左から 松本 / 石山 / 原 一版多色刷り木版画 / ポスターカラー・黒和紙
お久しぶりです、アカリです。今回は水曜夜間クラスの松本さん、石山さん、原さんの木版画の作品をご紹介いたします。
どこか見覚えのある作品...と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、小学生クラスが行っていた若冲の鳥の一版多色刷りを、なんと大人クラスの方も制作されました!
お三方の制作過程をずっと見させて頂きましたが、一版多色刷りは彫刻刀を使用して木版を彫る腕の力と、美しい線を彫り出す繊細さの両方が重要になってくる作品だと思います。彫り終えた木版に載せる色と、実際に刷って黒和紙に載った出来上がりの色の風合いが変わるのも版画の面白い所ですね。
皆様の作品は、色を何度も試行錯誤しながら作られていたこともあり、やはり色の味わい深さや繊細さがそれぞれに感じられ、小学生クラスでは出すことができない落ち着いた品のある木版画に仕上がったと思います。同じ鶏でも、全く違った雰囲気の作品が出来上がりました。
油絵や水彩などを普段描かれている皆様ですが、今回は彫刻刀でひたすら彫って、彩色したら手早く刷り..と沢山の作業行程があり、いつもとは全く違った新鮮な気持ちで制作されていた事と思います。
新しい事にチャレンジしてみたい方や、息抜きに小学生クラスのカリキュラムをやってみたいなという方は、大大大歓迎ですのでお気軽にスタッフにお声掛けください!