特にミニマリストではないし、終活に励んでいるわけでもない(励んだほうがいいとは思うけど)わけですが、なるべくものは増やさないように心がけています。
その中で特に増え過ぎに用心しているのが、本。定期的に見直して、一定数を超えないようにしています。
家の中に本の置き場が数か所。まず寝室の枕元に、以前息子の勉強机に付属していた本棚を床置きしてあります。そのうちの半分近くはあまり読んでいません。でも手放せない本なんです。
思い入れがあったりとか、一度手放すとおそらく図書館などでもなかなか見つからない、絶版になっているだろう本など。そういった本が10冊程度ありますが、その他はとりあえず今は
気に入っている本で単行本が並んでいます。
枕元ということで、寝る前の睡眠導入のための読書に向いている、文字が大きめのものが多いです。
その他に、文庫本と新書はライティングデスクに並べています。以前はこの2か所でなんとか収まっていました。
ところがここ最近になって、興味を持つ本が続けて目についてしまいました。
それまではなかなか読みたいと思う本がなくて、数少ない趣味の読書も停滞気味だったんですけどね。
気がつくと本棚に収まりきれない本が、台所の棚やパソコンを使う机の上に何冊も・・・
どれも軽い内容の本ばかり、なんて書いたら著者に失礼ですけど。小説はひとつもありません。
この他に先月から今月にかけて、雑誌も数冊買っています。
一応全部自分の小遣い範囲で買っていますが、さすがにちょっとまずいかも、と思えてきました。
なぜなら、買った本がずっと手元に置いておきたいと思えるものでない場合のほうが数が多いから。
手放すときには、以前は〇〇オフなどに持っていったものだけれど、最近はリサイクルステーションに持ち込んでいます。私は昔から本を大切に、きれいに読むことを旨としていて、
それはたとえ雑誌であっても。なのでリサイクルステーションなら、状態によってリユース品として扱ってもらえるから。
たった数百円くらいにしかならない本をお店に持ち込む手間と時間がもったいないと思うんです。
無理してまで手放そう、とも思いませんが、何についても「適量」ってあるはず。
たまに高さのある本棚にぎっしりと本が並んだお宅の様子を雑誌などで見かけると、災害時に大丈夫なのか?と心配になってしまう。
ものの「適量」は人それぞれで、本については私も他のものよりはやや量が多すぎるきらいはありますが、今置いてある場所からはみ出さないようにはしたい。
幸い最近買った本はほぼすぐにさよならする必要のないものだったので、ひと安心。「残念」な本だったときは、お金をどぶに捨ててしまったような気分になっちゃうもの。
さっき、このブログを再開した3年くらい前からの「本」のカテゴリの記事をいくつか見てみると、取り上げた本の多くが既に我が家にありません。新陳代謝が激しすぎる?
こうして書いているうちに、あの本もそろそろ・・・と思うものが浮かんできました。リサイクルステーションは月に一度、第一水曜の午前中のみ。雨が降っていなければすぐもって
行けるように、準備を整えておきたいと思います。
コロナ禍になってお出かけする機会もめっきり少なくなったこともあって、小遣いの使い道が本に偏る傾向があることにもっと気をつけないといけませんね。
一応一か月に2冊まで、というルールは作ってはいるけれど、絶対入ってくる数のほうが出ていくそれより多いんだもの。
昨日の午後、処分対象の本をもう一度、と読み返していたらお約束の睡魔がやってきました。そこでふと思いついて、黙読ではなく音読することに。
なにしろだぁれもいないんだもの。憚るもの、何もなし。
ひとつのタイトルに3ページのエッセイを3つ、読んでみるとなんだか自分がそういうことを職業にしている人みたいに思えてきました。女優さんとかアナウンサーとかね。
自惚れで言っちゃいますが、私、朗読は上手なほうだと思います。でも録音して聞いたらどんななんだろうな。
何度も読み返した本で、もう5年手元に置いていたので処分対象にしたのだけれど、その人の文章は落ち着いていてとても好きなので、処分するのが次第に惜しくなってきました。
惜しいけれど、やっぱりさよならします。
それにしても、こうして家にいると声を発することがかなり少ないなと感じます。一日に一度くらいは、こうして音読すると健康にもいいような気がしますね。