
「目標は透明水彩の特質を活かし、薄く繊細に塗ること!」と毎回、声高らかに宣言されているのに、なかなか思うところで筆がとまらず、だんだん濃くなってきてしまい、最後には「また娘に、色が濃いって言われちゃうわ~」とおっしゃっています。が、色が濃いとか薄いなど作品のよさにはなんの関係もありませんので、これがご自分の味だと思ってくださればなぁ、と思っています。実際この作品などは、日が暮れ始めた参拝の山道に燈る灯籠の火のぼんやりした明るさをアピールする為に、このくらい濃い絵の具を置かなくては表現できません。
しかし、それでもやっぱり薄く塗るのが目標でしたら、水加減の調節で今年こそ達成しましょう! オバラ