あかり 高1 / 彩希 高2 共に油彩
涼しくなったと思ったらまた暑くなったり、気温に振り回され衣替えのタイミングを測りかねています。ナツメです。先週の木曜日から続いて、学生クラスから2枚の油絵をご紹介します!どちらも猫ですが、「こういう油絵にしたい」という意思を最初から明確にして描き進めたので、全く違う絵になりました。隣同士で制作していたので、見ている方としてはとても面白く比較させてもらいました。
あかり 体を丸めて寝ている姿がなんとも愛らしいですね。体の形に沿って、色を変えながら絵の具を重ねることで、ふわふわとやわらかい毛の密度や質感が良く表現されています。毛並みに限らず、体勢・骨格などもとてもよく観察しており、安心しきって緩んでいる表情もまた魅力的です。バックの壁の模様など、画面全体の色ががセピア系にまとまり過ぎぬようオリジナルで描き加えました。そういったセンスもさすがです。
彩希 バックの壁や床の毛布は、あえて平面的に処理し、デザイン画のような雰囲気を纏わせてみました。この作品の前に平面構成の勉強をしたので、その知識が活かされていると感じます。毛布に落ちる猫の影すらも描かないという英断により、背景に陰影をつけない分、描き込まれた猫がひときわ存在感を放ちました。構ってほしいと訴えかけているのか、吸い込まれるような瞳・こちらに向けた掌の肉球もチャーミングです。
こちらの2枚も今週末のオズフェスタに出品予定です!写真でも十分魅力的に感じますが、実際の作品はさらに素晴らしいのでぜひ元住吉駅まで見に来て下さい。お待ちしてまーす!