モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

小学生・遠足報告最終章!!

2016-04-04 20:43:07 | 小学生・遠足

小学生クラス 2016スケッチ遠足

どうも幸介です!さて、先日の小原先生の記事でも触れておりましたが、今年は人数も少なく移動も最小。非常にコンパクトでミニマルな、無駄のない遠足でした!!いつも遠足ですと、僕や小原先生は全体のタイムスケジュールやら管理やらで大忙し。ひとりひとりと会話する余裕などまったくないんですが、今年はしっかりみんなと喋れたなぁと感じております。スケッチ中も移動中も美術館でも、絵の事・学校の事・家族の事・なぞなぞ・夢についてなど、多岐にわたってコミュニケーションが取れました。

僕自身の創作活動や芸術活動に置いて、「小学生との会話」というのはとても貴重なアイデアソースとなっております。突拍子もないことや、細かすぎる疑問、疑問に対しての空想の回答、それらすべてが彼らと会話する以外では得られぬ物です。そういった会話から刺激を受けて、そしてこちらからも彼らの期待を上回るような返答を用意しておいて対話していく。そんな時間がとても心地いいなと、今回の遠足で改めて思いました。

雑談以外にも、もちろん絵についてもしっかりとスケッチ中に教えることができたと思いますので、生徒の皆にも「お家に帰ったら見せびらかすんだよ!!」と伝えたのですが、親御様方は今年のスケッチを見ていただけましたでしょうか。毎年同じスケッチブックを持ってくる生徒もいまして、去年の動物園の絵の次のページに今回のスケッチを描いたりしたんですが、その生徒も昨年と今年の絵を見比べて「俺、絵が上手くなってる…」としみじみと眺めている姿が印象的でした!!



今年は人数も少ないからのんびりかなぁなんて思っていましたが、けっきょく公園で全力疾走させられまして、例年と変わらぬ、もしくはそれ以上の疲労感を抱えて帰ってきた僕ではありますが、少人数だけど大成功だったな!と感じています!!!そして今年を踏まえて来年の行先は、キャッチ―で派手なところにしようかななんて思っているのでした!!

田中幸介
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小学生遠足報告/第2弾

2016-04-01 23:25:32 | 小学生・遠足

オバラです。小学生の遠足報告第2弾です。
今年の遠足は例年に比べ参加者が少なく(スタッフでその要因を考えましたが、動物園や有名な美術館ではないので、地味過ぎて人気がなかったのかなと…チョイスが悪くて申し訳ないです)引率するスタッフとしては、かなりゆるーい感じで行って参りました。乗り換えもなければ、徒歩の移動距離も短く安全な広い歩道で、危機感ゼロ。
心配事が少ないと余裕も生まれ、子ども達ひとり一人と濃密に触れ合う時間が多くなります。電車の中でのトーク、歩きながらのおしゃべりで家族構成どころか家の間取り、ペットの名前や性格まで把握させられ苦笑いしたり、また一番のメリットは学校の人間関係の話題(悩み事)が深く聞けたのが、少人数ならではだったなと思います。

スケッチ中はそれぞれが離れた場所で描いていることもあり、プライベートレッスン状態で興味を持った場所・モチーフの制作手順をアドバイスできました。
構図の取り方から、混色した色合いなど、油絵かと見間違えそうな作品もチラホラありますね。とても16色クレヨンで描いたとは思えません。
『水の色は水色ではない』『葉の色が緑と黄緑のところは一部でしかない』と教わって改めて見て納得し、普段の思い込みを訂正することもできました。

こんなアットホームな遠足ならしょっちゅう行きたいなーと思ってしまいましたが、それもひとえに学生の働きがあってこそ。学生クラスのボランティア達は過去に何度も「殿(しんがり)を動かしたら戦は負けだ!先生の仕事を予測し、先回りして動け!」と怒鳴られているせいか、テキパキ働いてくれて今回ますます仕事がなくなりました。遠足の働きを労うお花見で学生達に成長したと褒めると「え?ウソ?昔そんなに怒られてたっけ?全く覚えてない。」とケロリ。いい奴らだなーと、遠足が終わってからも良い気分が続きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲ひとつない遠足日和!

2016-03-29 19:29:07 | 小学生・遠足


大竹です。
前日の夜に雨や雷が落ち不安でしたが、当日は雲ひとつない遠足日和で安心しました!
元住吉を出発して白金台の自然教育園へスケッチに向かいます。
元々江戸時代の藩主の下屋敷だったこともあり、広大な土地には自然が一杯です。スケッチ前に私と磯辺先生による風景画レクチャーを行ったので、いつもの遠足とはまた違ったオトナな雰囲気のスケッチが出来上がりました!
そのスケッチはまた後日ご紹介すると思いますのでお楽しみに☆
しかし、スケッチをしながらも皆この後のお弁当やおやつ交換の事で頭がいっぱい…お昼まだ~~?という声があちこちから上がったりして…笑(かくいう私も遠足の一番の楽しみはおやつ交換だったりして)

スケッチ終了後は自然教育園近くのどんぐり公園に移動してお昼を食べました。
お腹が一杯になったらパラバルーンで運動!ミオス生の楽しそうな雰囲気につられ、公園に遊びに来ていた小さな子達も集まってきて皆で一緒に遊びました。
その時、低学年の子がこっちおいでよ!と積極的に声をかけをしていたりして、小原先生がとても感動しておりました。ミオス生、出来る子!

その後は松岡美術館でエジプト美術、ガンダーラ美術(仏像など)、日本画というジャンルの異なる展示物を見学しました。私はエジプト美術にちなんでミイラの作り方やエジプトの人が考えていた死後の世界の事などを解説しました。皆だったら死んだ後、ミイラにしてもらいたい?と聞くとやだー!!と言う子が殆どですが、中にはしてもらいたい!と言う子やそもそも死にたくなーい!と言う子もいたりして(そりゃそうだよね)
展示物の木棺を見ながら、まだまだずっと先の死後の世界について想いを馳せていました。
美術館にはどんなものがあったか、是非お母さんやお父さんに教えてあげてね!

中学生ボランティアの方々もありがとうございました!ものすごーく助かりました。楽しみつつも勉強になった事も沢山あったのではないでしょうか?また来年も是非是非お手伝いよろしくお願い致します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠足ラストォ!

2015-04-07 16:40:14 | 小学生・遠足

ミオスに小学生から通い、現在は都立病院で看護師をしている優です。怪我や病気などいざという時お役に立つ為、何度目の参加かわからない遠足に今年も行ってきました。
晴天の中、目指すは野毛山動物園!キリンや爬虫類を熱心に描く子供たち。普段とは違う、生きている動物たちを描くのは結構大変だったと思います。けれど、実際の動きや色、景色を感じながら描く絵はいつもと違ってダイナミックになったのではないでしょうか?お母さん方、ぜひ誉めてあげてくださいね!

美術館は、私は低学年の子達と一緒に回りましたが、皆沢山不思議なところを見つけてくれました。なんでこの色?どんな思いで描いたの?どんな意味があるの?皆が真剣に見てくれて、来年また行きたい!そう笑顔で言ってくれたことが、とっても嬉しかったです。また来年、一緒に行こうね!
皆、楽しい一日をありがとう!
学生の皆、沢山助けてくれてありがとう!

オバラです。参加者-年長さん3人・小学生43人・中学生9人・高校生5人・大学生(スタッフ)3人・講師&看護師4人の計67人。社会人が4人しかいないのに笑顔の遠足になったのは優秀な小隊長(中高生)14人が自分の仕事を探して、後輩の小学生を気遣い、先生達の役に立とうと頑張ったお蔭です。「我ながら育てるのが上手い!」と自画自賛。依里花先生も佳絵先生も元生徒ですが、まだ10代とは思ないほど使える人材になりました!
『まずは気付く→物事の意味を考える→効率よく誠実に仕事する→柔軟に対応できるようになる』からと、学生達を毎日叱り飛ばしていた成果です。
(と、先週ここまで書いて下書きに保存していたら、昨日ブログをアップした田中先生と丸かぶりしてた!もうこのブログを読んでいる方は、文章で稼いでいる南澤先生の出鱈目ブログ以外は読む気が失せているに違いない?でも勢いでこのまま続行!)
ミオス卒業生達の労働力は、必ずや日本をより良く変えます!
生産性を高め、経済の底上げに繋げます!
なんか選挙公約みたいになってきましたが、そんな事をシャウトしたくなる遠足でございました。
幼児クラスの遠足ネタと合わせ、一週間お付き合いありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も日本晴れ!

2015-04-06 19:55:56 | 小学生・遠足


どうも幸介です!!行ってまいりました遠足!!例にもれず、今年も晴れでございました。

今年は例年に比べ中高生のボランティアが多く、私をはじめとするウン十才の講師陣の年齢を合計しても、遠足参加者の平均年齢は10.3才ぐらいと、非常に若さあふれる遠足となりました!!

動物園内でのスケッチでは、僕は爬虫類館の監督をしておりました。が、肝心の爬虫類館の中は大混雑!満員電車さながらです。しかも、爬虫類達の生態に合わせるために館内の気温が高く設定されており、もう蒸し風呂状態!!近場で見る爬虫類に興奮して皆集中してスケッチしていましたが、もうあの館内の状態に耐えただけでも拍手をあげたいです…!!



けっこう近くで、肉眼で細かな模様なども観察できました。爬虫類特有の模様や鱗の質感、勢いなどもよく描けたんではないかと思います!

今回は道中の人数確認から統率・そして小学生たちの遊び相手まで、中高生たちが頑張ってくれたおかげで無事に遠足を終えることができました。常日頃から「役に立つ人間に」「頭を使って生きろ」と厳しく指導してきた甲斐があったかなぁと思っています。

遠足の反省会では学生のみんなに厳しいことを言ったけど、それはみんなにもっとレベルアップしてほしいからであって、決して意地悪な気持ちではありません。色んなことを経験して考えて、もっと動けるようになって頭も使えるようになれば、きっと皆の人生を豊かにする助けになります。そのために、幸介先生もノリ先生も無理難題を課すのです。君たちのことを思っての叱咤です。ストレス解消とかじゃないからね…!!

そんなこんなで、遠足後は学生たちと毎年恒例のお花見!!!学生たちへのご褒美です!!



学生の皆、ボランティアに来てくれてほんとにありがとう!そして、また来年もよろしくお願いしまっす!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元気◎

2015-04-02 08:44:48 | 小学生・遠足
3/31遠足ブログリレーの3番手、菅原です!
ミオスOGでありながら遠足に参加するのは初めてで、楽しみ緊張半々な気持ちで挑みました。
当日ですが、他の先生方が書かれていた通りのド快晴!!!
日焼け止めを持って来れば良かったと後悔するくらいの日差しと、各地で最高気温が更新される事態に、もしやミオス集団の中に最強の晴れ女&晴れ男が…?と疑わざるを得ませんでした。

第一の目的地、野毛山動物園に到着!
ミオス集団の元気の良さをきっちり他団体にアピールしつつ、キリン&鳥類班と爬虫類班に分かれスケッチを開始。私はキリン&鳥類班を担当しました。
当たり前なのですが、モチーフが動く動く!柵の隅から隅まで移動しファンサービスを振りまくキリンに、プロ意識を感じました!
子どもたちは最初戸惑いつつもだんだんと順応していき、モチーフが来た瞬間にサッと描いたり、追っかけて描いたりと工夫していました。
モチーフが来ないからといって他のものに気が散ってしまうこともなく、他の遠足組が近寄り隣に座ってきても全く興味を示さず絵に没頭!『師匠』と呼びたくなるくらい、とっても集中して描けていました☆

桜をバックにお弁当の時間!
怒涛のお菓子攻撃に遭い、私もアルフォートで応戦!しかしみんなのバックからは、かの四次元ポケットのようにお菓子が出る出る!甘いものからしょっぱいものまで…完敗です。されるがままに餌付けされました。みんなありがとう、美味しくいただきました(笑)
やはりみんなのお弁当は芸が細かく、素晴らしいなぁと…。ふと、昔保温弁当にお湯と永谷園のお茶漬けと白飯だけ付けてきた私の母のお弁当を思い出し、しみじみと感動致しました。
さてさて、後半の横浜美術館見学!
抽象画を映像に落とし込む、現代アートの匠、石田尚志氏の展覧会です。
「抽象画」「現代アート」…小学生を引率する身としては、少し不安げなワードが連なりますが…。
高学年&学生組を率いていざ見学してみると、思いの外食いつきがよくホッとしました。この展覧会、私自身見ることに没頭しそうになるくらい美しく面白い作品達が並んでいて、下見、遠足とすでに2回観ているにも関わらず、もう一度じっくり見学に行こうと思いました。おすすめです!

今回、天候にも恵まれ、みんながとっても楽しそうな遠足になって良かったです!
講師>学生ボランティア>生徒という力関係のもと、学生ボランティアの小隊長制のお陰で、事がスムーズに進みました。みんなありがとう!

菅原
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予想外です。

2015-04-01 18:33:45 | 小学生・遠足
遠足翌日、新年度の四月一番に書かせていただくは依里花です!
遠足当日の3月31日は小春日和を通り越し初夏の陽気。最初の目的地・動物園まで行く間で「暑い!もう脱ぐ!」とこぼした小学生は数知れず、元気をポップコーンみたいに弾けさせながら動物園でのスケッチを開始です。
爬虫類館組とキリン&鳥類組に分かれ動くモデル達と葛藤していました。
私はキリン&鳥類組を主に見ていまして、大きくて動き回る動物達をスケッチするのは容易でないため、もう描けない族続出なのでは・・・と予想していましたが、いっぱいに広げた目でモデルを見る小学生達を見て開始早々心配はフッと溶けました。屋外なので人目も多く、自然の熱いスポットライトが照らすアーティスト達の絵に道行く人が食いついていました。「こんなに上手な子見たことない!」と話しかけてくださる女性や、家族で来ていた小学生の男の子も「皆めっちゃうまい!」と叫びながら先に行く家族の元へ走って行ったりして、鉛筆を持った手に一層の力が入っていました。

お昼から美術館の移動は割愛させていただき、私が最も頑張らねばと思っていた美術館鑑賞です。
というのも小学生にして美術館は楽しいのでよく行く!といった話はアトリエ内でもあまり聞いたことがありません。小隊長の学生たちも遠足で企画されていなければ行くことはないといった様子。
だからこそ、この機会に美術館に抵抗感を無くし、楽しいものだと思えるようになって貰いたいと意気込んでいました。
しかしここでも私のツマラナイ族予想はあっさり打ち砕かれて展示室に入った途端蜘蛛の子を散らしたように展示作品に見入るのです。頭上のスクリーンに映されたアニメーションを口を開けて見ながら「なんかこれ気持ち悪い!トラウマになりそうー」とつぶやいたり水彩画の曲線美に「綺麗~!」と漫画のキャラクターのように手を合わせ目を輝かせていました。中学年チームを牽引していたのですが移動するよ、と声をかけると「もう次?」と後ろ髪を引かれるように移動するのです。飽きないようサクサクと見て回ろうと考えていましたが一つ一つに興味を持って面白い!と感じながら楽しんでいたようでした。
例年と変わらぬスケッチ&美術館鑑賞という流れは普段のアトリエの授業以外の場所でも美術は面白いものだぞ!
と、美術は堅くなくて身近で楽しいものだと感じて欲しいという狙いがあります。
今年は歩き疲れて立ち止まるのではなく、面白いと思って立ち止まる、そんな小学生たちが沢山見受けられました。また「美術館は初めて行ったけど、楽しかった」というシンプルな感想もいただき、心から良かったと感じています!
スケッチも、美術館鑑賞も、何度行っても新しい発見があって楽しいものです。
今回行った石田尚志さんの個展は5月末までやっていますので一度でも二度でも是非足を運んでみてください!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

進化するミオス遠足

2015-03-31 16:59:26 | 小学生・遠足
満開の桜咲く3月のパーフェクトデイ、小学生を連れて僕らは遠足に出たのでありました。(南澤)

目的地は動物園と美術館。もちろん、絵描きまくり&鑑賞しまくりを目論む美術学校ならではの文化的遠足であります。
それにしても、晴れ渡る春の日差しに満開の桜。言うこと無しのご機嫌な陽気に足取りも軽い出発です。
さて何度か参加させていただいているミオスの遠足ですが、年々完成度があがっているようです。まず児童3~4人ずつに割り当てられた、中学生から高校生のミオス在籍者による小隊長システム。先生達はその何組かを統括するだけでよいのですから、もう満州帝国の関東軍顔負けの組織力です。横浜の街を士気高く行進して、たどり着いたのが、最初の目的地、野毛山公園。



この陽気と桜のせいでしょう、かなりの混雑。記念撮影ポイントも、海兵隊の上陸作戦を彷彿とさせる奪い合いです。(写真はミオス師団)
お絵描きのほうはといえば、(ゴージャスな虎とかライオン描きたいタイプ班)と(ワニとか爬虫類好きのタイプ班)に分かれて行なわれました。
僕はライオン組に参加いたしましたが、肝心のライオン君は気候にやられたのか情緒不安定で、モデルには失格。ここではオバラ師団長の迅速な英断により、(でもホントはキリンとかフラミンゴみたいな優しい動物と触れ合いたかったタイプ班)に衣替えして事なきを得るのでありました。



お絵描き中、実にいろいろな団体とも遭遇いたしました。揃いのバンダナも可愛い(子ども英会話学校チーム)なんてのもキリンを囲んでおりましたが、最前線で強力な陣地を形成している我が師団の前に、戦意喪失気味に退散してゆきました。ご免あそばせ~です。
それにしても、満開の桜を背景に闊歩するキリンの姿は、どことなくシュールな趣きで悪くありません。

絵の内容のほうは続く先生方にお譲りするとして、次はお待ちかねの昼ご飯を食べに、園外の原っぱへ。
恒例の食後のおやつ交換では、「タカミ先生にはこれだろうなーと思って」と女生徒に羊羹を渡されますw 駄菓子にいささか閉口気味であった僕は涙を流しました。
さて通常ですと、ここで恒例の「地獄のフィジカル消耗作戦」で騒ぐ生徒の生気を一網打尽にしてからの美術館鑑賞なのですが、都合の良いことに、ここから向かう横浜美術館へはかなりの道のり。街中を強行行軍することで其れに換えました。一石二鳥、ここも進化しております。

美術館では、気鋭現代美術家石田尚志による大規模個展を鑑賞です。僕は思わず解説も放り投げて作品鑑賞に没頭してしまいました。複雑な線や陰の織りなす映像作品群はとても美しく、前回の地味な木版画に比べて子供達にも刺激になったのではないかと思われます。ちゃんと引率してくれた小隊長さん達に感謝!



すべての目的を終え、帰路につく頃でも学生ボランティア達の奮闘は続きます。子供達の話題や悪戯にも上手に対処している彼らの成長ぶりを観ていると、調子のわるい児童をおぶっているはずの僕の足取りも、なんだか行きよりも軽くなったような気がするのが不思議な春うららな一日なのでありましたー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠足下見

2015-02-17 20:02:55 | 小学生・遠足
エリカ先生はこの後、引っ掻かれました(ガラス越しに) 虎も寝ているようで唸っています

本日スタッフと学生ボランティア8人で、雨交じりの寒空の下【春の小学生・学生スケッチ遠足】の下見に行って参りました。
今年は横浜市立野毛山動物園で動物をスケッチした後、横浜美術館で 画家/映像作家・石田尚志さんの“ドローイング・アニメーション”(ムーヴィングピクチャー 動く絵)という現代美術を鑑賞しますので、集合時間の通りに駅を出発し、手分けして空いている車両・改札を探し、安全な道を探り、注意する場所を確認し、描き易い動物を見回り、最後に美術館のキュレーターの方に話を伺ってきました。
動物園では、ズーラシアから移動してきたばかり(一戸建てから無理矢理1Kのアパートに引越しさせられた感じ?)のメチャクチャ機嫌の悪いライオンに威嚇されまくり、スタッフ一同大人気なく大興奮でした!これは小学生達喜びそうです!また、爬虫類館が改装され「ここは銀行か?」という程美しくなっていました!もちろんワニも亀もヘビも見やすい!いい作品が期待できそうで、今から楽しみです!
小学生、学生の皆さん、ぜひ参加してね!   オバラ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日も晴天なり!!

2014-04-04 20:16:20 | 小学生・遠足
Ensoku7
すっごいいい天気!!!

どうも幸介です!今年も例年どおりの快晴となりまして、張り切って遠足へ行ってまいりました!!今回は近場という事もあり、電車での移動などのストレスはほとんど無かったように思います。毎回小学生クラスの遠足の課題として、「美術館を大人しくしっかり観覧する」というものがございます。移動などで疲れきっていますと、美術館は比較的静かに観覧する事が可能なのですが、なんせ今回は近場です。そこで今回の遠足で登場したのが「大縄跳び」!!先のブログで先生方も触れてはおりますが、これで無駄な体力を使いきってしまい美術館は大人しく見てもらおうって魂胆ですね。この作戦はなかなか成功したのでは無いかとは思いますが、縄跳び一つで永遠に時間をつぶせるんじゃないかってくらいのノリっぷりに、小学生の真髄を見た気がいたします。

Ensoku20149
海辺で食べる弁当は良かった!

毎回毎回お昼ごはんタイムは、別名「聖徳太子タイム」といっても過言では無く、もう妖怪ウォッチの話やらモンハンの話やらをごちゃまぜにして聞くのですが、ことしはお昼ごはん後の縄跳びに心奪われた生徒が多かった為か、わりと負担が少なかったように思います。縄跳びってすごい!!こりゃどうりでどこの小学校にも大縄跳びが置いてるわけだ!!なんて感心いたしました。

そしてスケッチですが、今回は趣向を変えて、油性マジックを使用!ペン画ですので、こういうごちゃごちゃとした船のデティールを描くのには向いていますね!線でクッキリと船のラインを追いますので、線画だけでも見栄えがいいですね。英語でサインでも入れれば、色彩がなくとも素敵に飾れるんではないでしょうか。

Ensoku20148
男子が重なりすぎて幸介先生がどこにいるのやら…

この女子と男子の温度差たるや(笑)。さて、美術館講習ですが、僕は高学年担当ということで「まぁ大丈夫だろ高学年だし」なんて考え小5~高3までの24人を引き連れて周りました。しょっぱなから小5の問題児に「恋人モードで美術館まわろ!」と宣言されて(※男子)の観覧となりましたが、彼の将来を案じつつ、かつ他の皆にも木版画の奥深さを感じてもらおうと、作品の制作された時代を追って説明しながら周りました。

美術館で興味深かったのは、大震災や原発事故の影響を受けて制作された絵です。嫌な記憶、つらい記憶を作品にしなければならないのか、その意味は何なのかを皆に問うたところ、新美大1年生の生徒が「事実を風化させない為、実体験として身に残らない人々にも伝える為、こういう辛いことを見ることで今の生活がどんなにめぐまれているか知る為」と答えてくれました。日々過ごしていると、忘れがちなことも山ほどあります。特に若いうちは目まぐるしいでしょう。アトリエに通う彼らからこんな答えが導きだされて、いたく感動です。今回の美術館講習は実りあったな、と感じました。

遠足後の打ち上げで公園やアトリエで生徒数人と柔道(プロレス?)をしたせいか、いつもより近場で楽なハズなのに、例年以上に体のいたるところに痛みを覚える結果となりましたが、みんなは今回もきっと記憶に残る楽しい遠足になったと思います!遠足に参加してくれたみんな、ありがとうございました!!

田中幸介

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本丸と横浜美術館

2014-04-04 01:53:35 | 小学生・遠足
遠足のレポートです。  (南澤)


Ensoku2014

僕は仕事で徹夜あけ。顔面蒼白フラフラでの参加となりましたが、ベイビー達はいつもどおりの絶好調。彼らの奇声が体調不良にこたえます。横浜へ向かう車内で、そんな指導放棄の姿勢を見知らぬオバちゃんに見抜かれて、いきなり僕が注意を受けました。更に悪い事は重なるもので、携帯電話には仕事のクレームが鳴りっぱなし。だめ押しにメールで10年前に発売した照明の詳細説明を車内で迫られる事態に。もはや遠足どころではありませんでしたが、ここは気合いです。血走った目をサングラスで誤摩化してiPhoneをこねくり回します。
そうこうしている内に、我が師団は横浜港に到着。日頃どうでもいいウンチクをひけらかしている罰が当たり、日本丸の説明を担当する羽目になりましたが、全くシドロモドロの体たらくでありました。

Ensoku20144

さあ生徒達に日本丸をぐるりと囲ませて、お絵描きの開始です。今回は油性サインペンと水彩での作品づくり。快晴の中、独り妙な汗をかきながら生徒の絵を廻ります。結果はというと、サインペンが船の描写にマッチして中々の出来映えとなりました。詳細はいずれ他の先生にブログで発表していただきましょう。

Ensoku20145

お絵描きが終わると、お昼ご飯、そして美術館鑑賞にむけて恒例の児童の体力消耗作戦であります。港のスペースを考慮して、今回は長なわ跳びで垂直方向に疲弊させる策をとりました。やり過ぎて美術館で吐かれるとこれまた面倒なので、そのへんに熟達した人材を振り向けます。ミオスの本領が発揮される瞬間であります。

Ensoku6

美術館では、別室にて事前にキュレーターのおねえさんに解説をしていただいてからの鑑賞となりました。入場前にすかさず小原先生が「気持ち悪い子がいたら手を挙げてー」と、生徒の体調管理に余念がありません。僕は思わず手を挙げそうになったのですが。笑

まあ地味な内容の木版画の鑑賞でありましたので、デタラメな説明も早々に切り上げ、最後に我が1個小隊は常設作品と戯れながら記念撮影で幕をおろしたのでありましたー。(おわり)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横浜の桜も満開でした

2014-04-02 05:06:00 | 小学生・遠足
Ensoku20141
オバラです。小学生50人+中高生12人+スタッフ&看護師7人の総勢69人の大移動(電車の中で南澤先生だけが、声&図体がデカすぎて?おばちゃんに怒られてました!)、遠足紹介第2段!

今年は風景画でなく、大型の乗り物『船』のスケッチをマジックペンで描かせた為、いつもと違った迫力ある作品です!ご紹介します♪
Ensoku20142




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小学生の遠足

2014-03-11 22:46:56 | 小学生・遠足
2014_2オバラです。今日は授業の前にスタッフ皆で、遠足の下見に行ってきました!
遠足本番当日の曜日、集合時間に下見開始。車両別に分かれて電車に乗り、どの車両がどの駅で混むか、間違えて降りないように降車率が高い車両も避けよう、や、移動中危険のない場所ではしゃがせメリハリつけて絵を描かせよう、や、美術館で落ち着いて鑑賞できるようお弁当の後はこんな遊びで体力を消耗させては?、など、1日掛かりでじっくり現場でミーティング。真面目にしっかりやります!
私達、普段いい加減にノリで授業をやっているように見えますが、準備や試作など結構ちゃんとしていることが証明されるでしょ!?ヌハハハ!って、当たり前か…
今年は【帆船日本丸】を油性マジックと水彩絵具でスケッチします。
横浜美術館で【魅惑のニッポン木版画展】を鑑賞します。
小学生クラスの皆、お楽しみに!学生クラスの諸君、しっかり後輩の面倒を見ておくれよ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠足報告ラスト

2013-03-30 01:15:00 | 小学生・遠足
Ensoku2
この人数では横断歩道も1回の青信号では渡りきれません!

Ensoku15
行きの道すがら、遊歩道で。まだどこに連れて行かれるかもわからなくて、表情も硬いかな?

Ensoku14
もう、この写真だけで説明いらず。誰か酒持ってこーい!

Ensoku16
集合してから1時間半掛かってスケッチ場所の吊り橋に到着。道中ハシャギ過ぎて11時なのに「ここでお弁当?」の質問続出。
Sakura
オバラです。お陰様で今年も3万円がまんまと保険会社の利益になるという無事故記録を更新させることができました。
よくまぁこれだけ暴れさせて怪我も迷子もなく終了するものだと、毎回感心します。(転んだり鼻血が出たりはご愛嬌。)
何しろ行進が滅茶苦茶。歩いている最中はクラス分けも無視。60人が前後左右上下自由自在に、川に降り木に登り桜の花びらで髪飾りを作りながらハチャメチャに進みます。お行儀良く充実したスケッチ制作させる為に、外部の人に迷惑掛けなければなんでもアリとばかりに、こちらもわざとけしかけたりして。
お弁当後のバトルロワイヤルもその作戦の一つ。野蛮な肉弾戦に見えて実は頭脳派な講師陣が仕掛けたゲームなのですよ、フフフフフ。
なんて余裕こいて言っていられるのも、ノリのいい若い講師と、中高大学生のボランティアの活躍あってこそ!
お蔭で斬り込み隊長の役は少なくて済み、裏方の仕事に従事できました。毎年お弁当を食べないで動き回って働いている事を生徒達に知られないで済むのも、他の先生達が派手な働きで目眩まししてくれてるからです。
そんな先生達を手伝ってくれた学生諸君、ありがとう!
参加してくれた子ども達、楽しませてくれてありがとう!
信頼して預けて下さる保護者様方、ありがとうございました!
これにて小学生遠足の報告を終わります。
最後に、長い間遠足ブログにお付き合い頂いた読者の皆様、ありがとうございました!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕の筋肉痛の代償は

2013-03-29 05:11:00 | 小学生・遠足
Ensoku12

どうも!毎度おなじみ、晴れ男の幸介です!!今年は砧公園&世田谷美術館まで行ってまいりました。

201303291

今年の遠足は小学生60人ほどの大所帯に、引率の講師陣が例年より少ないということで少々の不安もございましたが、ほんとにもう一週間分ぐらいの体力を出し切ったんじゃないかと思うほど体を酷使いたしまして乗り切りました…

201303293_2

僕は吊り橋の上でのスケッチ部隊の担当だったわけですが、人が通るたびにゆらゆら揺れる橋の上でのスケッチは、それはきっと彼らの心の中にも興味深い経験として残ったんではないかと思います。

昼食の時間は例年のごとく大勢の男子に囲まれて食事をしましたが、スケッチの話・お菓子の話・モンハンの話・ジョジョの話などを一手に引き受け、完全に脳内は小学生そのものでした。じつはここだけの話ですが、ひょっとして自分の脳は小中学生として遠足に参加しているのではないかと思う瞬間もあったりして…

今回一番のミステイクですが、昼食後の遊びの提案として「俺が頭に風船をくっつけて逃げ回って、割った人が勝ち!ってやったら生徒の皆も思い切り走りまわるんじゃない!?」と考えて実行したことでしょうか。大人になってこんなに全力疾走するものか、と思うほど走らされました。そして走り回った後に希望の生徒数名をジャイアントスイングしたんですが、こちらも体力を酷使する技でして……走って転げ回った僕は息も絶え絶えで土と芝生まみれ、それを見た中高生の生徒がそっと汚れをはらってくれたのが思い出です。

201303292

帰りの道中も賑やかそのもので、賑やかならまだしも「こうすけ先生・29歳独身の歌」などという失礼な歌を作詞作曲されて合唱されたり、何の前触れもなく鼻血の出る生徒がいたり、乳歯を抜いて見せにくる生徒がいたり、学校の先生を僕に紹介して外堀を固めてこようとする生徒がいたりと、なかなか普通に生活していたのでは出会えない突拍子もない出来事の連続です。これが小学生クラスの醍醐味ですね。脳が休む暇が無いのです。

そして私事ではありますが、今回の遠足は行きに僕のズボンが破けたり、まさかの寝坊をしかけて運良く朝に僕を起こしに来た中高生の生徒達に弁当を作ってもらったりと反省点が多くあったのですが、これは自分が厄を全部請け負ったんだ、それで遠足は成功したんだと勝手に思っています。

毎度のことながら、騒がしくも楽しい道中・暖かい陽のもとに描くスケッチ・おかずと駄菓子が入り乱れるお昼ご飯・昼食後の大運動会・打って変わって真摯に観覧する美術館と、リズムの良くメリハリの利いた遠足になったのではないでしょうか。

きっと生徒の皆の心にピンポイントで残っているのはスケッチや美術館よりも、道すがらの会話だったり皆で食べるお昼ご飯なのだろうけど、全部ひっくるめて楽しい遠足が思い出になっていると良いなと思います。皆が参加してくれて、こういう時間を提供できるということはなんて楽しいことなんだろう!と感じています。毎年翌日の激しい筋肉痛のことは忘れて楽しい記憶だけが残り、「また遠足行きたい!」と思ってしまうのは出産の心理にも似ていますかね?それはともかくまた来年にも期待してもらいたいと思います!

田中幸介

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする