理想国家日本の条件 さんより転載です。
エボラ実験薬 患者で直接臨床試験
© Photo: REUTERS/Michaela Rehle
中国南部の広東省でエボラ出血熱に感染している疑いが持たれていた43人は、分析の結果、陰性だった。
新華社通信が伝えた。だが広東では、衛生管理の強化が続いている。アフリカ諸国からの入国者たちは、
エボラ出血熱の感染拡大を引き起こす潜在的な危険性を持っている。
広東省では今も3000人以上が、エボラ出血熱に感染している疑いが持たれている。これらの人々は全員、
エボラが猛威を振るっているアフリカ諸国から戻ったばかりで、その後、隔離された。今のところ中国、そして
アジア地域全体でも、エボラ出血熱の感染は確認されていない。しかし中国政府は、エボラの流行が深刻な
脅威を与えていることを認めている。これを受け、アフリカに実験ワクチンJK-05を数千回分送ることが決まった。
JK-05は、中国軍向けに中国の軍事医学アカデミーで開発されたもので、エボラ出血熱の治療薬としての
臨床試験は完了していない。高等経済学院の教授で、エビデンスに基づく医療(EBM)専門家協会の会長を
務めるワシリー・ヴラソフ氏は、現在の状況を受け、中国の医療関係者たちは、必要な場合に、アフリカにいる
中国人に実験薬を投与する許可を得たと述べ、次のように語っている。
「アフリカには中国人が大勢いる。そのため、彼らが第一の保護対象となる。しかし、この実験薬は、実際に
保護の役目を果たすのだろうか?この薬は本当に効果があるのだろうか?それを確かめることができるのは、
臨床試験だけだ。しかし残念なことに、現在、エボラのような致死率の高い病気の治療法に関する質の高い
臨床試験を行うことが大きな問題となっている。少なくとも、いま米国が計画しているワクチンの臨床実験を
アフリカで実施するのは、非常に難しいだろう。」
現在、世界中の大手製薬会社が、エボラ出血熱の治療薬やワクチンの開発に取り組んでいる。
ロシアは、3種類のワクチンを準備した。1つ目は、不活化ワクチン、2つ目と3つ目は、遺伝子組換えワクチンだ。
今後ボランティアによる臨床試験が行われる。なお、世界保健機関(WHO)は、日本の富士フイルムの
グループ会社が開発した薬「アビガン(ファビピラビル)」の使用を推奨した。「アビガン」のエボラ出血熱に
対する臨床試験は行われていないが、アフリカでエボラに感染したフランス人看護師の治療で効果があったため、
今後も使用されることが決まった。少なくとも、悪影響を及ぼすことはない。
リベリアでエボラに感染し、米国の病院で治療を受けていた米国人が今週、退院した。この患者には、米国の
Chimerix社が開発した薬が投与された。この成果は、米国の医療関係者を喜ばせた。しかしヴラソフ氏は、
Chimerix社の薬の効果は実際のところ分かっていないと指摘し、次のように語っている。
「製薬会社は、病気が流行すると大きな利益を得る。これは、病気が流行すると葬儀屋が儲かるのと同じ法則だ。
製薬会社は、エボラ対策に加わった。あらかじめ製造する時間にある程度恵まれた製薬会社もあったが、
実験的に検証するチャンスはなかった。そのため、今あるのはワクチン候補と治療薬候補だけだ。米国で使用が
許可されたものは、有効性が確認されていない。
病気が致命的な場合には、科学的根拠を持たない決定が下されることもある。」
病気の流行で稼いでいるのは、製薬会社だけではない。米国のGiant Microbes社は最近、エボラウイルスの
形をしたぬいぐるみの販売を開始した。「毛の生えたふかふかしたミミズがくねった」ような形をしているぬいぐるみの
価格は10-30ドル。アメリカでは大人気だという。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_10_22/279047331/
【エボラ出血熱】エボラウイルス陽性43人、
流行地域から戻った人を検査 中国広東省
http://hosyusokuhou.jp/archives/40877254.html
2014/10/23(木) 00:00:14.36 ID:???.net
中国メディアが現地衛生当局の情報として伝えたところによると、同国南部の広東省で
エボラウイルスを保有しているとみられる人、43人が見つかった。
露国営メディア「ロシアの声」の中国語電子版が22日伝えた。
広東省衛生・計画生育委員会の陳元勝主任によると、エボラ出血熱の流行地域から
戻った人を対象に検査を行った結果、43人が陽性だった。
今年8月23日以降、世界で最も危険とされるエボラ出血熱の流行地域から広東省に
戻った人は8672人。広東省広州市で22日に始まった中国輸出入商品交易会
(広州交易会)の第2期では外国から多くの人が訪れるため、現地当局は入国者の管理を
厳しくし、ウイルス感染の防止に努めることを決めた。
現地メディアは「中国ではまだ、エボラ出血熱の症例は確認されていない」と強調している。![]()
(編集翻訳 恩田有紀) Xinhua.jp 2014年10月22日
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/399145/
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/141021/wor14102122510036-n1.html仏医療チーム、ギニアで日本の治療薬の投与試験開始へ
フランスの国立保健医療研究所は21日、西アフリカ・ギニアでエボラ出血熱の感染者に
日本の製薬会社が開発したインフルエンザ治療薬を投与し、効用などを調べる試験を11月中旬から
開始すると発表した。
薬は、富山化学工業(東京)開発のファビピラビル(販売名・アビガン錠)。フランスではエボラ熱に
感染した女性看護師がファビピラビルなどを投与されて治癒。その効果に注目が集まっていた。
同研究所のミュルグ副所長はファビピラビルの試験について「最初の対象者は少数。年内には
結果を得たい」と話した。エボラ熱への効用や一定量以上を投与した場合の人体への影響などを調べるという。
同研究所はファビピラビルが「大量生産できる態勢で、副作用への懸念が少ない」ことなどに注目し、
9月末の時点で、11月にギニアで感染者に実験投与する計画を明らかにしていた。(共同)
ノロウイルスにも効果か 日本のインフル薬、英研究
2014年10月22日
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014102201000821.html
ノロウイルスにも効果か 日本のインフル薬、英研究2014年10月22日 09時42分
【ロンドン共同】富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が開発し、エボラ出血熱への
効果があるとされるインフルエンザ治療薬「ファビピラビル」(販売名・アビガン錠)について、
英ケンブリッジ大の研究チームは21日、ノロウイルス対策にも効果がある可能性があるとする
論文を発表した。ロイター通信が伝えた。
研究はまだ初期段階ながら、マウスを使った実験では、ファビピラビルの投与によってノロウイルスの減少が見られたほか、検出されなくなったケースもあったという。投与によりウイルスが自己破壊のプロセスに
入り、減少につながるとしている。