火星探査/お知らせ

2021年12月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今年の最も明るい彗星が地球に接近している。2021年12月12日、彗星レオナルド(C/2021 A1)は 3500 万キロメートルにあり、早朝の空に肉眼で見えるだろう。「以下は、彗星レオナルドの私の最初の捕獲である(右上図)」と、コロラド州のエステス公園の Darrell Spangler は報告している。
11月30日現在、彗星レオナルドは、北の星座りょうけん座に、マグニチュードプラス7の不明瞭な星として輝いている。
この彗星の明るさは10日間で鋭く増加するだろう。多くの予報官は、12月の第二週の間に、彗星レオナルドがマグニチュードプラス4に届き、小さな望遠鏡でも容易に見え、暗い空のサイトからは肉眼でも見えるだろうことに同意している。

<出典>: 「スペースウェザー・コム(Spaceweather.com)」

<大判>: 著作権の関連で大判は省略しています。上のリンク先からご覧ください。また、レオナルド彗星の最新のイメージは Space Weather フォトギャラリー から。

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<火星探査>

今日のテーマ: フライト17:サイタへ、北へ向かう (インジェニュイティ)

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<お知らせ>: 12月8日水曜日、ロシアのソユーズ MS-20 が国際宇宙ステーションに向けて打上げられます。このソユーズには、前沢、平野の日本人二人とロシアのミサーキンが搭乗します。10日間超で帰還しますが、往復のメンバーが同じであることから、この飛行は、国際宇宙ステーションの業務とは直接関係のない訪問者送迎目的のためであり、初めての目的外利用となります。ロシアのソユーズでは、これまでも、国際宇宙ステーション業務の余裕の範囲内で、資金稼ぎを意図した民間の顧客の訪問を受け入れてきました。しかし、搭乗者すべてが国際宇宙ステーション業務と関係しないというのは初めてのことです。NASAの発表はホームページの「アストロサイエンス」から。打上から帰還までの中継放送は同じく「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

 

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12月5日: ステーション、軌道操作の後、宇宙ゴミと離される

2021年12月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

米国中部標準時金曜日午前1時58分(日本時間金曜日午後3時58分)、宇宙ステーションに接続されているロシアのプログレス79号は、2分41秒の間推進装置を点火し、その軌道を僅かに降ろした。この作戦は、弾道専門家達が追跡していた、ペガサスロケットの破片(オブジェクト 39915)からの回避を提供した。ステーションの遠征66クルーには更なる危険はなかった。この予め定められた宇宙ゴミ回避作戦(PDAM)は、NASA、ロシア、他の国際的パートナーの間で調整された。ステーションの軌道は、遠地点3/10マイル、近地点4/10マイル降ろされた。オブジェクト 39915 は、オブジェクト 23106 (ペガサス R/B)の崩壊の間に生じた破片である。その打上は1994年5月19日に行われ、ロケットの第二段の破壊は1996年6月3日に起きた。

<出典>: 「宇宙ステーションブログ(Space Station BLOG)」

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<火星探査> 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

 

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12月4日: コペルニクスセンチネル1号、洪水を監視/お知らせ

2021年12月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル1号ミッションからのデータを使ってミャンマーでの洪水をマッピングした。暗い地域は永続的な水を、あるいは、水田のようにほとんどまたは常に水で覆われたフィールドを表している。異なる青は、コペルニクスセンチネル1号データの目録から推定される洪水の出来事を表している。青色の濃さはその頻度を表し、濃いほどその頻度が高い。

<出典>: 「センチネル(Sentinel-1)」

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<火星探査>: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

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<お知らせ>: 12月4日にチリ南部と南極付近で皆既日食があります。国立天文台の野辺山観測所オンライン 4D2U シアターを通した南極からの中継が、12月4日(月)、12月5日(日)、12月11日(土)に放送されます。詳細は 野辺山観測所のページ から。

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12月3日: 月食の間に青い帯が月面を横切る原因は何だろう?/火星探査

2021年12月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この青い帯は真であるが一般的には見るのは全く難しい。しかし、中国の塩城(Yancheng)からとられた先週の月食の、示されたこの HDR イメージは、月の明るさを等しくし色を誇張するためにデジタル的に処理された。右下の灰色は月の自然色であり、日光によって直接照らされている。月の左上は食によって直接太陽によって照らされていない地球の影である。それは、地球の大気を通過した日光によってかすかに照らされている。空気が赤より青い光を散らすので、月のこの部分は赤く、そして血の月(blood Moon)と呼ばれ、同じ理由から地球の日暮れは赤い。変わったブルーの帯は異なっている。その色は、地球の大気の高くを通過した日光によってつくられ、そこでは、赤い光がオゾンによって青より吸収される。
今週末に皆既日食が起こるが、残念なことに、皆既食は地球の南極近くでのみ見られる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 南極付近の皆既食は、国立天文台野辺山観測所の「オンライン 4D2U シアター」を通して見ることができます。 野辺山展示室 から詳細をご覧ください。

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<火星探査>

今日のテーマ: 二つのバージョンの自画像(その2:狭域) (キュリオシティ)

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11月2日: 科学者達、どれが生き残るかを見るために、バーチャルブラックホールに星達を投げ込む/火星探査/お知らせ

2021年12月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

これらのスーパーコンピュータシミュレーションで、八つの太陽質量の星達が、100万倍のブラックホールに投げ込まれるのを見よう。それらが接近したとき、全てブラックホールの重力によって引き伸ばされ変形する。あるものは、潮力の混乱の出来事(tidal disruption event)と呼ばれるガスの長い流れの中に完全に引き剥がされる。その他は部分的に破壊されるのみであり、質量のいくらかを保ち、それらの怖ろしい出会いの後、通常の形に戻る。

<出典>: 「ブラックホール(Black Hole)」

<ビデオ>: アニメーションビデオはイメージをクリックして Youtube から。

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<火星探査>

今日のテーマ: 二つのバージョンの自画像(その1:広域) (キュリオシティ)

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<お知らせ>: 国際宇宙ステーションでは、11月30日に米国の船外活動が行われる予定でしたが、宇宙ゴミの懸念から急遽中止され、今夜行われることになりました。ご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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