モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

変わらない世界感

2010-02-13 01:20:00 | スタッフ講師
St330267壇 「満月」 アクリル

「2度目のアクリルにチャレンジしました。満月の日、もしくは次の日は天候が荒れたり、赤ん坊がさわいだり地球に影響を及ぼすと聞いて思いついた絵です。」

これは土曜クラスの檀さんの作品です。今までは水彩で空想を膨らませた世界を描いていましたが、今回はアクリル絵具をつかっての制作でした。画材をかえると雰囲気も少し変わることが多いですが、檀さんのこの作品、今までの世界感をそのままに、アクリル絵具の良さ(上から色を重ねられる・大胆なタッチなど)が生かされていて、静かな雰囲気の中にも、ダイナミックな形、動きが表現されています!アクリル絵具だと、いくら絵具を重ねても色が濁らないのがイイですね!波の色の変化が美しいです。

この紙は水張りをしていないので、少々波打ってしまいましたが、次回作は、今日新しく水張りをしたので、きっと描き味が良いハズです!

水彩絵具、アクリルで作品描かれる方で、紙がデコボコするのが気になる方は、是非一度「水張り」をしてみて下さい、
水張りの道具はアトリエにもあるので、気になった方はお気軽に講師に声かけてくださいね♪

※水張りとは・・・パネルという、木で出来た板に湿らせた紙をテープで貼付けること。紙が常に張っている状態になるので、水を使ってもデコボコになることが無く、作品が美しく仕上がる。

チノ


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小原グループ展のお知らせ

2010-02-12 19:24:25 | スタッフ講師
Obarakehai小原京美 『気配』 絹本水彩

オバラです。来週から“生き物のいる絵展”という画廊オーナーの若手作家セレクトによるグループ展が開催されます。
私は16(火)、19(金)、20(土)、23(火)に在廊する予定です。
小品を2・3点の出品予定ですが、東京の方へついででもございましたらぜひお立ち寄り下さいませ。

あらかわ画廊
2010年2月16日(火)から23日(火)
AM11:00からPM6:30(日曜休廊・最終日5時終了)
〒104-0031 東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB2F
電話/FAX : 03-3566-5213
●地下鉄 銀座線 京橋駅出口6 徒歩1分

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期待の1枚

2010-02-11 23:10:23 | スタッフ講師
Photo

幼児クラス 年長

幼稚園生にしてこの観察力!
描き始めから仕上がりがとっても楽しみな作品でした。
6歳の彼女は普段からかなりのデザインセンスの持ち主だと感じているのですが、今回の絵画の完成度も高いこと!

道端や庭でよく見かけるパンジー、ビオラ、プリムラ。
色がとても鮮やかで、形もシンプルなので、じっくり丁寧に描いていくと、幼稚園生でも花のつくりが分かりやすく描きやすいモチーフです。

この1枚の絵を見ていると、彼女自身が美しいものを美しいと心で感じながら描いているのではと思います。

あと、1ヶ月半で小学生になる彼女。
小学生クラスでもさらに力を発揮してくれそうな、私の期待を膨らませてくれる作品です。

伊藤



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初油絵に挑戦!

2010-02-10 03:44:00 | スタッフ講師
Osawaabura大澤 油彩
大澤さんの油絵処女作です!
水彩は大体二週で終わらせてしまう早描きの大澤さん、油絵制作もやっぱりハイスピードで、初めてにも関わらず1カ月で完成させてしまいました!すごい!
しかもこの完成度!今回ハイライトの部分を白く盛り上げるように塗り、一週間乾かした後に上から色を重ねると、リアルな光が再現できますが、この技法を使ったおかげで一気にみずみずしさを感じる絵になりました。
水彩でもたくさん描かれていたので、野菜や果物の色や形が自然でおいしそう!本物を見ていただければわかりますが、筆のタッチが油絵初心者とは思えないくらい絵の中で効いていて、楽しそうな様子が伝わってきました。
「油絵はどんどん上に色を塗り重ねられて素晴らしい!」と気に入っていただけたようで、マイ油絵セットをこれから購入されるそうです。
これからおそらくハイペースに生み出される大澤さんの油絵の作品たち、楽しみにしています!

赤尾

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ひたむきな気持ち

2010-02-09 22:23:48 | スタッフ講師
Love小5 女子 『ドキッ!の気持ち』 ミクストメディア

オバラです。1月の小学生のカリキュラム『気持ちの作品』、全員に説明文も書かせました。
ぐはー!たまりませんねー。(読みづらい方、写真をクリックすると大きくなります。)
あまりに純粋なものに触れて、皆さん自分の毒で中毒死しないように…

コメント (4)
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水粘土はご存知?

2010-02-08 05:02:00 | スタッフ講師
20100208_2
さえ 高1 水粘土

どうも幸介です。本日は学生クラスより立体作品をご紹介いたします。

今回のこの作品、「水粘土」を使用して制作していますが、紙粘土や油粘土のようにあまり耳にする機会の素材ですよね。しかし実際は紙粘土等よりも扱いやすく、紙粘土のようにひび割れたりなどが出来にくい非常に優れた素材です。固まっても水をかければ再利用できますし。とはいえ一般的ではないので、美大受験者や彫刻科出身者しか出会うことのない素材です。そんなこんなで、僕はことあるごとに学生にこの粘土を勧めています。

そして今日の画像の「靴」を制作した高1の彼女、いつもはペン画や色鉛筆画などを描いているんですが、いっつも本人も講師も、なんだか作品が出来上がってもしっくり来ていなかったように感じます。しかし今回の作品、本人も「すごい楽しい」と言っていたんですが、ひさびさに温度を持った味のある作品となりました。裏のソールや靴ひもなど、細かいところが見ていて楽しいですね!!彼女はペン画などが得意で他の画材はあまりチャレンジしてこなかったんですが、今回の粘土で新境地が見えそうな気がします。次は粘土で自画像なんかやるのも良いかもしれません。良いところはどんどん伸ばしていきましょう!!

田中幸介

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淡く優しい絵

2010-02-07 23:38:44 | スタッフ講師
Mm武田 水彩

モデルに対する描き手の愛情が伝わってくる気持ちのこもった作品。
モデルの女の子は武田さんの姪っ子さん。
あどけなさ、肌のふっくら感、髪の艶、とても良く表現されていますね!!
水をたっぷり含ませた淡い描写や滲みが絵の雰囲気作りにぴったり。
効果的な配色も効いています。
傘の黄色に対して袖の紫(またはオーバーオールの青)、背景の緑に対して長靴の赤、見事に補色を使い、淡いだけのぼんやりした絵ではなく、完成度の高い絵になりました。

またいつか第2弾として少し成長した姪っ子さんを描いて下さい!!!
密かに楽しみにしています。

只今、武田さんは初めての石膏デッサンに挑戦しています。
大きく全体の形を捕らえ、画面内の構図を意識しながら描かなければならない描き出しに苦戦中。
細かいところに拘らず『大きく観て大きく描く』。この描き方は慣れるまでなかなか大変。
石膏デッサンは静物デッサンと違い、形のくるいが一目でばれてしまう怖いモチーフです。
時間制限はありません。石膏像の骨格を想像しながら妥協せずにじっくり丁寧に『観る力』を養って下さいね!

白石

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新しい技法??

2010-02-06 23:29:23 | スタッフ講師
St330266椎原 「熟成技法」 油彩

チノです。今日は土曜クラス、初油絵チャレンジの椎原さんの作品をご紹介します!いつもは、愛犬のメルルの写真を見ながらのパステル、アクリル画が多かったのですが、今回は、実物のものを見て、見たままの色をのせていきました。クマのポーズ、表情や、「ヘタうま」な形のゆがみがいい味だしてます!

椎原さんのコメント↓

「一ヶ月お休みしていたら次どうすれば良いのか忘れてしまっていたら、完成で良いんじゃないかという事になりました。一ヶ月くらい そうっと放っておくと完成するかもよという技法を発明しました。皆様もどうぞお試しください。」

って、ちょっとちょっとー!と一瞬冷や汗かいてしまうようなコメントですが、一度製作中の絵から離れてみる、というのは確かに冷静に、客観的に自分の絵を見ることが出来るので、行き詰まったときなどにおすすめです。

・・・・・しかし、決してそれだけでは完成しませんのであしからず!笑

椎原さんの場合は、今度来た時に、時計の文字盤の部分に出来る影を「おつゆ描き」で描いて仕上げよう、という話だったのですが、この画風で、あえてやらなくても(リアリティーを求めなくても)良いのでは?という結論になったのです。

現在2作目を制作中です!またまたキャラクターが入り込んでいますが、どんな作品に仕上がるのか楽しみです!

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エーゲ海の風

2010-02-05 20:43:21 | スタッフ講師
Uchidagirisha内田 油彩

花咲く庭を抜けた先にはエメラルドグリーンのエーゲ海が見え隠れ。
木々の間からコバルトブルーの空ものぞきます。
キャンバスの向こうから吹き抜けるあたたかい風が、海のにおいを連れて見る人を誘っているかのよう。
家人によって何回も塗り重ねられ、修理されたのであろう手作り感溢れる柵が開き、走って海に近付きたい衝動にかられます。

この作品、あまりにステキで旅行のパンフレットにありそうな『イメージ画像』にも見えますね。
皆さんもこの絵を前にしたら、一瞬で「ギリシャ行きたーい!」気持ちが刷り込まれてしまうはずですよ。
この場に行った人にしかわからない、空気、温度、湿度、におい、足元の砂の感触までもが伝わってきます。
内田さんは遠くに引越しされてチケット制に変わり、頻繁にはアトリエに来られませんが、それゆえ作品に意欲が溢れています。描きたいムズムズを溜めて、また来て下さいね!

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雪の日の後は・・・

2010-02-04 21:41:17 | スタッフ講師
2010_0202

今週はものすご~く寒い日が続いていますね。アトリエ付近も初雪が降り、こども達にとってはほんの一時でしたがテンションの上がる雪景色でしたね!

ちょうど雪が降った翌日の午前中、親子クラスがありました。
前日までに用意していたカリキュラムを朝の景色を見て急遽変更!めったにない雪の日には、やはり雪をテーマに造形遊びをしたいなと思いました。

新聞紙をクチャクチャに丸めてボール遊びをして、その後2つのボールに書道半紙を貼り付け、白い雪だるまを作りました。
白い雪だるまだけではつまらない!おしゃれな雪だるまにへんし~ん!!

淡い色の短い毛糸をパットの上に敷き詰め、その上を雪だるまを作る要領でボールをコロコロ転がしていくと、ボールに糊がついているので毛糸がくっつきます。

フワフワの雪だるまをさらにおしゃれに、リボンをつけたり帽子をかぶせたり、中にはネクタイ&リボンに魔女風の帽子をかぶせ、「これ、パパ!」と作者は言っているけど、「・・・・」。たしかにお髭は貫禄あるけど・・・。

基本の形から、さらに自由に発想を膨らませて2~3歳児がママと一緒に作った作品です。

伊藤

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テスト

2010-02-03 23:17:00 | スタッフ講師


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雪景色と赤色

2010-02-03 02:49:00 | スタッフ講師
Securedownload_1_4坂元 水彩 色鉛筆 ジェッソ

坂元さんの新作、雪景色に佇む人力車の水彩画です。
グレーや茶色の落ち着いた色味の中にパっと目をひく赤が目立ちますね!
雪がたくさん積もっているため紙の白を残して塗っていましたが、最後にジェッソを上から塗ったことで、雪の厚みがリアルに表現できました。
坂元さん曰く人力車の車輪やパースなどが細かく苦戦されたようですが、金属の細かい部分や木の木目などの細かい部分を色鉛筆で描きおこしたことで、モチーフがハッキリと見やすくなりました!
次は力をつけるためデッサンの課題に取り組まれています。水彩のカラフルな世界に慣れると、モノクロで描く作業は新鮮で勉強になると思います。ぜひ納得いく一枚を仕上げましょうね!
最近の水曜大人クラスは油絵、日本画、デッサン、水彩画と皆さんの挑戦される絵のバリエーションが豊富でとっても賑やかです。生徒さん同士でお話するついでに色々な画材に触れることができるので、気にとまったものがあればぜひ新しい画材や技法にチャレンジしてみてください! 赤尾


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モデルを描く

2010-02-02 19:08:52 | スタッフ講師
Kurokki0911人物クロッキー会のお知らせです。
20分ポーズを5回とも同じ姿勢でとってもらう固定ポーズで、今回は20代前半の女性にモデルをお願いしています。
ミオス生徒さん以外の方も参加していただけます。
アドバイスが必要な方はお申し出下さい。

日時   2月6日(土) 16:00~18:00
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物  スケッチブック、画材etc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600

ぜひ皆様のご参加お待ちしております!

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俺の作品

2010-02-01 20:02:09 | 大人 パステル・色鉛筆・他
Mourikanojo毛利 『奮闘する俺と彼女のシュルレアリスム』 色鉛筆

どうも幸介です。題名からして薄々感づいてくださる方もいらっしゃるかと思いますが、本日はいつもの木曜大人クラスより、毛利さんの作品をご紹介いたします!まずはご本人のコメントからどうぞ↓

「前回(『俺の娘』)に比べると、特に難しかった点はなかったように思います。
15週(3ヶ月半)という、私にしては短い時間で仕上げる事ができました。
むしろ下書きに一番てこずったような。
左目の形が納得いかないのが少々心残り。」

もはや左目がどうとかいうレベルではないくらいの細密描写の今作。髪の毛の流れから出る立体感が美しいですね。前回の作品は人物以外に描き込むべき部分が多かったので大変だった印象がありますが、顔の描写に関しては今回の方がモチーフがより綿密な作業が必要なっています。いつも小さめ(A4ほど)の画用紙に描かれることが多い毛利さんですが、次回はこの描写力をフルに使って大きい絵(B2くらい!?)にも挑戦していただきたいです。

そして、作品を紹介させていただくのも数回目なので、僕も皆様もいつものこの不可思議なタイトルに慣れてきたころかと思います。毎回タイトルに「俺の」と入っていますね。ジブリ映画には必ずタイトルに「~の~」と付くように、ある種のルールというか、自分の作品をタイトルでシリーズ化をするのも良いかもしれませんね!!ということで毛利さんの次の作品は「俺の谷のナウシカ」とか「俺の上のポニョ」なんて良いんではないかなぁなんて思っています!!

田中幸介

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