Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

小景異情

2008-11-25 23:25:31 | ふるさと・石川
私の実家は、金沢の北部で日本海に面した町です。

歩いて5分ほどで海岸です。家から水着を着て、浮き輪に体を通してそのまんま海にGo!みたいな夏休みでした。

夕方になると、海にトロンと沈む夕陽を見て育ちました。

それにしても、この季節、日本海側って、ホント、日照時間が少ないです。
冬の間、青空が広がる日なんて月に1、2回って記憶です。

母親の世代は、真剣に骨粗鬆症の対策が必要です。

加湿器はいらないでしょう・・・・・むしろ必要なのは除湿機です。

洗濯物は乾きませんので、冬場は暖房器具のある部屋でどの家庭も洗濯物が乾かされているような気がします。

空は、いつも鉛色の雲で、海は空の色と同じで荒々しい白波が立っています。

そんな、ウエットな環境で育っているためか、太平洋側の冬の乾燥と冬なのに紫外線が気になる日差しはいまだに慣れないです。

11月から12月にかけて、雷とともにバラバラッと突然降る「霰(あられ)」になぜか胸が躍り、庭に出て、拾って遊んだ子供の頃でした。

小さい時は、雪が降るのが楽しみでしたが、大人になって金沢を離れ、楽しみ冬の味覚と温泉ぐらいになってしまいました。

ふと、室生犀星の「ふるさとは遠きにありて思うもの」という詩を思い出したものの、その後が記憶になくて気になり調べてみました。

えっ、こんな詩だったっけ?⇒ コチラ

室生犀星詩集 (ハルキ文庫)
室生 犀星
角川春樹事務所

このアイテムの詳細を見る


今までにたった1人だけ、「女1人で東京で暮らしていくのが大変だから、金沢に帰れば」と言った人がいました。

親しく付き合っていましたが、今は全くの他人です。

独立して間もない時でしたが、1度も考えたことがないことでした。

私にとっての「ふるさと」は、確かに両親に合わせる顔がなくて、帰りたくても帰れない時期もありましたが、今は元気に帰れるようになってよかったと思っています。

それにしても、「どや、商売の調子は?」と聞く父と、荷物に手紙を入れてこなくなった母。

「心配はいらない」と言えるようになるのは、「あともう少し先」だと思えるようになりました。

インフルエンザの予防接種で備える今年の冬です。

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2ヶ月だけのお楽しみ

2008-11-24 23:40:04 | ふるさと・石川
私のブログは、一応簡単なアクセス分析ができるのですが、ここ数日検索エンジン経由でアクセスが急増しているキーワードがあります。

それは、

香箱ガニ

越前ガニに対して、石川県地方で取れるズワイガニは加能ガニと呼ばれるのですが、そのメスガニが香箱ガニです。

小さくて食べにくいのですが、うまみがぎゅっと詰まったカニです。



香箱がに[ずわい蟹メス]ボイルタップリ入ってお買い得♪合計1キロ(5~8杯入り)【冷蔵発送】【...


ふっくらした太い足のカニを食べないと、カニを食べた気にならない方もいると思うのですが、私は香箱カニが好きです。

甲羅を開けた時に、カニミソがたっぷり詰まっていた時に感じるささやかな幸せ。

メスのカニを濫獲しないよう、香箱カニの漁は、たった2ヶ月間です。
これが食べられる地元の人がうらやましい・・・・

今年は、12月27日に入っている仕事を終えたら、いつもよりも早めに実家に帰ろうと思います。

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加賀のあんころ

2008-09-24 20:53:57 | ふるさと・石川

引き続き、ふるさとネタ。

「あんころ」という和菓子は、全国区かと思っていたのに、そうぢゃないんですね。

北陸独特のものらしい。

検索エンジンで、検索すると一番にヒットするのが、写真の「円八のあんころ」です。

時代劇に出てくる茶店の餅が、私のあんころに近いイメージ。

しかーし、私の中では、写真の「円八のあんころ」以外は「あんころ」ではない。

旅先で、「あんころ」の文字を目にしても、自動的に排除・・・

円八ひとすじなのであります。

幼い頃から、小松空港に父を送っていった帰りに母は、本店(松任:現在の白山市)で買い求めたものです。

今となっては、私が、実家に帰る時に、金沢駅で買って自宅で母と「はんぶんこ」します。

だいたい、夜到着するので「こんな遅くに・・・」と小言を言われながらも、食べる・・・

竹の皮で包まれ、餡は独特の香りがします。
(後日、おにぎりを包むために再利用される場合あり)

上生菓子だけでなく、骨太の創業1737年の逸品です。

金沢を訪れたら、当日中に食すべし。
(翌日間違いなく痛んでます)

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謡の降る街

2008-09-23 22:50:22 | ふるさと・石川
しばらく、ネタはライトな感じで。

話は飛んで、久しぶりにふるさと石川のお国自慢をしよう。

私は、今、祖父の使っていた硯を使って、自宅で書のお稽古をしているのですが、私の祖父は大工でした。

私が3歳ぐらいの時に、当時としては珍しかったのかもしれない「ガン」で亡くなってしまいました。

最近、実家に帰ると、母は古い写真を見せては、跡継ぎらしい跡継ぎのおらぬ我が家のルーツを熱心に私に伝えようとするのですが、

その中に、「紋付・袴」で伝統芸能らしきものを披露している祖父の写真があります。

じいちゃん、かっくぃいーーーー

で、何をしているところかと母に尋ねると、

どうやら、謡曲らしい・・・

謡曲は、能楽の舞台のバックで流れている節のついた歌(?)みたいなのこと。

金沢は、前田藩の庇護のもと、古くに能楽(宝生流)が広まった地域であります。

姉のレクチャーによると、

百万石の伝統芸能は、町人が育んだものと言われており、昔の庭師や大工も、例外なく謡をたしなんでおり、職人が、仕事中に高い所から謡っていたので

金沢は、密かに「空から謡が降る」街と言われるのです。

祖父も、新築の際の棟上式では「鶴亀」を謡っていたのだろうか・・・

今となっては確認するすべもないけど、想像しただけでも、昔の加賀の職人さんのシブイさにはシビレます。

ちなみに、幼い頃、テレビのCMで「たぁかぁさぁごぉ(高砂)やぁ・・・・」って流れてくるのに、子供ならではの神々しさを感じていました。

この硯は大工仕事の中で使われたものと思います。

凹んだ硯の跡を墨でなぞることで、話した記憶のない祖父とのつながりが感じられるような不思議な気分です。

かねてから目標だった「たしなみ」を持つ暮らしを、時間を見つけて楽しんでいます。

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組織の力

2008-08-13 14:28:20 | ふるさと・石川
オリンピック、高校野球が平行して開催されている今、本当にすばらしいアスリートやチームに出会いますね。

高校野球についてですが、

私のふるさと石川県というのは、野球連盟に加盟している学校は55校しかありません。

松井秀喜選手を輩出した星稜高校が準優勝した年もありますが、今年出場の金沢高校は夏の甲子園で2度勝ったことはありません。

今年の大会は、2試合とも観戦することができたのですが、いずれの試合も強豪を相手に、すばらしい試合をし、解説者の方を唸らせていました。

結局、延長戦で大阪桐蔭に6-5でサヨナラ負け。

しかし、ヒット数だけ見れば打撃戦なのですが、失策がなく、引き締まった試合と敗者も大きく評価されていました。

勝敗を分けたのは、厳しい試合を勝ちあがってきた経験の違いだけだと。

確かにそうやなぁ・・・

金沢高校の応援席では、こんなメッセージを目にすることができました。

『最高の仲間と、いまこの瞬間を』

この短い言葉には、目標の達成をともに目指す上で、必要なことが凝縮していると思います。

監督さんなのか、生徒自らの言葉なのかはわかりませんが、

ゲームに出場したメンバーだけが最高なわけではなく、クラブを構成するメンバー1人1人が、それぞれの役割において最高な存在として認められていて、

仲間を信頼し、不安や後悔の感情に巻き込まれることがなく、今に集中して、ともに未来を分かち合っていこう。

そんな思いを感じます。

そして、このチームを見ながら、思い出したことは

組織力=(個人の力の総和:質×量)×個人間のつながり

という公式でした。

仕事で、いろんな組織に身を置き、今は独立した立場で、様々な組織と関わってみて思うのは、

高いパフォーマンスを上げるには、優れた知力や技能・豊かな経験を持った自立・自律した人が何人もいればいいのかもしれませんが、

助け合いや分かち合いなどの、個人間のつながりが弱ければ、案外平凡な結果に終わることが多いのではないかと思います。

たまに、これだけ非凡な人が揃っていながら、「こんだけ?」って思うような組織ってないですか?

個人間のつながりとは、「信頼関係」と置き換えられるのカも知れませんが、大人社会ではその瞬間に、色をなくしてしまうような感じが私の中にあります。

信頼関係とは何ぞや?

信じる力の総和×つながり・結びつきの強さ

みたいな感じ・・・・

信頼関係は、信じてもらうのを待つのではなく、自ら信じることから始まり、お互いの信じる力を保ち続けることではないかとボンヤリ感じています。

信頼関係を作るには、まず相手の話を聴くことだ・・・そんな切り出し方をする文章を、頻繁に目にします。

行動としては確かに必要かもしれないけど、それ自体が原動力になりうることはなくあくまで方法論でありましょう。

我がふるさと石川の誇り高き代表校の野球から、実に多くのことを学んだ日でした。

このような、すばらしいチームを作られた浅井監督に、教育者としても深い敬意を感じています。

どうか、彼らが、次の目標を自分で作り、健やかに次のステップに進めますように。

お疲れ様でした、そしてありがとう!

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加賀の麩

2008-07-13 23:13:44 | ふるさと・石川
帰省してないですが、故郷のネタで。

実家に帰った時に、おみやげに買ってきたものだったのですが、差し上げずじまいだったものの賞味期限が迫っており、自家用に開封いたしました。



見た目は最中みたいですが、あんこは入っていません。

お湯をかけるとこんな感じになって



お箸で割ると
中から、わかめとかわいらしい麩が出てきます。



金沢:不室屋の即席のお吸物です。
顆粒のこぶだしがついています。

不室屋はお麩屋さんです。細工した麩も季節ごとにかわいらしいものが多く販売されますが、生麩・麩まんじゅうなども言うまでもなくおいしゅうございます。

本店の茶寮不室屋では、お料理もお茶も楽しめ、金沢観光では是非お立ち寄りいただきたいお店です。

3個入りの小箱を買っていたのですが、お味噌汁タイプは賞味期限があと2日後に迫っていましたが、お吸物タイプは1ヶ月先までおいしくいただけそうです。

甘党ではない方へのお土産にもお勧めです。

暑くて台所に立つのが面倒な時には、活躍しそうです・・・・


加賀麩不室屋 麩の室


加賀麩不室屋 六寿斎



久しぶりにクリックありがとう。



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一流の上生菓子

2008-05-25 20:33:09 | ふるさと・石川

生臭さが伝わりそうな記事が続きましたので、話題を変えて。

2日目は、姉と金沢の卯辰山寺院群へ。

私どもが生まれたのは、このお寺の密集する中です。

歩いたのは姉おススメの「心の道」。53の寺院を結ぶ散歩道です。

加賀の一向一揆で知られる石川県地方ですが、前田家が信仰したのは日蓮宗です。したがって、この一帯は、やはり日蓮宗の寺院が多いのかな。

何人もの、通りすがりのおじさんに地名の由来や、道を教えていただきました。迷ってるとすぐに声をかけてくれるんですよね(笑)

金沢検定:中級に合格している姉もうなる新情報が満載の散策でした。

そして、散策の締めくくりは、「ひがし茶屋街」での「お茶のひととき」。

写真は、「久連波」でいただいた、「吉はし」の上生菓子。私には初耳の菓子舗でした。

姉曰く、ここは、店売りは一切せず、オーダーしなければ買えない一流の菓子舗だそうです。

茶の湯が盛んな、金沢において、大事な茶会では、お茶会の開催の背景(季節や、開催の目的など)にあわせて、その都度、お菓子をデザインしてくれるそうです。

お茶のお稽古に熱心な姉も、打ち合わせをして作ってもらっているようです。

このお菓子は「五月晴れ」という名前がついていました。

今まで、食べていた和菓子はなんだったのか・・・・
原材料の素材(豆類)と柔らかな甘みと、なんともなめらか。

金沢は茶道が盛んな街です。

千利休亡き後、千家4代仙叟宗室が、前田家に仕官し、金沢に屋敷を持ち京都との間を往来し、積極的に茶道を金沢に広め、没後も金沢の地に眠っています。

そこが、心の道の散策の際に訪れた、月心寺

仙叟宗室が河内から金沢に同行させた、大樋焼(おおひやき)の陶工:大樋長左衛門もともに眠っています。

加賀藩の伝統文化が栄華を極めたのは5代藩主、前田綱紀公の時代。

金沢の文化は、上流階級だけではなく、町民がたしなみ成熟したもの。

この街を離れ、自分のたしなみのなさが、いつも何かの後回しになっていることを、そろそろ何とかしたいと思う日々でございます。

1日1回ありがとうございます。

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酒肴:いかの丸干し

2008-05-22 23:21:57 | ふるさと・石川

こちらも、近江町市場から。

別名:もみいかとも言うそうです。

いかをまるごと、魚醤『いしる』に漬けたのち、内臓まで水分を飛ばした干物です。

表面を軽くあぶって食べます。

小さい時は、塩辛いし、内臓は苦いし、なぜこれが珍味と称されるのかが全くわからなかったワタクシですが、今、思えばこれは抜群に日本酒に合うように思います。

石川の地酒は、香りが強いです。東京でも、白山麓の美しい水で作られた「天狗舞」「菊姫」などは、かなりメジャーになってしまいましたし。

小さい頃から舐めていた石川のお酒は「芳醇馥郁」です。

「いしる」で味つけられたこのいかの丸干しには、輪島の酒蔵「能登誉」などはいかがでしょうか。能登誉は地味なお酒ですが、以前お寿司屋でいただいた時に、口から鼻に広がる芳しい香気に驚いてしまいました。

お酒は、あまり飲める方ではないのですが、香りのあるお酒には、こういう強い味わいの肴が合うようように思います。


■能登のもみいか味見セット


石川県 清水酒造辛口の軽やかで柔らかい味わいの能登誉 大吟醸 1800ml

『ふるさと・石川』カテゴリー爆増中。

1日1回ありがとうございます。




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地魚:めぎす

2008-05-22 01:20:47 | ふるさと・石川

久しぶりに近江町市場を歩きました。

鮮魚や新鮮な野菜を扱い、「かに安いよー」「甘エビどうや」という声でにぎわう『金沢の台所』でございます。

地元の人は、甘エビは買っても、この時期にはカニは買わないでしょうな・・・。

写真は、「めぎす」という地魚です。「きす」とは関係ないようです。

白身のさかなで、さっとゆでて、酢醤油でいただきます。この日帰ったら、母が用意していました。伝わるものですね。

このような、日常の食卓に上る大衆魚は、シンプルに食するのが良いと思いきや、調べてみると干物にしてもおいしいようです。

東京では、あまり流通しない魚でしょうね。

しばらく「ふるさと・石川」ネタが続きます。


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知らなかった兼六園

2008-05-22 00:15:33 | ふるさと・石川

仕事の合間を縫い、金沢に帰省しておりました。

いつも、甥や姪が休みの時に、帰っているので一緒に過ごすことが多いのですが、今回は、「大人の時間」を過ごしておりました。

3泊4日で帰っており、うち2日間は金沢の街を散策してまいりました。

1日目は、金沢駅を出発し、近江町市場、浅野川界隈、兼六園を散策し、あとは市街地へ。

写真は、日本三名園のひとつ、兼六園の徽軫灯籠(ことじとうろう)です。

金沢を旅し、兼六園を訪ねた方ならたいてい記念撮影に選ぶ場所です。

兼六園は、簡単に言えば、加賀藩:前田家の庭です。「松」の曲線美の美しい庭園です。

今回の発見ですが、幹のえぐられた松があったこと。

これは、太平洋戦争の際に、政府の指示で軍用航空機の燃料にするために松脂を採取したあととのこと。

金沢は戦禍を免れた街であり、戦争の爪痕が少ない街でしたが、こんなところで、戦争の引っかき傷に遭遇するとは思いもよらず、新しい発見でした。

旅行会社の調べによると、今年の連休の金沢は京都に次ぎ、国内旅行客が多かったとのことです。

この日、兼六園を巡る観光客は、韓国・台湾からのお客様が多いようでした。しっとりとした兼六園も、エネルギッシュな雰囲気に包まれていました。

金沢駅前には、ホテルがかなり増えていました。1年ぶりに帰省しましたが。観光インフラの整備や町並みの保存には力が注がれているように思いました。

金沢は、観光客の受け入れも十分ですし、何か尋ねても、返答は実に丁寧で親切な街だと思います。

1日1回ありがとうございます。



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母からのお年賀

2008-01-02 13:14:42 | ふるさと・石川

皆様、新年あけましておめでとうございます。

昨年は、風邪でお正月の帰省を見送った私ですが、年末からお客様が来ており、また実家の方の天気があまり良くないということで、今年も無理して帰省をせず、自宅でこぢんまりと過ごしております。

今朝、母からおせち料理と金沢のお正月のお菓子「福梅」に混じって、母親が漬けた「大根寿司」が届きました。

「大根寿司」とは簡単に言えば、大根に魚の切り身をはさみ麹で漬け込んだ「なれずし」の一種で、金沢の冬の味覚です。小さい頃は、こんな得体の知れない物を食べる日が来るのかと思っていましたが、来てしまうものなのですね(笑)。

「かぶら寿司」より、より庶民的なこの大根寿司なのですが、案外、手間も時間がかかるもので、70が目に見えてきた母が、寒い中で作ったというあたりから、ある程度のテンションの高さを保ちつつ暮らしているのかと察しています。

お味の方は、柚子が多めに使われており、切り身の魚は鯖でした。かぶら寿司はブリ、大根寿司はニシンと王道はあるのですが、家庭料理ならではのオリジナリティです。大根に甘みがあり、日本酒にはぴったりの肴でしょう。

この2年ほどで、すっかりトンネルを抜けた感があるのですが、それまでは結構鬱々とした状態が続いていた母だけに、本来持ち合わせていた創作意欲も戻ってきており、随分、安心しています。

荷物に年賀状が入っていました。「今年は、もっとまめに連絡をするように」と小言が少々。

言い訳をする年ではなくなりました。

箱根駅伝を見ながらの静かなお正月です。

今年もよろしくお願いいたします。



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能登・金沢のおみやげ

2007-08-27 07:26:39 | ふるさと・石川

金沢は和菓子天国です。

電車に乗る前には、お菓子のおみやげを買うのに迷ってしまいます。しかし、能登のおみやげはちょっと微妙・・・

能登みやげと言うと、有名なのが「ひっぱり餅」という個装された、柔らかくて、のびーるお餅。悪くないのですが、食べにくいのと目新しさに乏しいので、いただくことはあっても買ったことはまだないです。

逆に、憧れは輪島の「丸柚餅子(ゆべし)」です。これは柚子をくりぬいた中にお餅を入れて蒸して、寝かせて4ヶ月かけてできる極上スイーツ(1つ1500円~ぐらい)です。学生の時、母へのおみやげに勇気を出して買って帰った記憶があります。

私の中でのゆべしはこういうモノだと思っていたので、セロファンで個装されている「胡麻ゆべし」とか「くるみゆべし」を見た時、「えっ、ゆずはどこ?」とすっとぼけたことぬかしてしまったことがあります。

写真のお饅頭は、田鶴浜の「竹内のみそまんじゅう」と金沢の「中田屋のきんつば」です。田鶴浜という地名はかなりマイナーなんでご存知ないと思いますが、好き嫌いはあれど日本の名旅館:加賀屋を有する和倉温泉の近くだというイメージでよいかと。

このみそまんじゅうは皮の薄くてほんのりとみその塩味がして、中の白餡にもみそが入っていて、なんとも滋味豊かな味わいなんですよね。へんな温泉饅頭を買うより、断然おススメです。

また、金沢できんつばと言えば、中田屋です。小さい頃から慣れ親しんだ味です。少々小ぶりで、ナチュラルで上品な甘さにほっとするんですよね。金沢でひがし茶屋街を訪れた方は、ぜひお店ものぞいてみてくださいませ。

今回は乗車までの時間があまりなくて、最小限の買い物になってしまいましたが、久しぶりに自分へのおみやげとして、楽しみました。



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能登の歴史から

2007-08-23 10:19:48 | ふるさと・石川

能登からの帰り道、妙成寺に寄りました。能登では有名な、五重塔のあるお寺でございます。

暑い中の散策となりましたが、歴史のよい勉強になりました。

ここは、北陸地方の日蓮宗の総本山であると同時に、加賀藩初代藩主:前田利家公の側室の千代保(ちよぼ:のちの寿福院)の菩提寺です。

前田利常はこの千代保(寿福院)と利家の間に生まれた3代目の藩主です。藩主の母は、徳川家との和平を図るため、江戸に人質に取られるのが加賀藩の慣わしでしたので、寿福院も加賀藩の江戸屋敷に幽閉され、日蓮宗を熱心に信仰したとのことです。

だいたい加賀の歴史などは、NHKの大河ドラマ「利家とまつ」でこそ、多少知られることになったものの、一部の歴史小説家が書く以外にさほど脚光を浴びるものではない地味ぃなものでございますよ・・・・

ところが、実家に帰ると、地元の新聞で小説が連載されていたり、雑誌に子供向けに漫画になっていたり、わかりやすい言葉できちんと語り継がれており、さすがだなあと思うのでした。

「故郷の歴史ぐらいは、きちんと話ができるようになっておけ。」

歴史嫌いな私がこうして、今なお、地元の歴史に関心を持ち続けているのは恩師のアドバイスがあったからです。

加賀藩の前田家は、織田・豊臣・徳川家と結びつきの強いお家でございます。

このようなヒーローについては、学生時代の教科書的に一通りの教養はあるのかもしれませんが、「前田家目線」で人物理解をするのも密かに楽しいものです。

帰り道のサービスエリアで地元の小学生が作った展示物も関心が持てるもので、感心もしました。佐々成政と前田利家の「末森城の合戦」での地元の英雄桜井三郎左衛門の活躍が切り絵とともに展示され、功績を伝えていました。

地域密着の歴史物語でお勉強をさせていただきました。
チビッコたちに感謝です。


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元気宣言、能登

2007-08-23 00:10:44 | ふるさと・石川
帰省しておりました。

実家の金沢も、連日32、3℃の夏日で、日中は暑かったですが、夜は風が冷たく、鈴虫が鳴いておりました。

今回の滞在では、金沢市内に出かけることはなく、1泊2日で能登のリゾートホテルに女性の家族のみ4名で滞在しました。しっかし、

姉さん・・・
いくら義兄の顔が効くとは言え、いくらなんでも最上階のロイヤルスイート(推定80畳?しかも格安!)は申し訳なさ過ぎます。

ちなみに小学6年生の姪っ子は狂喜乱舞で大興奮・・・・

3月の地震で被害を受けたホテルでした。

トラブルがあった原発施設も近くにありました。でも、お盆休みの最終日で、隣接のゴルフ場もにぎわっていましたし、途中の高速道路も県外ナンバーの車が多かったです。

東京とは違って、

線香花火の先っぽみたいな太陽が沈む夕焼けの海
夕陽が沈んだ後、日本海の沖にひとつまたひとつと灯るイカ釣り船の漁火(いさりび)
日本海からの強風を活かした風力発電用のゆっくり回る真っ白な風車

などなど、夏の郷里の景色を満喫してまいりました。

大学3年生の夏、「3時間」の大遠泳があったのもこの一帯でした。最も、苦労して取った専門課程の実技の単位でした。夏は日焼けで、どっちが前か後ろかわからなかった大学2~4年までの3年間でした。

その頃の景色とほとんど変わらない田舎の風景を、車の中から眩しく見ました。

「能登はやさしや土までも」

能登への旅行は、能登空港からが便利です。

ちなみに能登を訪れたらおススメのおみやげは「竹内のみそまんじゅう」です。後日、ご紹介しますね。

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加賀のおみやげ

2007-06-22 22:38:23 | ふるさと・石川

本来、心理向きでない人間が、心理ネタを頑張って書くのは疲労を伴うものでございます。

で、ゆるいネタで書いてみたくなりました。

先日、私の交流分析の師である金井先生のデジカメのSDカードを持ち帰り宿題をしておりましたところ、春先に金沢からおみやげとして持って上がったお土産の画像を見つけました。写真ではいただいていたのですが、ちょっと拝借します。

お国自慢も兼ねて、なかなかのお土産の品を紹介しますね。

①笹寿し
なんてことない普通の押し寿司なのですが、小さい時から慣れ親しんだ「芝寿し」というメーカーのもの。

駅の中や金沢の百貨店・スーパーなどに出店していて、庶民プライスでありながら、笹や山椒などの香りも芳しく、そこそこリッチな食べ心地がするので、駅弁は買わずにコレを買ってから在来線に乗るのが定番の私です。手が汚れない、残しても持ち帰りしやすい、さっぱりしているのでという合理的な理由もあります。

帯が赤いのが鱒、白いのが鯛、青いのが鯖の切り身が乗っています。お祭やおめでたい時には金沢は押し寿司でお祝いをします。

佃の佃煮
3色詰め合わせは上から「くるみ・川エビ・ゴリ」です。個人的にはくるみが好きです。ゴリは天然ではもう見かけることができないんじゃないでしょうか?

③いかの黒作り
これは、富山や石川の珍味です。日本酒の酒の肴にはかなりイケてると思います。塩辛に「スミ」をプラスしたのがコレ。お酒とともにズルズルいただく他に、アツアツのごはんにのせて食べると、ついついおかわりしてしまいます。
ほぼ間違いなく万人が「お歯黒」状態になるので、にっこり笑う時は要注意!

ふぐの糠漬け(へしこ漬け)
ちょっと見えにくいのですが、ふぐの卵巣を糠で漬け込んだものです。3年以上漬け込んでいるので毒はもう抜けています。これも、お酒好きにはたまらないリッチな珍味です。

⑤大根寿し
「なれ寿司」の一種です。本当は「かぶら寿し」を買いたかったのですが、4月は残念ながらシーズンオフです。代わりに購入したのは大根の間に「ニシン」を挟み、麹で漬けたものです。かぶら寿しは加賀の代表的な郷土料理で、かぶに「ブリ」を挟んで同じく麹で漬けたもの。子供の頃は、そんな得体の知れないものを口にすることはできませんでしたが、大人になってからは、恋焦がれる故郷の味となりました。

酒の肴満載の師匠への金沢みやげでございました。
次の帰省はいつになるでしょうか・・・・

こういうネタも好きですよって方もいるかもしれないですね。



お酒飲めないのに、各地の酒の肴は果敢に食する私です。
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一人で抱えているお悩みをアクションラーニングで解決!

2012年の6月からアクションラーニングのコーチとして活動しています。アクションラーニングとは⇒コチラ
月に1度、アクションラーニングによって、個人が抱える問題を対話で解決する会を開催しています。
アクションラーニングでは、問題を持つ方が問題解決できるのはもちろんですが、グループメンバーも提示された問題を自分のことのように考えながら、チームビルディングや自らのコミュニケーション力向上やリーダーシップなどについて振り返り、学ぶことができます。
◆最新のスケジュール◆
確認・お申込みは、告知サイト「こくちーず」より⇒コチラ