また借りてきました。
東京へ行く前に読み始め、新幹線の中で読み終わりました。
そして、帰ってきてまた読みました。
もういっそ、買ったほうがいいかな、こんなんなら。
頑なで不器用で、「恋愛偏差値」の低い"ひとみ"。
メールなら、意気投合するのに、会ってみるとギクシャクする伸とひとみ。
会いたいのに、会えない切なさ。
思い通りに自分が振舞えない、もどかしさ。
昔の自分を見るようで、ひとみに自分を重ねてしまう。
二塁打ナナコのように、かわいく見せることに命をかけるなんて出来なかった。
そんな子もいるんだろうな、と思いつつ、自分に近いひとみについ肩入れしてしまう。
めんどくさいと思いながらも、ひとみに惹かれる伸に好意を持ってしまう。
でも、作者は簡単にはハッピーエンドにしてくれない。
恋が叶っても、それはゴールではないことを示唆する。
お互いの想いを確かめ合い、2人は付き合うことになるのだろうが、先々の困難があることを否定しない。
2人が本当に幸せになれるのは、お互いの違いを理解し、歩み寄り、2人でどんな困難も乗り越えられるようになったときだ。
恋が叶うことが幸せではないことに、若い人は失望するのだろうか。
この物語、中学生の娘にこそ、読んで欲しいと思う。
昔、私が中学生のころ「あしながおじさん」「続あしながおじさん」を読んで、胸をときめかせたときのように。
東京へ行く前に読み始め、新幹線の中で読み終わりました。
そして、帰ってきてまた読みました。
もういっそ、買ったほうがいいかな、こんなんなら。
頑なで不器用で、「恋愛偏差値」の低い"ひとみ"。
メールなら、意気投合するのに、会ってみるとギクシャクする伸とひとみ。
会いたいのに、会えない切なさ。
思い通りに自分が振舞えない、もどかしさ。
昔の自分を見るようで、ひとみに自分を重ねてしまう。
二塁打ナナコのように、かわいく見せることに命をかけるなんて出来なかった。
そんな子もいるんだろうな、と思いつつ、自分に近いひとみについ肩入れしてしまう。
めんどくさいと思いながらも、ひとみに惹かれる伸に好意を持ってしまう。
でも、作者は簡単にはハッピーエンドにしてくれない。
恋が叶っても、それはゴールではないことを示唆する。
お互いの想いを確かめ合い、2人は付き合うことになるのだろうが、先々の困難があることを否定しない。
2人が本当に幸せになれるのは、お互いの違いを理解し、歩み寄り、2人でどんな困難も乗り越えられるようになったときだ。
恋が叶うことが幸せではないことに、若い人は失望するのだろうか。
この物語、中学生の娘にこそ、読んで欲しいと思う。
昔、私が中学生のころ「あしながおじさん」「続あしながおじさん」を読んで、胸をときめかせたときのように。
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