食と世界

食と世界についての雑記 菜食・断食の勧め

幸福の白い粉

2009-10-18 08:33:07 | 砂糖と油脂






70年代、日本人の飼うペットの一番人気は小鳥だった。

現代では小鳥では耐久しきれない重苦の孤独にさいなまれ、
中毒性薬物に手を伸ばしてしまう薬物問題が表面化している。

「酒もタバコもやらない」という人は大抵禁断の白い粉に関する依存問題に巻き込まれているのではないだろうか。女性の大半が甘党だという。





















白砂糖は麻薬である。
それは人の心身を虜にし、蝕むだけでなく、家庭を崩壊させ社会に害悪を及ぼすどんな薬物にも劣らない砂糖の性質を知れば難しくなく理解されると思う。






砂糖の害の大半は果糖に由来すると考えられる。砂糖は単糖類であるブトウ糖と果糖の結合した二糖類である。


単糖類はタンパク質に対し非酵素的な糖化を行う性質が知られており(別名:グリケーション、メイラード反応)、近年糖化タンパクは酸化と並び細胞老化の最重要因子であることが結論付けられつつある。
糖化反応 - wikipedia

果糖の方が最終糖化産物 AGE (Advanced Glycation End Products)が多く作られるのは研究で明らかになっている。その作用は一説ではブドウ糖の300倍とも言われ、糖化を起こすために必要な開環状態である割合は果糖の方が高い。
開環率




米国では果糖は肥満や肝臓病に結び付く、性質の特別危険な糖ではないかと審理されている。

仮に果糖の糖化作用がブドウ糖を300倍上回るとすれば、糖質
50gを砂糖で摂る場合、でん粉で摂る場合では、前者で害が100倍以上になる可能性がある。

水分を除けば人体の構成はタンパク質、脂質がほぼ半々。タンパク質(臓器、筋肉、血液、髪、皮膚、コラーゲン.....)の糖化は全身を生理的機能の落ちた病んだ組織に変えてしまうためだ。

果糖含有飲料の摂取制限を推奨----米糖尿病学第67回科学会議
【台所でメイラード反応を確認してみよう!】家庭の医学


画像提供 壁紙.com















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