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憲法の九条や
改正しやすくするための九十六条がニュースになっているが
ほかにも注目すべき条文がある。
たとえばね・・・
「第十一条
国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。
この憲法が国民に保障する基本的人権は、
侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる」
...
「基本的人権の尊重」だね。
で、もっと強く語り掛けているのがこれだ。↓
「第九十七条
この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、
人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、
これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、
現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」
条文というより、「誓い、決意」だ。
しかし自民党草案からは、
これに該当する部分が消えていて物議を醸している。
九十七条を削除するなんて!と。
ただ、冷静に読んでみると十一条も消えており
これらの条文は、自民党草案では
次の文章に「統合」されている・・・といったところだろうか。
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、
国民の不断の努力によって、保持しなければならない。
国民は、これを濫用してはならないのであって、
自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚しつつ、
常に公益及び公の秩序に反しないように自由を享受し、権利を行使する責務を負う」
どやさ。
(↑いくよくるよ師匠の言葉から引用)
ここで、ポイントだと思うのは
自民党草案では主語が
「国民」になっていること。
それを踏まえて
次の現行憲法を見てちょーらい。
第九十九条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、
この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ
・・・お気づきでしょうか?
これ、主語に「天皇」や「国務大臣」「公務員」などが入っているのに
なぜか「国民」が入っていない。
その「理由は」何か。
それはね、
憲法は国家権力を縛るための法なので、
本質的に「国民が守る」法ではない!
改正しやすくするための九十六条がニュースになっているが
ほかにも注目すべき条文がある。
たとえばね・・・
「第十一条
国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。
この憲法が国民に保障する基本的人権は、
侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる」
...
「基本的人権の尊重」だね。
で、もっと強く語り掛けているのがこれだ。↓
「第九十七条
この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、
人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、
これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、
現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」
条文というより、「誓い、決意」だ。
しかし自民党草案からは、
これに該当する部分が消えていて物議を醸している。
九十七条を削除するなんて!と。
ただ、冷静に読んでみると十一条も消えており
これらの条文は、自民党草案では
次の文章に「統合」されている・・・といったところだろうか。
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、
国民の不断の努力によって、保持しなければならない。
国民は、これを濫用してはならないのであって、
自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚しつつ、
常に公益及び公の秩序に反しないように自由を享受し、権利を行使する責務を負う」
どやさ。
(↑いくよくるよ師匠の言葉から引用)
ここで、ポイントだと思うのは
自民党草案では主語が
「国民」になっていること。
それを踏まえて
次の現行憲法を見てちょーらい。
第九十九条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、
この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ
・・・お気づきでしょうか?
これ、主語に「天皇」や「国務大臣」「公務員」などが入っているのに
なぜか「国民」が入っていない。
その「理由は」何か。
それはね、
憲法は国家権力を縛るための法なので、
本質的に「国民が守る」法ではない!
・・・から。
(この考え方を
(この考え方を
『リッケンバッカーほしいなあ』
・・・じゃなくて、
『立憲主義』といいます)
翻ってみたときに
今回の総理発の
96条改正論議ってのはどうでしょう。
改憲、護憲は「命」や「将来」に大きく影響するので
それぞれの立場で議論するのはいいことです。
互いを全否定するのではなく
互いの意見をよく聞くのが大切です。
でもね。
・・・じゃなくて、
『立憲主義』といいます)
翻ってみたときに
今回の総理発の
96条改正論議ってのはどうでしょう。
改憲、護憲は「命」や「将来」に大きく影響するので
それぞれの立場で議論するのはいいことです。
互いを全否定するのではなく
互いの意見をよく聞くのが大切です。
でもね。
立憲主義に基づかない今の議論。
スタートがあっているのかどうか
スタートがあっているのかどうか
一度立ち止まって
考えてみてもよいと思うんだ。