拓也です。
まずは毎年ボランティアで参加して下さるチケット制の優さん(都内の大学病院に勤める看護師さん・ミオスの遠足は看護師付きとは安心ですね!)から遠足報告見本のような文章を送って頂いたのでご紹介させて頂きます!
『今年も晴天、遠足で雨無しのジンクスは今年も健在。それも、丁度桜が満開!見頃の時期の、まさに遠足!スケッチ日和となりました。
砧公園では、桜や吊り橋を各々好きなように描きました。普段とは違うリアルな景色、匂い、音。部屋の中では味わうことの出来ないスケッチが出来たのではないでしょうか。
そして毎年恒例のお弁当&おやつ交換!フリスビーを追いかけ、幸介先生を追いかけ、走り回り……子ども達の無邪気な笑顔が素敵でした。
美術館では一転、静かにデザインを鑑賞。ちょっと難しかったかな?と思いましたが、四月からのケーキボックスのデザインにどう活かせるか、今から楽しみです!
誰一人怪我することなく無事に終えることの出来た遠足。
毎年思いますが、やっぱり楽しいですね。普段とは違った環境や子ども、絵が私を癒してくれました。今年は1年生がいつもより多くちょっと大変かなと思いましたが、自分も案外楽しめました~!来年また、皆の笑顔と素敵なスケッチに出会えるのを楽しみにしています!
優』
優さん、社会人なのに毎年参加して頂き、本当にありがとうございます!

さて今週水曜日の遠足でのスケッチ、今日は気になったものを取り上げようと思います。
一枚目はこちら
当日は桜がとても綺麗に咲いていました。こちらの作品は非常に動きのある桜の絵が描けています。
写真と違い風や温度を強く表現出来るのも絵ならではです。
枝を丁寧に追って、濃淡で表現しようとしている事がうかがえます。
桜の花というとピンクのイメージが強いせいかピンク一色でべったりとした印象の絵になりがちですがこちらは濃淡や点描を上手く取り入れそれを回避しています。芝生面の黄色も絵に深みを与える役割を担っています。
スケッチに行き実物を前にしたからこそ描ける魅力ある作品になったと思います。
二枚目はこちらです
こちらは公園の滝を描いた作品です
桜を尻目に川を集中して描いてします大人びたセンスには驚かされました
非常に色彩豊かに描かれています。
滝が落ちるところのハイライトなどに気がつかわれていて水の動きが良く表現されています。
無彩色の中に鮮やかな色をちりばめる事で春の芽吹きも感じます。良くモチーフを観察したからこそ描けた絵になっていると思います。

このようにアトリエでは描けない、屋外の生のモチーフをみる事で躍動感のある絵が描ける事も屋外スケッチの魅力ですね。
五感で感じるからこその良い絵に仕上がったと思います。

今回僕は初めて遠足に参加しました、まさか自分がこの年になって遠足に参加する事になるとは夢にも思いませんでした。大人目線での遠足は本当に新鮮でした。遠足に参加する事で気がついた事なのですが。それは子供達の距離感です、遠足当日に僕はアトリエにお弁当を忘れてしまいうちひしがれていたところ、生徒達が「しょうがないなー、僕の、私の、お弁当分けてあげる」と口々に言ってくれました。実際お弁当の時間は多くの子供達が僕にお弁当やお菓子をくれました。そして帰り道歩くのがおっくうな程周りを生徒に囲まれてしまいました。美術館でも生徒達は難しい絵を前に僕の話を興味津々に聴いてくれました。これは大人の社会では中々起こりえない事だなーと思いました、やはりいろいろな壁や距離感を作り出してしまう事が多いからです。ですが子供達はそんな物をいとも容易く突破してしまうのです。衝撃でした。彼らは容赦なく好きか嫌いかで人を判断します。そして好きであればとことん歩み寄ってくれるのです。そのシンプルさと子供達のエネルギーにとことんやられましたが、遠足終了後は心地よい疲労感が体を包みました。本当に良い時間でした。
まずは毎年ボランティアで参加して下さるチケット制の優さん(都内の大学病院に勤める看護師さん・ミオスの遠足は看護師付きとは安心ですね!)から遠足報告見本のような文章を送って頂いたのでご紹介させて頂きます!
『今年も晴天、遠足で雨無しのジンクスは今年も健在。それも、丁度桜が満開!見頃の時期の、まさに遠足!スケッチ日和となりました。
砧公園では、桜や吊り橋を各々好きなように描きました。普段とは違うリアルな景色、匂い、音。部屋の中では味わうことの出来ないスケッチが出来たのではないでしょうか。
そして毎年恒例のお弁当&おやつ交換!フリスビーを追いかけ、幸介先生を追いかけ、走り回り……子ども達の無邪気な笑顔が素敵でした。
美術館では一転、静かにデザインを鑑賞。ちょっと難しかったかな?と思いましたが、四月からのケーキボックスのデザインにどう活かせるか、今から楽しみです!
誰一人怪我することなく無事に終えることの出来た遠足。
毎年思いますが、やっぱり楽しいですね。普段とは違った環境や子ども、絵が私を癒してくれました。今年は1年生がいつもより多くちょっと大変かなと思いましたが、自分も案外楽しめました~!来年また、皆の笑顔と素敵なスケッチに出会えるのを楽しみにしています!
優』
優さん、社会人なのに毎年参加して頂き、本当にありがとうございます!

さて今週水曜日の遠足でのスケッチ、今日は気になったものを取り上げようと思います。
一枚目はこちら
当日は桜がとても綺麗に咲いていました。こちらの作品は非常に動きのある桜の絵が描けています。
写真と違い風や温度を強く表現出来るのも絵ならではです。
枝を丁寧に追って、濃淡で表現しようとしている事がうかがえます。
桜の花というとピンクのイメージが強いせいかピンク一色でべったりとした印象の絵になりがちですがこちらは濃淡や点描を上手く取り入れそれを回避しています。芝生面の黄色も絵に深みを与える役割を担っています。
スケッチに行き実物を前にしたからこそ描ける魅力ある作品になったと思います。

こちらは公園の滝を描いた作品です
桜を尻目に川を集中して描いてします大人びたセンスには驚かされました
非常に色彩豊かに描かれています。
滝が落ちるところのハイライトなどに気がつかわれていて水の動きが良く表現されています。
無彩色の中に鮮やかな色をちりばめる事で春の芽吹きも感じます。良くモチーフを観察したからこそ描けた絵になっていると思います。


五感で感じるからこその良い絵に仕上がったと思います。

今回僕は初めて遠足に参加しました、まさか自分がこの年になって遠足に参加する事になるとは夢にも思いませんでした。大人目線での遠足は本当に新鮮でした。遠足に参加する事で気がついた事なのですが。それは子供達の距離感です、遠足当日に僕はアトリエにお弁当を忘れてしまいうちひしがれていたところ、生徒達が「しょうがないなー、僕の、私の、お弁当分けてあげる」と口々に言ってくれました。実際お弁当の時間は多くの子供達が僕にお弁当やお菓子をくれました。そして帰り道歩くのがおっくうな程周りを生徒に囲まれてしまいました。美術館でも生徒達は難しい絵を前に僕の話を興味津々に聴いてくれました。これは大人の社会では中々起こりえない事だなーと思いました、やはりいろいろな壁や距離感を作り出してしまう事が多いからです。ですが子供達はそんな物をいとも容易く突破してしまうのです。衝撃でした。彼らは容赦なく好きか嫌いかで人を判断します。そして好きであればとことん歩み寄ってくれるのです。そのシンプルさと子供達のエネルギーにとことんやられましたが、遠足終了後は心地よい疲労感が体を包みました。本当に良い時間でした。