箴言集 人生の言葉 大川隆法著 より
人生への言葉㉙ 「被害意識」の強い人は、「復習の人」になろうとしているのだ。
「目には目を、歯には歯を」と言う言葉がある。
愛の地球に生かされている人間としての本来の意味は、
償いの言葉なのだ。同じところを自分で傷つけて償うことである。
そんな反省をする敵を許すことが、愛に生きる人間だと、造物主エルカンターレは教えている。
しかし、被害を受けた方は、目を傷つけられたから相手の目も同じ傷を与えることが当たり前で正当な考えだとするのだ。
被害を受けた人は、加害者に「同じ被害」を受けて償って欲しいと思うのが普通である。
法律では私的な裁判いわゆるリンチを禁じている。これは怒りで公平な判断ができないからである。しかし、裁判によって判決が出ても、許さない気持ちが残る場合が多い。殺された場合などは、相手は死刑ではないからである。つまり同じ被害を与えない判決だからである。
一旦は、法治国家として結論はでているのだが納得のいかない人は、
判決以上の償いを要求する、そしてこの要求を正当化するために、自分の被害を大きくとらえるし、憎しみを倍増させる。「不当な判決!」として復習の人となる。
多数の賛同を得るために、被害者意識を高めて「自分の正当性」を強く訴える。
これが「復習の人」となって行く理由であろう。
死んでもあの世で会えるのだ、だから許せるのだ。
これが霊界の真実であり、その教えは宇宙や地球や人間をも作られた造物主エルカンターレの教えです。