私は、もう10年以上前になるだろうか、女川原発を見学したことがある。
懇切丁寧な説明と、綺麗な現場見学。
靴下一つも厳重に区分して、なるほど、原発はちゃんとしていて安全なのだと、納得安心して帰ってきた。
それ以来、原発は安全なのだと、微塵も疑わずに信じてきた。
観光バス、子供にはお菓子とジュース。お弁当と温泉つき。
それがおかしなことだとも思わず、今となっては、おろかなことだとどうしていいか分からないが。
それは、ともかく。
現実は、厳しかった。
炭鉱労働者から、原発労働者へ。
人は生きるため、仕方なく働く。危険かもしれない、と思っても。
そうやって、命を削って働いている労働者のおかげで、原発が動いているとも知らずに、電気を使っている人々。私もその一人だった。
この本は2003年の刊行。
原発が動き出してからこのかた、こういう被爆労働をしている人たちが居たことになる。表には出ず、権力(国、電力会社等々)によって消された人たち。
今、原発を止めたとしても、使用済み燃料は残るし、廃炉になった原発を管理しなければならないという現実も変えられない。
しかし、新たな原発被爆者は、少なくとも減らせる。
もう、命を削るエネルギーを使うのは、止めたい。
懇切丁寧な説明と、綺麗な現場見学。
靴下一つも厳重に区分して、なるほど、原発はちゃんとしていて安全なのだと、納得安心して帰ってきた。
それ以来、原発は安全なのだと、微塵も疑わずに信じてきた。
観光バス、子供にはお菓子とジュース。お弁当と温泉つき。
それがおかしなことだとも思わず、今となっては、おろかなことだとどうしていいか分からないが。
それは、ともかく。
現実は、厳しかった。
炭鉱労働者から、原発労働者へ。
人は生きるため、仕方なく働く。危険かもしれない、と思っても。
そうやって、命を削って働いている労働者のおかげで、原発が動いているとも知らずに、電気を使っている人々。私もその一人だった。
この本は2003年の刊行。
原発が動き出してからこのかた、こういう被爆労働をしている人たちが居たことになる。表には出ず、権力(国、電力会社等々)によって消された人たち。
今、原発を止めたとしても、使用済み燃料は残るし、廃炉になった原発を管理しなければならないという現実も変えられない。
しかし、新たな原発被爆者は、少なくとも減らせる。
もう、命を削るエネルギーを使うのは、止めたい。
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