かながわハーブナーセリー園主のブログ ハーブと暮らす365日

横浜市泉区のハーブ専門のナーセリーです。ハーブ苗、食用ハーブの生産をしています。kanaherb.web.fc2.com

ヒソップ

2015年11月05日 22時54分32秒 | ハーブティーの研究と考察
🍀ハーブ名 : ヒソップ
分類 : シソ科多年草
和名 : ヤナギハッカ
その他の呼び名 :


主要成分 : フラボノイド、タンニン等
効能 : 抗菌、抗ウィルス、呼吸器や気管支の不調改善

🌿味と香りの評価

🌿ハーブティーの色 やや薄い黄色
🌿香り 8
(10段階 1弱い→10強い)
🌿飲みやすさ 7
(10段階 1飲みにくい→10飲みやすい)

※ハーブの味や香りの強さは季節や栽培方法などの条件で変化します。
この感想や評価はあくまでも個人のものです。
ハーブを育てたりハーブティーを楽しむ時の一つの参考にしていただければ幸いです。

🌿全体的な感想
ヒソップをティーにすると、甘さとかすかなほろ苦さを感じるような、ミント類とはまた違った清涼感が口の中に広がります。
これはヒソップの葉や茎にフラボノイド(清涼感)、タンニン(苦味)といった成分が含まれているからだと思います。

やや強めで少しクセのある香りなので、すっきりした香りを好む方はちょっと苦手かもしれません。
自分は大丈夫なのですが😅



🍀栽培について
春から秋の間はよく枝が伸びて育ちます。
真夏の高温多湿に少し弱いので、株が茂りすぎたら枝を切り戻してコンパクトな株にして夏越しすると良いと思います。

対暑性 △
対寒性 △
病害虫 : 風通しの悪い場所で管理すると葉先にアブラムシがつくことがあります。
見つけたら捕殺するか木酢液等で防除すると良いと思います。


🍀この記事に使ったハーブティーのいれ方
ハーブティーに利用できる部位(葉や茎など)5g分を幅1cmほどに刻みティーパックに入れ、400ccの熱湯で5分間蒸らしたものを使用しています。

アーティチョーク

2015年11月05日 22時09分00秒 | ハーブティーの研究と考察
🍀ハーブ名 : アーティチョーク
分類 : キク科多年草
和名 : チョウセンアザミ
その他の呼び名 :



主要成分 : シナリン等
効能 : 解毒、消化促進、利尿等

🌿味と香りの評価


🌿ハーブティーの色 やや濃いめ黄色
🌿香り 5
(10段階 1弱い→10強い)
🌿飲みやすさ 1
(10段階 1飲みにくい→10飲みやすい)
この評価はいつもの分量(フレッシュハーブ5gを400ccの熱湯で5分抽出)でティーをいれた場合です。
評価についての詳細は下部で。

※ハーブの味や香りの強さは季節や栽培方法などの条件で変化します。
この感想や評価はあくまでも個人のものです。
ハーブを育てたりハーブティーを楽しむ時の一つの参考にしていただければ幸いです。


🌿全体的な感想
イタリア料理を中心にヨーロッパで若いつぼみを食用するアーティチョーク。
古くから葉の部分を胃腸や内臓疾患に効果のある薬草として、ティーに利用されてきたようです。

前述したように通常の分量でティーにすると舌がしびれるような、かなり苦い味になります。
これはアーティチョークの葉の部分に苦味成分があり、それが抽出されてしまうのが原因のようです。
苦味を押さえるためには、通常の分量の1/3くらいの分量でかなり薄めに抽出すると良さそうです。
また、ミント類などとブレンドしてみるのも良いと思います。

古くから利用されていただけに、苦味を上手に押さえられれば、薬効の期待できるハーブティーとしての価値は十分にありそうですね。

アーティチョークの花


🍀栽培について
丈夫そうな草姿に見えて、実は夏の高温多湿に少し弱めです。
夏場に地上部が蒸れ、溶けたように無くなってしまうこともありますが、秋になると株元から新しい芽が伸びて復活します。
寒さには比較的強いので、屋外でも特に問題なく越冬できると思います。
対暑性 △
対寒性 ○
病害虫 : 風通しの悪い場所では葉先にアブラムシがついたり、ハマキムシやヨトウムシがつくことがあります。
見つけたら捕殺するか木酢液等で防除すると良いと思います。

🍀この記事に使ったハーブティーのいれ方
ハーブティーに利用できる部位(葉や茎など)5g分を幅1cmほどに刻みティーパックに入れ、400ccの熱湯で5分間蒸らしたものを使用しています。