
個性的な色彩センスが光る作品です。なかなか水彩絵具でここまで強烈な印象を与える色使いはできないので、山崎さんにはデッサン力がどうの・・・など小さい事は気にせず、このまま極めていって欲しいです。
以下、ご本人から
野生のコスモスを見て、可憐な花のイメージしかなかった。でも・・・街で売られているコスモスとは違う。
リンとした、主張の強い秋の色。
姉の撮った写真から、絵をおこした。
水彩絵の具の重ねる、ぼかす、にじます、自分なりに少ないテクニックで、改めて水彩絵の具の特徴をつかんだ。
なるだけ細い筆を使わず、腕を大きく大きく動かして、迷いのない気持ちで描いた。
写真から絵をおこす。やっと写真と絵の違いがわかってきた。写真は絵にいらないものまでありのままを写してしまうという事。
写真から絵にする時は、描きたいところだけを意識して、あとは手を抜く(と言うと言葉が悪いのですが、引き立て役に回す)勇気も必要ですね。
オバラ