とつぜん目の前の人が倒れたが、声をかけても反応がなく呼吸もしていない。
こうした時は、医療関係者が到着するのを待たずに、身近にいる人がすぐに救命措置(心肺蘇生法)を行うことが重要だ。
心停止後に迅速な救命措置を行うことで、生存率が1・6倍高まると言われる。
改正された救命措置の新指針によると、訓練を受けていない一般市民が救命措置を行う場合は、口移しの人工呼吸は必ずしも行う必要がなくなった。
行うのは、心臓マッサージ(胸骨圧迫)だ。
心臓は胸の左側ではなく、ほぼ真ん中にあるので胸の真ん中を押すこと、に注意。
・処置法
倒れた人の胸の脇にひざまずき、両手を重ねて相手の胸の中央に当てる。
ひじをまっすぐ伸ばし、垂直に体重をかけるようにして、繰り返し押し続ける。
押した時に胸骨が沈む深さは成人の場合は少なくとも5センチで、子どもの場合は胸の厚さの3分の1程度とされている。
押すテンポは1分間に100回以上とされる。
★自動体外式除細動器(AED)が設置されている場合は、音声案内に従って、自動で行われる2分間隔の電気ショックを繰り返しつつ、胸骨圧迫を続ける。
・出血がある場合:
傷口をガーゼやハンカチで直接強く押さえて圧迫するのが最も確実な止血法だ。
ハンカチなどがない場合は、傷口よりも心臓に近い動脈を手や指で圧迫し、間接的に止血し、
直接圧迫を始めたら間接的な止血はやめる。
・骨折した場合:
患部をしめつける衣類は脱がせるか切り広げる。
折れて曲がった部分は無理に戻そうしないで、そばにあるもの(棒、板、傘など・・)を添え、包帯があれば良いが、ない場合は布、粘着テープなどで固定する。
(脱臼した場合も、関節の変形を元に戻そうとせず、安静を保つ)
出血が多い場合は、清潔な布を多くあてがい、止血に努めたうえで固定する。骨を修復しようとしないこと。
全身は毛布などで保温する。
出血を止めようとして手や足をきつくしばってしまうと、先に血液が流れないため組織が死んでしまう。
その場合、傷口や出血の原因の動脈だけを押さえるようにする。
◆医療機関案内
こうした時は、医療関係者が到着するのを待たずに、身近にいる人がすぐに救命措置(心肺蘇生法)を行うことが重要だ。
心停止後に迅速な救命措置を行うことで、生存率が1・6倍高まると言われる。
改正された救命措置の新指針によると、訓練を受けていない一般市民が救命措置を行う場合は、口移しの人工呼吸は必ずしも行う必要がなくなった。
行うのは、心臓マッサージ(胸骨圧迫)だ。
心臓は胸の左側ではなく、ほぼ真ん中にあるので胸の真ん中を押すこと、に注意。
・処置法
倒れた人の胸の脇にひざまずき、両手を重ねて相手の胸の中央に当てる。
ひじをまっすぐ伸ばし、垂直に体重をかけるようにして、繰り返し押し続ける。
押した時に胸骨が沈む深さは成人の場合は少なくとも5センチで、子どもの場合は胸の厚さの3分の1程度とされている。
押すテンポは1分間に100回以上とされる。
★自動体外式除細動器(AED)が設置されている場合は、音声案内に従って、自動で行われる2分間隔の電気ショックを繰り返しつつ、胸骨圧迫を続ける。
・出血がある場合:
傷口をガーゼやハンカチで直接強く押さえて圧迫するのが最も確実な止血法だ。
ハンカチなどがない場合は、傷口よりも心臓に近い動脈を手や指で圧迫し、間接的に止血し、
直接圧迫を始めたら間接的な止血はやめる。
・骨折した場合:
患部をしめつける衣類は脱がせるか切り広げる。
折れて曲がった部分は無理に戻そうしないで、そばにあるもの(棒、板、傘など・・)を添え、包帯があれば良いが、ない場合は布、粘着テープなどで固定する。
(脱臼した場合も、関節の変形を元に戻そうとせず、安静を保つ)
出血が多い場合は、清潔な布を多くあてがい、止血に努めたうえで固定する。骨を修復しようとしないこと。
全身は毛布などで保温する。
出血を止めようとして手や足をきつくしばってしまうと、先に血液が流れないため組織が死んでしまう。
その場合、傷口や出血の原因の動脈だけを押さえるようにする。
◆医療機関案内