昨日、実家で不用品回収業者の見積もりがありました。
やってきたのは若いお兄さん。なんだかとても珍しい名前でしたよ。漢字の字面どおりでは読めないような。
それはさておき、感じはとてもよくて。
20分くらいの時間であちこちを見てもらって、出てきた数字は10万ちょっと。
家電製品のうち、買い取り値段がついたのは洗濯機のみ(2020年製)で、それもたったの500円。
製造年が10年未満のものしか値段がつかないそうだけど、それにしても安いなとは思いました。冷蔵庫もそれほど古くないように思えたけれど、値段はつかず。
その査定金額に若干不満がないわけではありませんでしたが、全体にかかる費用がそれほどでもなかったこともあって、後で姉と相談してその業者にお願いすることにしました。
これまで自分たちで片づけてきた甲斐もちょっとはあったように思えます。聞いた話によると、ものの量によっては20~30万くらいかかる場合もあるとか。
亡くなった姉が入っていた生協などの出資金の戻りや、先日買い取り処分した健康器具の値段が規定の最高額だったこともあり、私が受け取った金額が約4万円。
それを差し引いた分を姉と折半することにしているので、一人あたり3万。なんとか片手(5万)で抑えたいと思っていたので、金額的な不満はほぼありません。
あとは作業してもらう日を調整するだけ。当日は作業の始めと終わりに立ち会って、即日払いで終わることになっています。
1月に姉が亡くなって、4か月。
ここまで持ってくるのにかかった時間は、長いような短いような。
その間、兄の病状が急変したり義母が亡くなったりと、かなり慌ただしい日々であったことは確か。
そんな中でなんとか片づけの終わりが見えてきたのも、子どもたちや相方の手助けがあったからこそ。
なかなか手伝えないからと、よくお昼をごちそうしてくれた姉夫婦にも感謝です。その楽しみ?があったことで、それほど苦痛を感じずに片づけてこられたのだと思います。
実家の片づけ問題を抱えている方はきっと多いと思いますが、親が存命中はなかなか思うようにことは進まなくて、ストレスを感じることも多々あるはず。
親が日々の生活がうまく回る程度の片づけはしたほうがいいかもしれませんが、それ以上は無理に進めないほうがいいのではないかな、と今は思います。実は私も、義母がまだ家に
いた頃に、片づけを無理やり進めようとしたことがありましたが、結局それほどの成果はありませんでした。
今回実家の片づけが比較的楽に出来たのは、手助けしてくれる人がいたことと、そこに住んでいる人がいなくなったことが大きいです。
でもものをただ減らすのではなく、生前姉とあまり行き来していなかったことを後悔しつつ、生きていた頃の姉のことを思うことで、詫びを入れていたように思えます。
片づけをすることが亡くなった姉に出来る最後の孝行、ってところでしょうか。
それにしても、本当に小さな家、なのに!どうしてこんなにものがあるんだ!?と昨日も改めて思いましたよ。
もうここには何もない、と思っていたところにまだものが残っていたり、ラスボスとも思える魔窟が発見されたり。
私はもう、その魔窟は中をあらためず、業者にお任せしようと思っているのですが、相方は「何か大事なものがあるかもしれない」なんて言うんですよ。でもものすごい埃なんです。
そんなところに大事なものなんて、あるのか!?というのが私の意見なんですが、さて、どうしましょうね?