ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

上海のちょっといい人たち(4)

2009-02-15 15:16:36 | 花鳥風月
バレンタインデー  「情人節」の商売、中国は花屋さんが勝っています。
 男性が恋する女性にバラを贈る習慣を作り出しました。チョコレート屋さんも負けじと「情人節」を謳っていますが「日本の習慣なの?へぇー」という反応でした。
 前日13日の金曜日はオフィスビルの中をバラの花束を抱えた配達人が駆け回っていました。「義理バラ」というところでしょうか。

 人民公園の出口にあるファストフード店「東方既白」は康徳基(ケンタッキー)グループですが、明るい店内とメニューおよび値段の安さで、太極拳の帰りは朝食に寄ります。「毎日変わる口味」とすこしずつメニューが変わります。揚げパン入りの粥だと思って食べ始めたら、揚げパンでなく厚揚げ、粥でなく春雨ヌードルでした。それで揚げパンを追加注文に行ったら並んでいる男性の足元に50元札がおちていたので「落としましたよ」と教えてあげたのですが、彼は札を拾いながら「ぼくのじゃないよ」とレジの女性に差し出しています。
 レジの女性は札をライトにかざしてしっかり鑑定してから、何か言いながら男性に札を戻し、男性は入口のほうに向かっていきました。外にいる交通整理のお巡りさんに届けにいくのかと思ったら、入口脇のお客さんに50元札を渡しています。その人が落としたのでした。
 レジの女の子は前のお客さんを覚えていて、しかもどの席に行ったかも見ていたわけです。
 でも、お客さんに持っていかせるなんてところ「きちっと解決すれば方法は何でもいいじゃないか」という合理主義に、へんに納得してしまいました。「お客様は神様」なんて対応じゃなくたって、きっちりサービスできるのです。

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