箴言集 人生への言葉 大川隆法著 より
人生への言葉㉕ やたらと「平等」を持ち出す人は、人生の失敗者である。
仏教用語に「平等即差別、差別即平等」がある。
結果(現在の待遇)を平等に扱うことは差別になり、差別すれば平等になる、との教えです。
これは努力を評価して扱う事です。
因果の理法に照らすと、努力に応じて結果が変わることが真理です。
この努力に応じて評価することが「公平」です。
従って、努力を無視して扱えば「平等」になり、
結果が悪ければ、努力が足りなかったのです。
あるいは悪い結果から学ぶべき事が分からなかった人達が
結果平等を言うのです。
チャンスを同じに扱うのが「平等」です。
結果まで平等にしたらいけません。
どの人の結果が違っても、同じに扱うのが「平等」のようですが、
結果の「差」を無視したことと同じになります。
結果の「差」を正しく判断するのが、「公平」です。
努力少なく成功することは「楽」をすること、「怠ける」ことになります。
従って、努力の大きさによって、結果が違って現れるのは自明の事ですね。
このことを知らずに結果を「平等」に扱えと言う人は、
人生の失敗者になります。
ま、同じ労働で賃金に差があるのは「平等」でなく「差別」だと
言い張るのは、社会主義者です。マルクス主義者です。
生産する労働時間は同じでも、生産したものが売れなければ対価は少なく、
労賃も少なくなります。それを同じに扱えと言うのは、売れる努力をしなかったことを無視しています。
一生懸命に努力しても、その結果を活かさない組織に属している限り、
発展する組織にはならないのです。
個人は努力しても組織は努力しないのですね。
こうした「公平」な見方や考え方をする人は、
人生の失敗者にはなりませんね。