いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

製パン王キム・タック 第27話

2011年09月06日 | 製パン王キム・タック
母の生存を聞かされ、呆然とするタック。

そのころ、ユギョンの父はハン室長に連れられ、
ドレスを試着中のユギョンの前に現れていた。
14年ぶりに会った父に向かって、
「私の父ではありません」
憎しみに燃える瞳でそう言い放つユギョン。
直後、蘇る記憶に圧倒され、試着室で倒れてしまう……。

タックは母の入院する病院へ来ていた。
病室のドアをあけるタック。
しかし、母は置手紙を残して姿を消していた。
またもやすれ違うふたり。

ユギョンの父を、再び厳しく諭すタック。
うなされ、泣きつかれたユギョンを抱いて、
「子どもを傷つける親なんかいらない」と
あらためて結婚を申し込むマジュン。
ユギョンはマジュンを受け入れるかのように
頬に手を添えた。

いまだ青山工場の建て直しは急務。
母の行方を心配しながらも、タックは
ハン室長に挑み、癒着の温床である業者を切ることを宣言する。

ユギョンの父が、マジュンに会いにコソン食品へ現れた。
「俺はユギョンの父親なんかじゃない。」
ふたりに幸せになれ、と言って去っていく父。
タックのせいで、父親らしいことをしてみたんだ、という父に
涙を流すユギョン。
タックのもとを訪れたユギョンは、穏やかな顔で
友達のように親しく話をする。
マジュンとの結婚を報告し、退職願を出すユギョン。
「ふたりで穏やかに暮らす。幸せになる」
目に涙を浮かべたふたりは握手をかわし、
静かに抱き合いながら、別々の道を生きる
お互いの幸せを祈りあうのだった。

結婚式当日、とうとうタックの母の行方がわかった。
母はジングに連れ去られていたのだ。
ジングがハン室長の指示で動いていたことを知ったタックは、
母が軟禁されている別荘へと向かう。
株の譲渡を断り、ジングの車で連れて行かれる母ミスン。
14年前の悪夢が再現されるかのように、
必死に車を追いかけるタック。

タックは母との再会を果たすことができるのか?

(つづく)


またすれ違いかー!!

ちょっともうお疲れ気味だよー。
はやく再会させてあげてよー。

しかし今回はいつにもまして「愛」がテーマだったのかな?

前回タックが必死にユギョンアボジに言ってたじゃない。
「一度くらいは親らしいことをしてやってください!」って。
もしかしたらあの場面で「違う」って言うのかなーと
期待してみていたら、もうユギョンの憎しみビームがすごかった。
せ、先手を打たれた……と私は想いました。

工場へ帰ったタックはユギョンアボジを再度諭すのね。
作業員に痛めつけられてたアボジを助けてやって、
ケガの手当てをしてあげて、
「友だちの父親は、俺にとっても父親だ」って言うの。
実の娘に「あんたなんか知らない」って言われた後だもん、
さすがにジーンとくるだろう。
タックはオモニが連れ去られたことをしらないで、
「自分に迷惑がかかると思って姿を消したんじゃないか」と思っているわけ。
母の愛、みたいなものをすごく感じていたから、
ユギョンアボジにもそうするよう、諭したんだろうな、と思う。

このタックがオモニを思う短いシーンは地上波ではカットなんだけど、
ここがあるのとないのじゃ違うと思うんだよ。
タックはただただ正義感の強いおせっかいな男なんじゃなくて、
もらった愛情を周りの人にわけてあげられる男なんだ、って
感じられる流れだったと思います。

んで、「俺はユギョンの父親じゃないんだー」とバレバレの嘘を
つきにマジュンに会いに行くアボジ。
マジュンはその姿にちょっと感心しちゃうわけね。
それでハン室長にしっかり嫌味を言いに行きますよ。
ここもカットだね、もったいないね。
母を想うお前の気持ちはわかっているけど、ほんと不毛だな、みたいな
きつい嫌味をかますマジュンは本領発揮。
実の父親だって知ってるけど、親父としてはまったく認めてないのね。

まあ、マジュンくん、直後にこんなシーンを見てしまうわけですけども。



こんな大事なシーンカットなんてありえないですから!

ユギョンは父との再会の後、つきものが落ちたようになって
「マジュンとふたりで穏やかに暮らす」とか言うんだよ?
で、タックとお互いを想いながら泣いて別れるという……。
復讐心は捨てたみたいだからタックとよりを戻したっていいのに。
でもここまでタックを傷つけてそれは出来ないし、
本気のプロポーズしてくれたマジュンを捨てることも出来ないんだね。

タックもねー。ものわかりよくカッコつけないでさー、
強引に戻って来い!とか行くな!とか言ったらいいんじゃないの?
もう観ていてつらくてつらくて(BGM効果アリ)仕方ないんだけど
ふたりの心情が複雑すぎてモヤモヤしたままつらい感じ。
実際問題、こういう気持ちはすぐ切り替えられるものじゃないだろうし、
わかっていても結ばれないみたいなのもあるわけだし、
リアルといえばリアルなんですが。

そこまでリアルじゃなくていいじゃんよ。
ドラマらしいすっきり感は……皆無。


まわりをうろうろしながら
ほんとにいいのー?ほんとにあなたたちそれでいいわけー?と
しつこくききたい気分。

唯一すっきり観られるのはケロッピの愛情だけさ。



疲れたタックが休みに帰る場所は
パルボンBのケロッピのところなんだねー。

韓国語で観てると、タックが「ミスンア」と呼んだり、
「ヤン・ミスン!」と呼んだり、
「オクトルメ」と呼んだりするニュアンスの違いがあって
なかなか奥深いですよ。
ここでは「コマプタ オクトルメ」ですから、
タックのリラックス感がよくわかっていい感じですね。

細かいカットのためにわかりにくかった点をいくつか。
・ハン室長に宣戦布告したのは、秘書室のメンバーに
 焚きつけられてやった側面もあった。秘書たちはタックを好きになっている。
・でもユギョンと一緒に入社した男性秘書は、ハン室長の手駒。
 告げ口とかしてる。
・ジングヒョンがオモニを連れ去ったところが防犯カメラに
 映っていたので、発覚した。
・とにかくハン室長の愛情は奥様にとってはうざい。
・会長やっぱり狸寝入り。

次回はオンマと絶対会える!はず。






最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
狸寝入り! (しーま)
2016-08-01 17:05:29
(笑)
狸寝入り、笑いました!

シングさんも、ちゃんと説明してあげればいいのに〜!
拳握りしめてないでさ。

シングさんも、タックが大好きで、
タックのために会長の命を受けて動いている、ってことを言ってあげればいいのに!


ユギョンとタックは、あの形で良かったんだと思います。
タックは本当に大きな人ですよ(涙)
好きな人の幸せを願うことのできる人です。
友達の父親は、自分の父親だと言える人ですよ。

そりゃあ、どうやっても
マジュンの敗北感は拭えないわ。
マジュンや、人生は長いのよ。
これから、うんと成長して、
立派な大人になってね…
返信する

コメントを投稿