垂れ流し報道の責任・・・
何でもかんでも「言い放」し、そして「タレ流」す、、、。
「人と国を愛す」という人間愛の軸を逸した無節操報道には困ったものです。ここに至ればもはや、社会的な「厄介もの」だと思えてなりません。
身近な友人に、大手旅行会社勤務の優秀な人物がいました。今も元気でやっています。彼はそろそろ定年ですが、有名な逸話があるので紹介しておきたい。若かりし頃(たぶん当時30代の前半)、ある初夏の午後一人の部下を連れて急遽県外営業に出て行った。夕刻になり一段落ついたものの、勤務時間内に帰れそうもなく、直帰するという連絡を会社に取った後、
ついふらふらと(本人曰く)、部下を誘って、
「良い時節だ。たまには夜釣りを見物して帰ろうか!」
という事になり、ようやく市内に入る一歩手前で寄り道し、瀬戸内海沿岸の小さな漁港の防波堤に向かい、そこで暫く夜釣りを見物していた。
ところが、
「防波堤から人が落ちた!」
「溺れかかっている・・・」
と、
釣り人その他見物人が騒ぎ始めたとの事。
見れば目の前の海で今にも溺れかかって手足をばたつかせている人間を認めた。
見るに見かねて自分が海に飛び込み、救助した。
無事救助を終え、何事も無かったかのごとく帰宅した。
何と、朝起きてみたら昨夜の出来事が、朝刊に載っているではないか!
「まずい!」
(彼曰く、こ以下のくだり、新聞報道後に分かった事・・)
何とたまたま、その夜釣りの名所?に居合わせた釣客乃至見物人の中に、報道関係者が居合わせた。友人の勇気ある振る舞い、しかと見届けたジャーナリストは直ちに翌朝の進運記事の地方版を飾る次第となる。
「今から出社すると、昨日の直帰報告がばれる!」
昨日夕刻、会社の上司には自宅に直帰すると言いつつも、寄り道をして帰った事、これで全部バレてしまう。
つまり、
「サボっていた事がばれるから、非常にまずい!この新聞記事で、言い訳のしようも無い!!」
と、思いつつ、出社する。
出社と同時に、上司から呼び出され、当然ながら形通りのお叱りを受けた。
(上述、本人の言)
しかし、結果的にまず警察から「表彰」を受け、新聞記事では「褒められ」ていたとの事、、、。
この美談、話の流れ、いかにも彼らしく、まだ駆け出しのサラリーマン、いや、駆け出しの中間管理職といったところ、立ち居振る舞いはいかにも壮健質実にて朴訥としている。
私は彼をよく知っている。
善人であり、豪快に仕事をこなし、会社に対する忠誠心は高く、且つ気風の良いダンディーな男。
しかし、この彼をしての善行に関し、良かれ悪しかれ、報道が一枚加わると面倒が多い。
特にこの手の「人命救助行為」は、命懸けの善意の行為を行なわんとする人物にとって、報道が如何に取り扱おうと問題にしていない、心豊かにして潔く、当然ながら大きな人物のはず、、、。
人命救助という美談!
ジャーナリズム世界においてこの種の報道が成される場合、手段方法が大きく分かれ雑然としてくる。あえて意図して人命救助の美談を消去したり歪曲して報じたり、あえて大きく捉えたり、なかなか真実が伝わらない。
つまるところ、報道が絡むとややこしくなる。
不肖エセ男爵ブログには、ブログで知り得た気心の通う仲間がいる。
本日記事、いつも不肖エセ男爵ブログ記事をご愛読頂き、且つウイットと専門知識に富んだコメントを付けてくださる「tonoさん」こと「G殿下」の昨日記事「ホームからの救出報道に・・」に宛てトラックバックするを意図して記事にした。
数日前にご自身のブログサイトを開かれ、まだ1週間と経たない"Blog's Newface"をご紹介したい。
一点の曇り澱み無き、無垢の愛国心をもたれた九州男子。歯切れよく展開されるG殿下ブログ記事は、いかにも凛として清々しい。。。
さて、
ますますもって報道世界の狭隘さ、世に満ち溢れる「今日この頃」ですね。
以下、広義に於ける日本国民と日本国家の安全並びに世界平和維持のための大前提があること、忘れてはならない。
すなわち、
「自らの命」を懸けて、殺傷される危険を冒しての「人道支援・人命救助」といえば、直ちに思い当たるのが「日本陸上自衛隊」の国際活動である。イラクにて活動中の陸上自衛隊は、晴れて撤収決定の旨、報道された。
しかし、我国マスコミの報道は、いかにも食い足りない。
マスコミの「視て見ぬ振り」は、許されない!
マスコミはもっともっとねぎらいの言葉と敬意を表す。そういう報道をしてほしいです。撤収作業は、イラク駐屯自衛隊の行なう行動の中、今までのいかなる行動よりも、最も困難かつ危険な行動。無事撤収作業を終えられ各隊員全員そろって元気に郷土の地を踏まれん事、心よりお祈りいたします。
また、読者の皆様に於かれましては、夫婦親兄弟を愛するがゆえに無事を祈り続けられた「隊員のご家族」と同様のお気持、あらためてお持ち頂きたい。以って、ようやくこの度、無事帰還される隊員諸氏に対し、ねぎらいと感謝の心を持って「無事なる日本国内到着」をお迎えしようではありませんか!
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<添付画像>:
『この国を、なぜ愛せないのか(論戦2006)』櫻井よしこ著
約一週間前に購入。今じっくりと時間をかけて講読中!
感想文、あらためて記事投稿したい。
何でもかんでも「言い放」し、そして「タレ流」す、、、。
「人と国を愛す」という人間愛の軸を逸した無節操報道には困ったものです。ここに至ればもはや、社会的な「厄介もの」だと思えてなりません。
身近な友人に、大手旅行会社勤務の優秀な人物がいました。今も元気でやっています。彼はそろそろ定年ですが、有名な逸話があるので紹介しておきたい。若かりし頃(たぶん当時30代の前半)、ある初夏の午後一人の部下を連れて急遽県外営業に出て行った。夕刻になり一段落ついたものの、勤務時間内に帰れそうもなく、直帰するという連絡を会社に取った後、
ついふらふらと(本人曰く)、部下を誘って、
「良い時節だ。たまには夜釣りを見物して帰ろうか!」
という事になり、ようやく市内に入る一歩手前で寄り道し、瀬戸内海沿岸の小さな漁港の防波堤に向かい、そこで暫く夜釣りを見物していた。
ところが、
「防波堤から人が落ちた!」
「溺れかかっている・・・」
と、
釣り人その他見物人が騒ぎ始めたとの事。
見れば目の前の海で今にも溺れかかって手足をばたつかせている人間を認めた。
見るに見かねて自分が海に飛び込み、救助した。
無事救助を終え、何事も無かったかのごとく帰宅した。
何と、朝起きてみたら昨夜の出来事が、朝刊に載っているではないか!
「まずい!」
(彼曰く、こ以下のくだり、新聞報道後に分かった事・・)
何とたまたま、その夜釣りの名所?に居合わせた釣客乃至見物人の中に、報道関係者が居合わせた。友人の勇気ある振る舞い、しかと見届けたジャーナリストは直ちに翌朝の進運記事の地方版を飾る次第となる。
「今から出社すると、昨日の直帰報告がばれる!」
昨日夕刻、会社の上司には自宅に直帰すると言いつつも、寄り道をして帰った事、これで全部バレてしまう。
つまり、
「サボっていた事がばれるから、非常にまずい!この新聞記事で、言い訳のしようも無い!!」
と、思いつつ、出社する。
出社と同時に、上司から呼び出され、当然ながら形通りのお叱りを受けた。
(上述、本人の言)
しかし、結果的にまず警察から「表彰」を受け、新聞記事では「褒められ」ていたとの事、、、。
この美談、話の流れ、いかにも彼らしく、まだ駆け出しのサラリーマン、いや、駆け出しの中間管理職といったところ、立ち居振る舞いはいかにも壮健質実にて朴訥としている。
私は彼をよく知っている。
善人であり、豪快に仕事をこなし、会社に対する忠誠心は高く、且つ気風の良いダンディーな男。
しかし、この彼をしての善行に関し、良かれ悪しかれ、報道が一枚加わると面倒が多い。
特にこの手の「人命救助行為」は、命懸けの善意の行為を行なわんとする人物にとって、報道が如何に取り扱おうと問題にしていない、心豊かにして潔く、当然ながら大きな人物のはず、、、。
人命救助という美談!
ジャーナリズム世界においてこの種の報道が成される場合、手段方法が大きく分かれ雑然としてくる。あえて意図して人命救助の美談を消去したり歪曲して報じたり、あえて大きく捉えたり、なかなか真実が伝わらない。
つまるところ、報道が絡むとややこしくなる。
不肖エセ男爵ブログには、ブログで知り得た気心の通う仲間がいる。
本日記事、いつも不肖エセ男爵ブログ記事をご愛読頂き、且つウイットと専門知識に富んだコメントを付けてくださる「tonoさん」こと「G殿下」の昨日記事「ホームからの救出報道に・・」に宛てトラックバックするを意図して記事にした。
数日前にご自身のブログサイトを開かれ、まだ1週間と経たない"Blog's Newface"をご紹介したい。
一点の曇り澱み無き、無垢の愛国心をもたれた九州男子。歯切れよく展開されるG殿下ブログ記事は、いかにも凛として清々しい。。。
さて、
ますますもって報道世界の狭隘さ、世に満ち溢れる「今日この頃」ですね。
以下、広義に於ける日本国民と日本国家の安全並びに世界平和維持のための大前提があること、忘れてはならない。
すなわち、
「自らの命」を懸けて、殺傷される危険を冒しての「人道支援・人命救助」といえば、直ちに思い当たるのが「日本陸上自衛隊」の国際活動である。イラクにて活動中の陸上自衛隊は、晴れて撤収決定の旨、報道された。
しかし、我国マスコミの報道は、いかにも食い足りない。
マスコミの「視て見ぬ振り」は、許されない!
マスコミはもっともっとねぎらいの言葉と敬意を表す。そういう報道をしてほしいです。撤収作業は、イラク駐屯自衛隊の行なう行動の中、今までのいかなる行動よりも、最も困難かつ危険な行動。無事撤収作業を終えられ各隊員全員そろって元気に郷土の地を踏まれん事、心よりお祈りいたします。
また、読者の皆様に於かれましては、夫婦親兄弟を愛するがゆえに無事を祈り続けられた「隊員のご家族」と同様のお気持、あらためてお持ち頂きたい。以って、ようやくこの度、無事帰還される隊員諸氏に対し、ねぎらいと感謝の心を持って「無事なる日本国内到着」をお迎えしようではありませんか!
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さて水(海)の事故。
救助として最も難しい事の一つだと思います。
私も記事にしてみます。
男爵さんのご友人は勇気ある行動に加え救助も成功し素晴らしいですね。
人が溺れた時、自分が泳げたとしても飛び込飛び込んで助けられるかどうか…
ぽちっ♪
私もちょっと思うところがあって趣味のブログを始めたので、僭越ですがTBさせてもらいました。時事問題等のジャンルではないので、ぼちぼちと自分のペースで書いていきます。
櫻井さんの本の感想楽しみです。
いくら報道機関が善行・美談と判断しても、当人は関わりたくなかっただろうし、「義を見てせざるは勇無きなり」との行動だったでしょう。
報道側の都合だけで載せているように思えますよね。
今は個人情報・・・とかで、確認を取るようになっているんでしょうか?
TBありがとう御座います。
第壱号の認定を差し上げます。(笑)
>一点の曇り澱み無き、無垢の愛国心をもたれた九州男子。歯切れよく展開されるG殿下ブログ記事は、いかにも凛として清々しい。。。
いやいや、ブログタイトル通り「放言・暴言」ですよ。
あまり持ち上げないでください。私高所恐怖症の気がありますので。。。。
数字を求める理由もあるのでしょうが、
結果として視聴者に『こう感じさせよう』という意思が働いてるように見えます。
特に大久保駅の報道などは、
恣意的な意思が働いていることは明らかでしょう。
誰の意思かはわかりませんが、
何かに牛耳られているとしか思えません。
『何に対しての報道が消極的か』と言うことを考えれば、
方向性はわかると思いますが…
話が逸れましたが、
とにかく報道すべきことを、
信実をもって報道していただきたいですね。
上手く書けなくて失礼致しました。
男爵様のブログ、また皆様に頂くコメント同様、
tono様のブログも、勉強になります。
思慮深さ、観点etc…
素晴らしいです!
さて、
TSさんから頂いたコメントは、重要なメッセージが含まれています。
テーマは、そこはかとなく拡大していき「人命救助」に挑む人間の心理を追求していかなければならなくなりました。
是非、
興味深いTSさんの記事、期待しています。
命がけで「何かをする」!?
その中に「人命救助」があります。
大変難しく大きな問題点です。
この「人命」に関わるテーマ。
人間やっていれば、一度は真正面から対峙しなければならぬ「テーマ」です。
他人事ではなく、自分自身の問題として・・・
なかなた難しい問題点ですね。
ブログ新設おめでとうございます。
gooにて開設、確認いたしました。
リンク貼らせて下さいね。
この話、広島市内西区で起きた、全くの実話です。
但し、
新聞掲載された云々、且つ報道関係者とのいきさつ、新聞掲載の時の条件などなど、一切(本人からは)聞き及んでいなく、新聞に出た当初、私は「岡山」に勤務していました。
会社に帰らず道草食って「夜釣り見学」をしていたのは、ずいぶん後になって、本人から聞きました。
が、
所詮夕刻5時以降の出来事にて全く勤務の放棄乃至職務規定違反にはならず、極端を云えば、真っ昼間に「釣り場」に行っていて発生した事件であれ、会社がとやかく言うような「職場倫理の風潮」は、当時全く存在していなかった、おおらかな時代です。
ですから、
これは、私の友人独特の「控えめな気分」をして言わしめた「ジョーク」である。と、解釈しており、もっと突っ込めば、このあたりの言い回しを以ってして「彼の謙虚さ」の裏付けである。と、今でも信じて疑いません。
総じて、
私の「論じたい個所」は、
人命救助をしようとする人間、メディアが如何に取り上げようと褒めちぎろうと貶そうと、一向に気にするような人間ではない。少なくとも彼の場合そうであった。と、申し上げたい事、私自身の意図するところです。
そこで、
当記事のタイトル「・・・メディアを問う」に、帰結するのですが、、、。
>実の他に“着色”又は“演出”があります。
>数字を求める理由もあるのでしょうが、
>結果として視聴者に『こう感じさせよう』という意思が働いてるように見えます。
>特に大久保駅の報道などは、
>恣意的な意思が働いていることは明らかでしょう。
>誰の意思かはわかりませんが、
>何かに牛耳られているとしか思えません。
上記「刀舟さんコメント」。
全くもって、刀舟さんの仰せの通りです。
私自身も、そこ、マスコミの「この手の報道のあり方」に憤慨し、当記事投稿に至ったのです。
この観点、tonoさんも全く同じである。と、考えます。