スペイン7日目 6月3日 午後
サグラダファミリア (聖家族教会)
キリストの誕生や喜びを表現しているのが
誕生のファサード。それに対し、
キリストの苦悩や悲しみを表現しているのが
受難のファサードです。
西側の「受難のファサード」。
ジョセップ・マリア・スビラックスが制作。
大きな柱楼から4本の塔が立っています。
彫刻は「最後の晩餐」から
「イエスの埋葬」までのエピソードになっています。
「誕生のサファード」の華やかさとは
打って変わって直線的です。
同じ教会とは思えないくらい違っています。
この後、一番右側の塔に昇ります。
16の文字が描かれたパネルがあり、
縦・横・斜めなど4文字を足すと
キリストが亡くなった年齢の33になります。
塔の見学時間になりました。
受難のファサード側のエレベーターに乗り、
高さ65mまで昇ります。
エレベーターを降りたら、階段を登り
一つ目の展望テラスに向かいます。
遠くに地中海と、
バルセロナの街並み!
カラフルなモザイクタイルの
装飾が施された展望テラス。
危険防止のためのワイヤーの
柵が張ってあります。
塔の造形を間近に見ることができます。
先ほど昇ってきた階段を戻ります。
幅約60㎝と狭く、人一人歩くのがやっとです。
下りの階段は300段です!
エレベーターが上下する 直径3m程の塔の内部。
工事完了時には取り外されて
鐘が取り付けられる予定です。
エレベーターで昇れるのは、
工事期間中だけだそうです!
誕生のファサードと受難のファサード。
二つの塔の間に架かる展望テラス。
地上60mの石橋の渡り廊下です。
(借画像)
その中央の縁には、重さ2トンの金色に輝く
「昇天するキリスト」が鎮座しています。
(借画像)
渡り廊下と「昇天するキリスト」
建設中の塔も目の前で見ることができます。
イエスの塔に掲げられた十字架。
2018年に設置されました。
工事の様子がリアルに見えます。
聖堂側面の尖塔には、
外尾さんが制作した「果実の彫刻」。
小さなバルコニーがあります。
アンモナイトをイメージして
作られた螺旋階段です。
約128段あります。
主祭壇の地下には、地下礼拝堂があり、
ガラス張りの覗き窓から 見ることができます。
地下聖堂はサグラダ・ファミリアで
一番最初に作られた場所で、
誕生のファサードとともに
世界遺産となっています。
ここには、サグラダ・ファミリアの完成を
見ることなく亡くなった
ガウディのお墓があります。
ガウディは、晩年の12年間を、
この教会で寝起きしながら過ごし、
死後の今もここで
教会の建設を見守っています。
サグラダ・ファミリアは着工から
100年以上が経過しても今なお建築途中で、
完成には実に300年以上を
要するとも言われていました。
私は、生きている間にサグラダ・ファミリアの
完成を見ることはないと、思っていましたが、
ガウディの没後100年にあたる記念の年、
2026年に完成予定だと発表されたのです!
コンピュータや3Dプリンターによる
設計技術が進歩したことによって、
工期は半分に短縮されたそうです。
現在でも、もう十分すぎるくらい
立派で壮大な外観ですが、
完成予想図として発表されたその姿は
新たに10本の塔が追加され、
高さも現在の1.5倍ほどになるそうです!
7年後、どんな姿に変貌するのか、
今から完成が楽しみです(^^)/
それまで元気で健康に
過ごすことができますように・・・。