不良家族 ３

なんとか全員集合して家族写真を撮った疑似家族のみなさん。
でもママは料理が大の苦手。
朝からジャージャー麺の出前だなんて、
子どもは食べたくないでしょうよ。

案の定、本物のおじさんは眉をひそめ、
「やはりこのプログラムは終了しましょう」と怒っています。

しかも！市場を潰してショッピングモールを作ろうと計画している、
ガマおじさんと結託しているのが、ダルゴンが元いた組の組長さんでした。
現代やくざの組長さんは、建設会社を経営しているんですねー。
ふたりは力づくでも市場を潰そうと悪だくみをしています。

ダルゴンがもとやくざだったことを知ったおじさんは、
余計に疑似家族計画を止めようとするのですが、
ダルゴン粘ります。

前回登場の経営企画室長嬢が講師を務めるお料理教室に通う姿を見せてアピール。
嬢に誘われた時にはすげなく断ってたくせに。

またこの嬢がかわいいの！美人だし！
くねくねとシナを作ってやりすぎ感はありますが、
ここまでやっても硬派のダルゴンはわかってくれないからね。
お料理教室ではクッキーを作るのですが、
なんと彼女は自分の携帯番号をチョコペンで書いてアピール！
斬新かも～！

嬢は、この携帯電話番号付きクッキーのおかげ？で
酔いつぶれたダルゴンを家まで送る羽目になるのですが、
その時のダルゴンがキュートです。
耳にフーツて息をかけられると、くすぐったくて笑っちゃって
意識を取り戻すの。
こわもてのくせに、どこかかわいいダルゴン兄貴です。

これまで情報のなかった金髪あんちゃんの素性がわかりましたよ。
いいとこのおぼっちゃんだったんですね。
だからなんとなくおとなしかったんですわ。
街の不良とは違う感じだったもの。彼にも秘密があるようですね。

そしてあの指輪ネックレスの謎が解けました！

あれは婚約指輪でも、結婚指輪でもなく、
ダルゴンのお母さんのものだったんですね。

オ・ダルゴンという名前は後からつけられたもの。
彼は公園に置き去りにされた捨て子だったのです。
その時持たされていた指輪が、両親を探す唯一の手がかり。
だからあんなに大事にしていたわけです。

ヤンアは怒って草むらに投げ捨てたみたいだったけれど、
やっぱり捨てられずに大事に持っていたみたいです。
ところがそれを末の弟がナリムにプレゼントしてしまったから大変。
指輪をなくしたという弱みを握られ、ダルゴンの言うことは
なんでも聞かざるを得なくなってしまいます。

んー、というより、ダルゴンの身の上話を聞いて
本当に申し訳なく思ってしまったのね。
だって彼の悲しみが本物だったから。
いつもなら、すっごく怒ってヤンアを怒鳴りつけちゃうところなのに……。
ゴミ箱を蹴って憤りを発散しながら、
「指輪を探せ」とすごむダルゴン。
まぁ、すごむところはいつもと一緒なんですけど、
でっかい声で派手に脅しをかける普段のスタイルとはやっぱり違います。

ううっ、お約束の不幸な生い立ちかもしれないけど、涙が……。

でも、事情を知らないナリムが
「おじさんが一番強いから、これを守って」とネックレスを渡してくれて
ひそかに大喜びのダルゴン。
見つかったことはひた隠しにして、
ヤンアが申し訳なさそうに自分に気を使う様子を見て楽しんでおります。
ふっふっふ、なんだか楽しそうです。

ダルゴンの提案で家族登山をしている疑似家族のみなさん。
出発草々、キティちゃんを連れて行くかどうかで揉めますが、
「持ってけ！」とダルゴンの鶴の一声で決着。
「ナリムがしあわせならそれでいいんだ」
あー、今日の名言はこれに決定ですね。
もう、すべてはそれにつきる。
ダルゴンカッコいい。

案の定、キティを途中で忘れたダルゴンは、
めんどくさいのでヤンアとナリムで取りに行かせます。
そして「山」といえば「遭難事故」の定石通り、ふたりは道に迷い、
そうなったらそうなったでセオリー通り、ヤンアが怪我を。

これはきっと、意識を失ったヤンアを助けるべく、
ナリムが声を取り戻して大声で叫ぶんだー！と思ってたけど、
違った。

雨の中、ナリムを必死でかばいながら
「お姉ちゃんは大丈夫だよ。ナリムが平気ならお姉ちゃんも平気だよ」
さすが弟たちを立派に育ててるしっかりものの姉さんらしく、
優しさでナリムを包んであげるヤンア姉さん。
ドラマ冒頭、悪夢から覚めたナリムが起こしても起きなかった、
爆睡姉さんの面影はありません。
（あのときはヤンア冷たいなーと思ってたよ）

血を流しながらも自分が悪いと謝るヤンアを見たダルゴンもはっとします。
最初に傷ついたのは自分だけど、心が傷ついたのは自分だけど、
悪ふざけのせいでヤンアは実際に傷つくことになったんですからね。
それでも誠意を見せるヤンアに心打たれた様子のダルゴン。
即座に上着を脱いでかけてあげるの。
うん、やっぱりダルゴンカッコいい。

しかしこの事件が決定打となって、疑似家族は解散に……。
いつもはケンカばかりの疑似家族も、なんだかしんみり。
ところが！大逆転！
ナリムが「学校に行ってまいります」とあいさつしたのです！
言葉が戻ったナリムに家族はびっくり！
そしてみんなで大喜び！

あ～よかったー！
とりあえず家族解散せずにすみますよね！

ナリムの言葉が戻ったのは、
怪我をおしても自分を守ってくれたヤンア姉さんの真心と、
大事な時に自分に優しくしてくれるダルゴンの気持ちが通じたおかげね。
もしかして、末っ子のラブラブ攻撃もちょっとは助けになったのかも。

今まで見てたドラマは恋愛メインだったせいか、
優しくて、かっこいいけど恋愛には疎い硬派なダルゴンのキャラが新鮮です。
重くなくて楽しいドラマ。
すいすい観ちゃうなー。