秋の朝今日の天気をまず読みて
(俳句の季語には時候・天文・地理など多くあります)
1895年8月30日、富士山頂に野中測候所が開設した。
大日本気象学会の野中至が私財を投じて建設したもので、現在の気象庁富士山測候所の前身となった。
富士山測候所は、2004年に測候所が閉鎖されて以降は富士山特別地域気象観測所となっており、自動気象観測装置による気象観測を行っている。
富士山頂気象観測所:1936年、風の観測条件を考えて日本最高峰の剣ヶ峯に富士山頂気象観測所として移設。
これは当時世界最高所の常設気象観測所となった。
高山気象観測を目的に気象観測を行った。
これによって、日本上空を流れる偏西風の謎の解明や高山気象における基礎的データが収集された。
現在は、モンスーン気候の長期的変動を捉えるために、中国南部の山間地に自動気象観測点を国際協力で設置しているが、これらの経験を元にしたものである。
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北海道には21ヶ所の気象台、地域気象観測所、測候所があります。網走にもその一つの気象台があります。
網走の気候:1年を通じて晴天が多く、年間降水量・降雪量は少ない。
海に面するため寒暖差も少なく、北海道としては比較的温暖な気候になっている。
オホーツク海型気候の特色があり、夏の季節風は弱く台風による被害はあまり見られないが、オホーツク海高気圧の北東風が作物の生育に影響を及ぼすことがある。
冬には例年1月中旬から3月下旬までが到来する。
一番暑い8月でも最高平均気温は25℃以下となっているが、日中は30℃を越える真夏日となることもある。
それでも夜は20℃以下まで気温が下がる。
冬の夜はまれに気温が-15℃以下になることもあるが、オホーツク海沿岸は内陸部と比べて冷え込みは穏やかな地域になっている。
網走は、気象庁により都市化の影響が少ない観測地点として北海道の観測地点では根室、寿都とともに日本の平均気温算出地点に選ばれているが、温暖化が著しく特に冬季の平均気温が急激に上昇している。
これには諸説があり、流氷の減少との関連性や観測露場における「日だまり効果」を指摘している説もある。
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昨今は異常気象も頻発していたり、朝ドラ「おかえりモネ」の影響もあるのか気象に関心を寄せる人が多くなりましたね。
気象は地球環境によって大きく変わりますし、地球環境は人間の生き方によって変わりますから、大きな関心を持って生活して欲しいと思います。