信号待ちの車内から撮った写真をトリミングしたものなので、とてもお見苦しい写真で申し訳ないのですが、滅多に見られない景色だったのでつい一枚。
写真の城は名古屋城。金のしゃちほこが近く何年かぶりに地上に下ろされるということで足場?が組まれています。
明治時代だったか、このしゃちほこの鱗を盗んだ奴がいたそうで、そのときはもちろん今のような鉄筋コンクリート造ではなく木造。修理か何かで足場が
組まれていたので、まんまと盗んだものの売ろうとしたところ捕まったという話を、ラジオの「今日は何の日」で毎年のように聞きます。
ちょうど城をバックにして写っているのが、名古屋城を築城した西国大名のひとり、加藤清正。
ヘアカットに行くとき、私は毎度少し遠回りになるのだけれど、名古屋城周辺の雰囲気が好きでわざわざこのルートを通ります。
名古屋城を木造で造り直す計画がありますが、さてどうなるんでしょうね。コロナ禍でいろいろな予定が狂っていますから・・・
再現された本丸御殿へ行きたいと思いつつ、まだ行っていません。緊急事態宣言が解除されたら行かなくちゃ!
先ほど書いたラジオの話になりますが、私は毎朝、NHKのラジオ第一を聞きながら朝ごはんの支度やお弁当作りをしています。
いつか私もリスナーのお便りデビューをしたいと思っているのですが、用事をしながらなので聞いているだけで精一杯。
そのリスナーさんの中にはもちろん「常連さん」もいらっしゃいます。
ご本名で投稿される方もいれば、ラジオネームの方も。
中にはうまいことつけたなぁ!と感心するラジオネームの方がいらっしゃいます。今朝もあったな、山形の「たそがれ頭」さん。
他には岩手の「若年寄えびす」さんや「卵のきみこ」さん。皆さん実によく投稿していて、文章もお上手。
番組の内容に対しての反響を寄せることもあって、よくそんな短時間に文をまとめることが出来るなとこちらにも毎度感心させられています。
ちょっとしたお悩みの投稿にもすぐに多くの反響が寄せられたり。
私はそうしたお悩みに対して思うことはいろいろあるけれど、そういった投稿に対して、たとえば励ましたりアドバイスするような投稿は、多分出来ないだろうと
思っています。
カウンセラーでもないし、60年以上生きてはいるけれど、経験値なんて知れたものだし。
以前、義母に対して私がいら立っていた時、相方が「認知症なんだから仕方ない。(義母が)黒を白と言っても、そうだね、って言っておけばいい」みたいな
ことを私に言ったことがありました。
わかっとるわそんなこと。
私が今言ってほしいのは、そんな「正論」なんかじゃないのに。
何度そう思ったかなぁ。そしてその都度泣き喚いていたような気がする。今思えばかなり恥ずかしいしみっともないんだけど、当時の私の心はガサガサに
ささくれ立っていましたね。
別のとき、買い物をしていたら偶然バイトの先輩に会いました。
彼女はご自分の母親と同居していたのですが、私が義母に対して、いけないと思っていてもついつい怒ってしまう、と話すと
「そりゃあそうだわ。怒れてきて当然」と言ってくれたんです。
そのとき思ったんですよね。私が欲しかったのは「こうあるべき」という正論じゃなく、同感だったんだって。
だから今でも、介護経験や老いた親と同居した経験のない人には、あまり介護については話しません。所詮わかってはもらえないし相手も困るときもあるかも
しれないし。
逆に同じ境遇の人にはお互いいっぱい話しちゃいます。
なので、もし悩んでいることがあって、周りに話しづらいことがあったりしたら、SNSなんかよりラジオなどへの投稿をして、自分の気持ちを吐き出すと
かなり楽になるんじゃないのかな。
SNSって諸刃の剣のようなものだし、投稿への反響はある程度誰かの目(ディレクターなりDJなり)というフィルターを一度通るので、不適切なものは電波に乗る
ことはかなり避けられると思うんです。それと、文字として残らないのがいい。
同感や共感を求める場合には聞き漏らしたらそこまで止まりだけど、悩みや愚痴をどこかにぶつけたい!というときにはなかなかよいツールだと私は考えます。
幸いなことに、今の私はそうした「苦」から離れています。コロナ禍の今義母が家にいたら、どれだけ神経をすり減らすだろうかと思いますもん。
そういえばバイト仲間のさえちゃん、90過ぎのお姑さんが足を悪くして手がかかるようになって数か月。最近はなかなか会えない状態だし、きっともやもやを
いっぱい抱えているだろうな。経験者として愚痴はいっぱい聞いてあげられるから(むしろそれしか出来ないし:笑)、一度連絡しなくちゃね。