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ダンディズム研究(1) 「ショーン・コネリー卿」(1/4)

2006-01-13 10:25:11 | 研究:「ダンディズム」
(画像:Sean Connery Home Pageより)

たいへんお待たせしました。
世界のダンディーたち。本日、初投稿!

まずは「ショーンコネリー卿」を挙げなければなるまい。
ショーンコネリー卿に関する記事は、3~4回に及んで取り上げたい。
彼に関連する記事は、すでに数回取り上げているが、本日は「ダンディズム研究」の研究対象として初めての記事となる。
ショーンコネリー卿の人物描写、何故にダンディーか?これらの蘊蓄(うんちく)を書けば限がなく、とりあえず本日は、既成のプロファイルを引用するのみで終わりたい。

一言だけ、付け加えたい。
往年のヒット作「007ジェームスボンド」シリーズ以降、映画俳優としてのショーンコネリーは大きく変化する。年齢と共に『男の渋さ』を活かし役柄を演じている数少ない有能な俳優。と、観る。先に紹介した「風とライオン」はもちろんのこと、下記に紹介する「レッドオクトーバーを追え」に於けるロシア原子力潜水艦ラミウス艦長役はショーンコネリーの適役であり、カリスマ的な高級軍人を演ずれば彼の右に出る人物はいなく、見事にロシア海軍軍人を演じている。
レッド・オクトーバーを追え!

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そして言わずもがな、この映画の原作が良い。
当時現役、日々のビジネスに勤しむ傍ら足掛け3年かけて原作を読破したが、この原作はおもしろい。
映画では描ききれていないこの物語(事件)の背景。さらにラミウス艦長を始めとるすソ連海軍将校&高級士官&乗組員ならびに米国海軍将校&士官、CIA諜報部員及び米ソ首脳陣「心理面」と「人物背景」などなど、映画では描ききれない人間の内面描写は、トム・クランシーの「小説」の中の活字により、見事に描かれている。

The Hunt for Red October

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「映画」という画像表現に対し、あらためて「小説」のもつ文字表現力は、その文字を読む読者の「想像力」を画像と比較し、いっそう掻き立てられるものがある。あらためて小説の底力と深遠さを、再認識させられる。
さて、原作を読むにあたっての参考事項、、、。
筆者トム・クランシーの書き連ねる英語は、決して美文ではない。しかし安易で平坦、即ち、けっして難解な英語ではない。(変に修飾していないから読みやすい・・・)
問題は、小説のあらゆるところに軍事用語が出て来る。これがトム・クランシー流であり、最初はとっつきにくいと思われるかもしれない。読み進めていくうちに、慣れる。軍事用語イコール経営学用語であり、現役のビジネスマンにとっては平素使い慣れた単語が続発するから、面白い。いわば、経営学即ちビジネス世界は、戦争世界の用語と同じ用語を使っているのである。したがって経営学専門用語は、全て軍事用語と共通する事が明らかとなる。現役ビジネスマンはもちろんのこと、同経営学専攻の現役学生、ビジネス経営をかじっている人間にとって、即、役に立つ用語がちりばめられている。(等々という読み方もできる)
原作は、すでに出版されて20数年の歳月を経ており、いささか時代めいてきたが、トム・クランシーの表現力と含蓄あるストーリーは、今でも活き活きと光り輝いている。数あるトム・クランシー作品のなかでも、心理描写がふんだんにちりばめられているという点では、小説としての芸術性は高く、他のトムクランシー作品よりもより、秀でたもの思う。
そして、軍事小説としては、すでに古典になりつつある。

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『プロファイル』(引用資料:Yahooムービー)はこちらから・・・

本名はThomas Sean Connery。中学から働きに出て卒業後はトラック運転手に。18歳で海軍に入隊。病気のため除隊してから新聞社など職を転々としていたが、友人の勧めで『南太平洋』の舞台に立ったのをきっかけに本格的に俳優を志し、“No Road Back”で映画デビュー。が、その後もあまり陽のあたることは無かった。そんな折、57年の「虎の行動」出演をきっかけに「007/ドクター・ノオ」でボンド役を得てから人気上昇。以後、ボンド役を引退してからも数々の映画に出演。87年、「アンタッチャブル」でアカデミー助演男優賞を獲得。最近ではセクシーというより渋みある初老男性を魅力的に演じている。最初の妻、女優ダイアン・シレントとは73年に離婚(二人の間に生まれたジェイソンは俳優になった)。その翌年、画家のシシェリン・ルクブルンと再婚している。99年、ナイトの称号も得た。

生年月日 1930年8月25日
出身地 イギリス/スコットランド州エジンバラ

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Sean Connery
From Wikipedia, the free encyclopedia.

Sean Connery as James Bond 007 in Goldfinger.Sir Thomas Sean Connery (born 25 August 1930) is an Oscar winning Scottish actor who has starred in many films and is best known as the original cinematic James Bond. His birth name was Thomas Connery. The name "Sean" was added later as a stage name.

Connery is known for his trademark Scottish accent and his good looks, repeatedly mentioned as one of the most attractive men alive by magazines even after he was considerably older than more conventional sex symbols. Some consider him more handsome now than when he was younger.

“CONTENTS”
1 Personal life
2 James Bond
3 Post-James Bond career
4 Filmography
5 Trivia
6 External links


1. “PERSONAL LIFE”
Connery was born in Fountainbridge in Edinburgh, Scotland, to a Christian mixed-denomination couple. His father, Joseph Connery, was a Catholic of Irish descent with roots in County Wexford, Ireland and his mother, Euphamia "Effie" Maclean, was Protestant. Neither Tommy (Sean) nor his brother, Neil, were raised Catholic. He claims that he was called by his middle name of Sean long before he became an actor, explaining that he had an Irish friend named Seamus and those who knew them decided to call him by his middle name, which started with an "S", whenever he was with Seamus, and it stuck. He joined the Royal Navy after leaving school, and after being discharged on medical grounds went on to a succession of jobs, including truck driver, labourer and lifeguard. He competed for Scotland in the Mr. Universe competition in 1950, which led to work on the stage, TV, and eventually film. As a weight lifter, his nickname was "Big Tam".

He has long advocated Scottish independence, and has supported the Scottish National Party, a political party campaigning for Scottish self-government, financially and through personal appearances. This support is illustrated by a comment from his official website:

"While it is generally accepted that his support of Scotland's independence and the Scottish National Party delayed his knighthood for many years, his commitment to Scotland has never wavered. Politics in the United Kingdom often has more intrigue than a James Bond plot. While Scotland is not yet independent, she does have a new parliament. Sir Sean campaigned hard for the yes vote during the Scottish Referendum that created the new Scottish Parliament. He believes firmly that the Scottish Parliament will grow in power and that Scotland will be independent within his lifetime."
Connery used part of the fees from his work as James Bond to establish a charity to support deprived children in Edinburgh as well as Scottish Film production. These charitable works may have earned him a Knighthood earlier, but it was revealed in 1997 that the award had been declined by the Labour government due to his support for the SNP.

Connery received the Légion d'honneur in 1991. He received Kennedy Center Honors from the United States in 1999, presented to him by President Bill Clinton. He received a knighthood on July 5, 2000, wearing a hunting tartan kilt of the MacLean of Duart clan. Sean Connery received the Orden de Manuel Amador Guerrero from Mireya Moscoso, former president of Panama on 11 March 2003, for his talent and versatility as an actor.

He was married to Australian-born actress Diane Cilento from 1962 until 1973 (he was her second husband). Since 1975, he has been married to French-Moroccan artist Micheline Roquebrune Connery. With Cilento he had a son, Jason Connery, who also became an actor, and was educated at Millfield School in Somerset, England.

In September 2004, media reports indicated that Connery intended to retire after he pulled out of Josiah's Canon, which is to be released in 2005. However, in a December 2004 interview with The Scotsman newspaper from his home in the Bahamas, the then-74 year-old actor denied he was retiring and said he would like to make another movie, but that he is taking a break from acting in order to concentrate on writing his autobiography, but now the book will no longer be written. Just weeks before his 75th birthday, over the weekend of July 30th/31st 2005, it was widely reported in the broadcast media, and again in The Scotsman which credited the source as an interview in an unspecified New Zealand newspaper, that he had decided to retire from film making following disillusionment with the "idiots now in Hollywood" and the turmoil making and box office failure of the 2003 film The League of Extraordinary Gentlemen.

As a personality he has been accused of being an overbearing bully but has also been praised as a highly professional and polite actor courteous and supportive of those around him. He made a big impression on actors such as Harrison Ford, Kevin Costner, and Christopher Lambert, who considered him a great friend during filming.



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6 Comments

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ショーン・コネリー (TS@捻くれ者TSの暗黒世界で生きぬくために)
2006-01-13 15:18:15
知ってるようで全然知りませんでした^^;



ドライバー、肉体労働、英海軍に属してたのですね。

また重量挙げの選手だったのも知りませんでした><



俳優になる前既にミドルネームの「S」ショーンと呼ばれてた経歴なども面白いですね。



続編楽しみにしております。
返信する
TSさん・・・ (エセ男爵)
2006-01-13 17:20:13
私もそうです。こうして記述(特に英文)を読んで初めて知ること解ること、多いです。

お互い、分かっているつもりで解らない知らないことってありますね~・・・

それから、気になる英文記事は、必ず二回読んだ方が良い。もちろん日本語もそうですが、、、。

さて、

今回は、ショーンコネリー卿に対しての「自分の意見」は全く記事にしていません。

(むしろトム・クランシーの評論?になったりして・・・)

これで終わっては、何が何だか言いたい事まったく書けない、書かない、言わない、そんな寝ぼけた三流新聞か某民間TV局(NHKも含めた)の「トウシロウ」記者乃至インタヴューアーの文書orトーク記事に近いものです。このままですと、不完全燃焼or不発弾的「ダメ記事」で終ってしまいます。

したがって、

この記事含め計4回、ショーンコネリーの持つ「ダンディズム」云々を書かなければ、、、。なにやら、危険を感じつつも、突っ込んで記述してみたいと思います。

宜しくお願いします。
返信する
「ショーンコネリー卿」 (悠々)
2006-01-13 20:15:11
私の横文字アレルギーはバロンさんの引用英文を見たりすると、蕁麻疹が出そうなほど重症なので日本語の部分だけ読ませて頂きました。

それでも前回のエルビスのWikipediaの引用は拾い読みはしたんですが・・・。

エルビス、マイケルジャクソン、マドンナ、ビートルズを並列に並べるというのは、いかにもアメリカ的だな!と思いましたが。

「ショーンコネリー卿」トラックの運転手が成り上がって(悪い意味ではないですよ)サーの称号をうけられる、と言うのは良いですね。いかにもイギリスは大人の国だと言うことが分かります。

そこへ行くと、どこかのお国の「国民栄誉賞」なんて、いかにも内閣の人気取りと言う臭いがプンプンしますからね。
返信する
悠先輩・・・ (エセ男爵)
2006-01-14 10:54:00
引用英文・・・



>>私の横文字アレルギーはバロンさんの引用英文を見たりすると、蕁麻疹が出そうなほど重症なので日本語の部分だけ読ませて頂きました。(悠々さんコメントより・・・)



恐れ入ります。蕁麻疹が出るとなると、拒絶反応&免疫力&抵抗力の減退です。この症状はいけません。重症です。Wikipediaも、日本語訳文が付いていますので、(オリジナルページにて)言語選択で転換していただければ日本語が出てきます。

しかし、出てくる日本語は英語の正確な翻訳ではなく、全く違った文字系列が出て意味内容が希薄になるようです。ま、いずれにしても子供の頃に習った水泳や自転車に、あらためてチョイと乗ればよい?て名わけにはいきませんです。(私自身、自らもそうですが)蕁麻疹が出ないよう、毎日こつこつと修練しないと維持できない「苦行の世界」が語学の実力維持の唯一の解決法であると思います。ほうっておけば錆付きます。私自身の現在、日々、刻々と錆付いています。このまま放っておいて、あと一年経ったら蕁麻疹が出るようになるでしょう。しかしはっきりといえることは、自分との競争ですから、人様のモノサシで計るのではなく、あくまでも自分のモノサシで基準を定め、それに照合させて対比比較させて「推し量るモノ」であるとも思います。



>>エルビス、マイケルジャクソン、マドンナ、ビートルズを並列に並べるというのは、いかにもアメリカ的だな!と思いましたが。(悠悠さんコメント引用)

確かにウイキペディアにはそのように表現されています。

しかし、少なくとも私は、エルビスとマイケルジャクソン&マドンナは横並びではないと思います。ビートルズにいたっては、エルビスなくして発生しなかったであろうグループです。文化芸術のジャンルに於ける進化成長とはそんなもので、ギリシャ文化なくしてルネッサンスはなく、ルネッサンスなくして近代美術はなかったと思います。

あるいは、松尾芭蕉なくして正岡子規は生まれなかった。と、思います。

先輩の功績あってこそ、新しい息吹が発生するものだと信じてやみません。

となると、

「横並び」は、いかにもアメリカ的か?

ということになりそうです。

「Sir Sean Connery」はたいした人物です。

出身地スコットランドの独立を今尚叫ぶ、熱烈な郷土愛の持ち主。彼の稼いだ資産を、今尚郷土の若者の育成にドネイトしている立派な人物ですが、如何せん、この強烈な郷土愛が、氏の「ナイト爵位」の受勲を遅らせたそうです。遅れたけれども、そこは懐の深い大英帝国、やはり彼にナイトの爵位を授与したのでありまして、これと比較すれば、(本当は、比較できないけれど)どこやらの国民栄誉賞なんて軽いものですね。

>>いかにもイギリスは大人の国だと言うことが分かります。(悠悠さんコメント引用)

同感です。大人であると同時に、国家としてのエゴイズムとプリンシプルにしっかりと根ざした国家であり、それを支えるのは、大人のエゴを持つ英国国民であるとおもいます。日本も日本人も、このようなしっかりとした背骨(バックボーン)を持つ国家国民にならないといけません。等と、悠先輩のコメントを拝読してあらためて思うのです・・・

返信する
英文2回ですね。 (TS)
2006-01-14 15:21:41
頑張って読んでみます。



確かに人の事を評論するのは難しいですね。

男爵さんの場合は「ダンディズム」という事に視点を置いていらっしゃるというのもその理由ではないでしょうか。

「ダンディズム」となると点ではなく線、つまり人生といえますね。

ショーン・コネリーの長い人生から培われた「ダンディズム」を文章につづる事は至難の業ですよね。

続編楽しみにしております。
返信する
さすが、TSさん・・・ (エセ男爵)
2006-01-15 10:43:20
ムム!?!

(感銘の表現なり・・・)



>>「ダンディズム」となると点ではなく線、つまり人生といえますね。

(TSさんコメントから引用)



いや、TSさんには参りました。この台詞(せりふ)はすばらしいい・・・



長い人生の積み重ねから「育まれる」ものがその男の「人物像」。

となれば、

その人物の「粋」とか「ダンディズム」の加減・按配は、長い線の中から培われた、その人物の光り輝く「瞬間」の印象という事になります。



考えれば考えるほど難しい作業ですね。

長編に及ぶであろう「ダンディズム研究」、通してご覧頂いた後、ようやくご理解いただけるような「シロモノ」になれば、私の本懐なり。何とか冥利に尽きるというものです。



さあ、TSさん!

引き続きの「応援」、何卒宜しくお願いします。



PS:英文は二回、繰り返し読めば必ずや納得できます。(恥ずかしがらず、面倒がらず、辞書もしっかり引いてください。この繰り返しと積み重ねは、必ずや血となり肉となります。TSさんの内に秘めたる実力とは、一夕一朝にしてならず、絶え間なく弛まなく「力=power」蓄え「skill」を磨いて下さい。それを必ず発揮できる機会は、間違いなく近未来に訪れますよ・・・)
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