長年、教師をされていた先輩のご案内で、ちょっとマニアックな平城京庭園や古墳を巡ってきました。
近鉄新大宮で集合して、古に思いを馳せながらの散策です。
初めは駅から南へと行きました。
平城京左京三条二坊宮跡庭園
平城宮の離宮的な施設か皇族の邸宅だったと考えられるそうです。
園地
保存状態がよく、奈良時代の庭園を知ることができます。
園地は発掘された本物を露出展示だそうです。すごい
建物は復元です。
ちなみに、向こう側の白いビル辺りが長屋王邸跡です。
これまたすごい
奈良市役所で巨大な『平城宮跡復元模型』を見て北へ向かいました。
しかしま~、この巨大ジオラマ、ずっと見ていられる
阿弥陀浄土院跡
光明皇后の一周忌が行われました。
庭園は池を中心に極楽浄土の世界を表現した浄土庭園だったそうです。
次も平城宮の庭園を見学します。
あら
残念、この日は月曜日なので休館日でした
月曜日は休館するところが多いとわかっているのに、あ~あ、うっかりしていました。
東院庭園
休館日なので、中には入れませんでしたが、外だけ見学。
平城宮跡も復元が立派でしたが、こちらも同じく立派です。
中が見たい~。次回のお楽しみ
今回は法華寺にも海龍王寺にも寄りません。
ちょっとマニアックな歴史散歩ですから。
ヒシアゲ古墳
被葬者は仁徳天皇の皇后、磐之媛(いわのひめみこ)とされています。
とても大きくて驚いたのですが、それもそのはず、国内有数の大規模古墳だそうです。
仁徳天皇と言えば、民衆のための政治を行ったことで知られていますが、
困ったことに「恋多き帝」としても有名です。
嫉妬深い皇后は実家の葛城へと帰ってしまいます。
そしてそのままお亡くなりになったということです。
宮内庁から『平城坂上陵』として治定されているヒシアゲ古墳
ウワナベ古墳
被葬者は定かではないですが、八田皇女と治定されています。
こちらも、とても大きな古墳です。
この方、磐之媛の次の仁徳天皇皇后。
…ふ~む、いろいろ複雑ですが、陵はご近所なのですね。
妄想モード突入、これだから歴史は面白い
ウワナベ古墳、コナベ古墳を眺めながらはるか遠くの時代を感じる。
この日、ランチをすることなく、ヒシアゲ古墳近くのベンチでおやつをいただきました。
いつもは食い気に走っているシニアたちですが、
ちょっとマニアックな庭園跡や古墳を巡り、楽しいこぼれ話に聞き入っていました。
それではまた~
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