食と世界

食と世界についての雑記 菜食・断食の勧め

ヒトの所以

2009-01-22 06:43:23 | 神と地上






人間に特有の行動の原理とその動因は人間だけの脳から生まれていると考えられている。


【笑顔】
笑う事は人間だけに許された大脳新皮質の能力。
霊長類ではチンパンジーが僅かに作り笑いができる程度だという。「最近笑う機会が減った」 そんな人は脳を圧迫する生活習慣を送っていないか見直しを…

【行動抑制】
悪い事はしてはいけないという抑制の力も新しい脳から生まれる。

【思考】

【コミュニケーション】
友好関係、信頼関係を築く社会性の能力。

【感情の抑制】
嫌な事があっても顔に出さない。上司の下らない話に笑顔で付き合う。大人にだけある人格の能力。



【国家を形成する】
私達が日々ガス、水道、電気、消防、警察のお世話になれるのもこの習性のお陰。無政府状態で生きる事の怖さを考えれば有難い能力といえる。

【地球愛】
地球を綺麗に使い次世代へバトンタッチしていく習性。

【人類愛】
「弱者の救済」 これこそ金持ちのやりたがらない事。人間の崇高な能力に、美食家は生涯出会うことはないようである。






その他 品格。感謝。共感力。危機認識力。…
日本人が失った全ての煌びやかな能力がここに眠っている事を確信できる。

栄華を極めたローマ帝国の末期、人々は飽食とフリーセックスにおぼれ先祖の気概を失っていたといわれるが、現代日本はそれと酷似している。前頭葉を潰した国家の終着駅なのだろう。

人間は万物の霊長なのか
賢くなっただけのサルなのか


神様のお勧めはどちらでもないらしい。
人間が自分達で選べということのようである。

画像提供 壁紙自然派



















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糖尿病の国

2009-01-17 16:27:54 | 神と地上





日本人の糖尿病の95%以上を占めるII型(非インスリン依存型)糖尿病の予防の大要は、
「インスリンの放出を少なく抑え、きちんと働かせる」
そのためには…

 ● 食事はゆっくり食べる
 ● 大食を避ける
 ● 肉・脂肪・砂糖を控える



これら食養生面での要件を書き挙げてみると糖尿病が食構成の偏った地域でのみ頻発する「美食」の病である事はお分かりになろう。







世界では毎年約20億トン、地球上の全人口が食べていける量の
2倍の穀物が生産されている。

しかしこの穀物の半数は畜産動物の腹に収まっており、牛だけで
全体の3割を食べているという。

これなら恵まれた一部の地域の人間が好きな物を病気になるまで食べられ、何億もの人が今日も口にする食糧に困っている現状の理解は難しくない。今中国人が毎日牛を食べる生活を目指しているため今後もこのアンバランスは拡大していくと見られている。















食糧占有になる肉食は弱者に向けられる慈悲、視界を失わせる点でももう控え目にしたい習慣である。

これ以上人々が「我善し」、「今善し」の獣的精神に生きて一体誰が幸福になるのか……
社会的弱者が増大する世界各国の人間で一緒に考えたい題目でもある。



日本国民は世界一『動物脳』の露出する民であることにも憂慮が必要だ。

飢餓人口が10億人まで膨張する中いつまでも大食い番組を流しているのはいかにも従来の道徳観から外れていようが、「日本人だから仕方がない」の言い訳が通る内に悔い改めたいものである。 世界の飢餓人口


画像提供 ゆんフリー写真素材集 素材屋さんROMANCE



















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急増する糖尿病

2009-01-07 06:35:03 | 神と地上






糖尿病の兆候を持つ人が急増している。
糖尿病に繋がる食物について知っておきたい。

糖尿病の疑い2210万人…2007年厚労省全国調査
厚生労働省は25日、2007年の「国民健康・栄養調査結果」を発表し、糖尿病の疑いがある人は全国で推定2210万人に上るとした。

06年調査(1870万人)と比べ300万人以上増えた。同省は「運動不足や食生活の乱れが改善されていないことが原因」と分析している。






砂糖

砂糖は血糖値を急上昇させ、血糖制御に働くインスリンの分泌量を増やす。

2年前のNHK『ためしてガッテン』では砂糖を摂取した人の血糖値が、急上昇した後すぐに下がって行く極端なカーブを見せていた。

インスリンの出の少ない日本人は日常的な大量分泌によって早期の分泌不全に陥る心配も。インスリン過剰分泌症である低血糖症は、糖尿病の前駆期ではないかと疑われている。
ためしてガッテン:過去の放送




パン

同じく粉食のため吸収が速く、食事のたびに多量の
インスリン分泌を刺激。

ゆっくりと消化吸収されるは健康的価値でパンに勝り、国内での100%の自給も可能。1960年の食糧自給率、穀物自給率は共に約80%。国民の選択次第で食糧自給の増進が図れる事をお忘れなく…

1人当たりの米の年間消費量
1962年 118.3kg
2002年  52.7kg

ごはんとパンのインスリン反応







多すぎる油脂類は細胞を覆ってインスリンの受容を阻害。

植物油脂よりも動物性脂肪でこの性質が大きくインスリンが十分出るはずの欧米人の糖尿病はこの「インスリン抵抗性」の高まりに由来すると言われている。
インスリン 飽和脂肪







輸入された食事がいかに日本人の体質に合わないか
糖尿病の大躍進もその答えを出している。

不具合を起こす崩食に別れを告げるため私個人は現在断食中。誤り多き生活の日常変革をしたい人は今年も頑張りましょう。

画像提供 風景写真壁紙 素材屋さんROMANCE














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