いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

フルハウス ※ 13

2015年05月24日 | フルハウス
はいはーい、久々のフルハウス視聴でっす!
1年の月日がたってしまいましたが、どーってことはありません。
こういう時ですね、ブログ書いててよかったと思うのは。

しかし、前のお話を読み返してみても、
なんでふたりが偽装結婚したのかよくわからんなー。
ジウンはフルハウスを取り戻すためなんだけど、
ヨンジェは?ヨンジェはなんのため?
やっぱへウォンへの当てつけのためなんでしょ!

それがめぐりめぐってこんなことになるとは……。


〈あらすじ〉

ジウンと一緒にいたら楽しい。手放したくなかった。
守ってやりたかった。
そういってくれたヨンジェだったのに、
彼が最後に選んだのは、へウォンだった。
ジウンはすっかり落ち込んでしまった。

ヨンジェはへウォンに会い、フルハウスを出ることにしたと告げる。
へウォンは、ヨンジェが自分を選んでくれたことに安堵して、
様々な障害も我慢することに決めた。

引っ越しを決めたというヨンジェに、がっかりするジウン。
わかっていたことだけど……。

しょんぼりしているジウンを慰めてくれるミニョクに、
ついつい愚痴をこぼしてしまう。
だってわたしを好きだと言ってくれたのに。
どうしてそれがへウォンさんを選ぶことになるの?
行かなければいいのに……。
「それは無理ですね」と、ミニョクは言った。
小さな頃から、へウォンを妹のように守ってきたヨンジェだから。
ずっと彼女を好きだったから、ヨンジェはへウォンを裏切らない。
「知ってます。9歳のころの約束でしょ。
そんな昔の約束を守るなんてバカよ。鳥頭よ」

しかし、ここで別れる方がジウンにとってはいいのだ、と彼は言う。
いずれ、へウォンとヨンジェの記事が出回るだろう。
その時ジウンには傷ついて欲しくない。
「ヨンジェさんはどうなるの?」
おそらく大きなダメージを受けるだろう。
しかし、結果はわかっていたはずだ。

ジウンはすっかり酔っ払ってミニョクに送ってもらった。
ふらふらのジウンを待っていたヨンジェは、イライラと怒り出す。
「ヨンジェや!ハチミツ湯作ってよ」
「なんだと?!」
ムカムカしながらも、ヨンジェはハチミツ湯を作ってやった。
「あんたに話があるの。あんたを行かせないわ。
あんたのことは、わたしが守ってやる……」
そう言いながら、ジウンは眠ってしまった。
彼女を抱いて、ベッドに寝かせてやるヨンジェ。
ぐっすり眠っている彼女の頬に手を触れたかったが、触れることはできなかった。
「ハン・ジウン、俺のせいで傷つくな。お前を守ってやれないんだ……」

来たるべき騒ぎに備えて、ヨンジェはジウンをフルハウスから引きはなそうとするが、
ジウンは素直にうんと言わない。
たいへんな騒ぎになるなら、それこそヨンジェのそばにいなきゃ。
「くそっ!俺はすっごく自分勝手で悪い男なんだぞ!
俺のことを絶対嫌いにさせてやるからな!」

意地悪ばかりいうヨンジェだが、ジウンは平気だ。
「イヤなことがあったの?元気出しなさいよ。アジャアジャファイティン!」
「何を怒ってるの?言ってごらん?」
ちっとも嫌な顔をせずに自分に話しかけてくるジウンに、
ヨンジェの意地悪もエスカレート。
「言ってもわかんないのか?お前が嫌いなんだよ!」

ヨンジェの引っ越しに、社長は大反対。
落ち目のヨンジェにスキャンダルは致命傷になりかねない。
ヨンジェはイライラしながら、へウォンと会うことにした。
手料理でもてなしてくれるへウォン。
「食べたいもの、なんでも作ってあげる。クラゲの冷菜好きでしょ?」
「クラゲの冷菜はもう……食べない。ヤな思い出があるんだ」
元気のないヨンジェにへウォンはいぶかしげな目をむけた。

その夜遅く帰ったヨンジェを、ジウンは寝ないで待っていた。
「へウォンの家で食ってきた。クラゲの冷菜、うまかったぞ」
「……遅くなるなら電話する約束でしょ」
「どうだっていい」
ヨンジェはあくまでも冷たい。
「二度と俺を待つな」
それはけして本心ではないのだが。

ヨンジェのことが心配で、いろいろと声をかけるジウンだったが、
ヨンジェはかたくなに彼女を拒絶する。
「お前は頭が悪いからもう一度言うけど、
俺はお前が嫌いだ!だからお前との約束なんてどうでもいい。
軽い気持ちで言っただけだ」
その言いぐさに、さすがのジウンも怒った。
「じゃあわたしも約束を守らないわよ。
掃除も洗濯もしないし、炊事だってしないから」
「いいよ」
「ごはん作らないのよ?」
「いいったら」

頭にきたジウンは、ミニョクを誘ってデートに出かける。
当てつけがましく「帰らないかもよ」と言うから、ヨンジェも気が気ではない。
ところがちょうどへウォンから電話が入って、ヨンジェも聞こえよがしに返事をする。
「うん、そうだな、後で会おう!」
お互いイライラしながら意識し合うふたり。

その夜、夕食の席で二組のカップルはバッティングしてしまった。
気まずいながらも無視するわけにもいかず、4人でテーブルを囲む。
大人な態度のミニョクに対抗して、ヨンジェは子どもっぽくジウンをいじめる。
ジウンも頭にきて、思いっきりヨンジェに悪口を……。
ばつの悪いジウン。

食事が終わって、ミニョクの車に乗って走り去るジウン。
彼女の姿をじっと見つめているヨンジェ。
サイドミラーに映る彼の姿をジウンもぼんやり眺めていた。
と、ミニョクが旅行に行かないかと誘った。
ベネツィア映画祭に一緒に行こうというのだ。
「ええ?」ジウンは即答できなかった。

ヨンジェの車にのったへウォンは、ぼんやりしていた。
彼も心ここにあらずといった風情で、なんだか嫌な予感がするのだった。

「わたし、ミニョクさんと旅行に行くの。いいでしょ?」
びっくりするヨンジェ。
「い、いつ行くんだ?」
「水曜日」
「水曜?俺もその日、引っ越すことにしたんだ……」
ジウンが帰ってきても、その時もうヨンジェはフルハウスにはいない。

旅立つ日、ヨンジェはどうしても彼女を引き留めることはできなかった。
もしかしたら引き返してくるかも、という淡い期待も裏切られた。
ヨンジェはへウォンを食事に誘うが、車の中でうっかり「ジウン」と話しかけてしまう。
「あなた今、ジウンと呼んだわ」
へウォンの指摘に動揺するヨンジェ。
「そ、そうか?実は今日、ジウンが旅行に出かけてさ。
ドジだからヘマするし、頭悪いから英語も話せないし、
体が弱くてよく風邪を引くから、薬ちゃんと持ってったかな、って、
心配で、俺、だから……」
しどろもどろの言い訳をするヨンジェに、へウォンが叫んだ。
「じゃあ行くなって言えばいいじゃない!止めればいいのよ!バカね!」

ヨンジェは空港でジウンの姿を捜したが、すでに旅だった後だったのか、
彼女を見つけることはできなかった。

バーで、ヨンジェはへウォンに告白する。
「あいつはつでもアジャアジャファイティンなんだ。ほんとにバカだよ。
変なやつだけど、あいつといると楽しいし、気分がいい。
俺もヘンになっちゃったのかな?
それとも、一緒に過ごした何気ない日常に、慣れちゃったのかな。
よくわからないよ
実は、あいつを好きだった。
だけど、いつも傷つけて、苦しめてばかり。守れなかった」
「じゃあ、今からでも守ってあげればいいわ」
「行っちまったよ」
「じゃあ、追いかければいい」
「俺には、できない」
「どうして?私のせい?」
へウォンの意外な言葉に、ヨンジェは驚く。
「気づいてたの。でも知らないふりをしてた。あなたの手を離すのが嫌で。
2回も失恋なんてキツいわ。
ごめんね、一番好きな友達につらい思いをさせて。私が悪かったの。ごめんね。
あなたの手、離してあげる」
へウォンは気丈に微笑んだ。
「アイス、食うか?」
「子どもじゃないのよ。こんな時に必要なのはお酒」
「でも、もういない……」
「帰ってくるまで、待つのよ。ヨンジェ、アジャアジャファイティン!」
どちらにとっても、それはつらい別れだった。

ジウンは、ミニョクに送ってもらい、取るものも取りあえず家に入る。
ヨンジェの部屋を確かめて、そこががらんとしていることに気づいて落ち込むジウン。

愚痴をこぼしながら、涙が出る。
ミニョクはそっとジウンの肩を抱き、励ますのだった。

フルハウスに戻ってきたヨンジェは、そんなふたりの姿を見てしまう。

(つづく)

だよねー?!

いやいや、冒頭のジウンに超共感ですよ。
あの流れだったら、ジウンが好きです!でハッピーエンドだよね?
なのになぜ、へウォンの元へ行くのか?

ミニョクに愚痴っちゃうのももっともだ。
思考の流れがおかしいよ~。

とはいえ、ミニョクは冷静。
幼い頃からずっと好きだったへウォンを裏切ることはできないだろう、と分析。
ほんとに気の毒なお兄さんだよ。
せっかくジウンが連絡してきたかと思えば、話題はヨンジェのことばかり。
プレイボーイでプライドもお高いミニョクがこの屈辱に甘んじているのは、
ひとえにジウンへの愛情からなんだろうなぁ。
よっぽど好きなんだね。
気の毒すぎてなんとかしてあげたい。

わたしね、ヨンジェにとってへウォンとは何者か?ということについて考えたとですよ。
結論を言えばですね、
ヨンジェにとって、へウォンは死んだ妹の身代わりなんじゃないか、と。
代謝物といってもいいでしょう。
かわいがっていた妹が死んでしまい、ヨンジェは家出をする。
ところが、へウォンがあんまり泣いて悲しむので、
仕方なくヨンジェは家に戻ることにしたのでしたよね。
もうこの瞬間から、へウォンはヨンジェにとって妹的存在になったと思うんですね。

ただヨンジェは、自分の愛着が妹からへウォンにスライドされてることに気づいてない。
だって表面上は、へウォンは幼なじみなわけですから。
赤の他人なわけですから、ヨンジェの愛着は、すなわち異性への愛情として認識されるわけです。
ヨンジェ自身にとっても、もちろんへウォンにとっても。

でもそれは間違いで、ヨンジェの愛情は、妹への愛なわけですよ。
だからこそ、へウォンがヨンジェの愛に応えようとした時、その関係は破綻してしまった。
だって、妹に片思いして見守っているうちはいいけど、
両思いになっちゃったら近親相姦でしょう。
って
逆に言えば、ヨンジェは、へウォンがミニョクを好きな間は、
問題なくへウォンを愛し続けることができた。
片思いで苦しいけど、それでも良かった。
安心して好きだ好きだ言えたわけですね。
ところが、へウォンがヨンジェを愛していると言い出して、ヨンジェはうろたえる。
妹とは愛し合えないよ、と。

「ずっとへウォンを好きだったけど、ジウンと契約結婚してみて、
ジウンの良さに気づいて彼女を愛するようになってしまった」
というのが、公式見解だとは思っていますが、
実は上記の理由から、ジウンがいてもいなくても、
ヨンジェとへウォンの関係はいずれ破綻していたのではないかなーと思っています。

ま、だいぶ勝手な憶測ですけれども。

相変わらずのウダウダがめんどくさいなーと思いつつ観ちゃうのは、
妙なリアル感があるからかもしれません。

「俺はへウォンの元へ行く」バーン!ってすぐへウォンの家に転がり込む、とか
できないじゃないですか、現実には。
「もうあんたとは離婚よ!」バーン!って離婚届1枚出して家出とか、
現実にはそうはいかないですよね?
よくドラマではそういう風になってるけど。
実際は、離婚届だって立会人みたいな人に署名もらったり、
それこそ荷物の整理して持って出たり、
ま、弁護士挟むにしても、なんだかんだ面倒なわけですよ。

だから、
「へウォンの元へ行くって行った割には、フツーにフルハウスで今日も朝飯を食うヨンジェ」とか、
「あんだけはっきり言われたのに、ニコニコ話しかけるジウン」とか、
あれ?昨日の別れ話、どーなったの?的な日常が、なんだかリアルに見える。

ぐだぐだウダウダしちゃうのが、現実の男女関係なんですよ~。

ハァ(ため息)

あ、でも今回、ヨンジェがはっきり気づきましたね。
ジウンが好きだって。
いや、それは十分自覚していたな。
へウォンがきっぱりヨンジェをあきらめたんですね。
彼の心が自分にないことを、やっと認めて自由にしてあげた。

これは大いなる一歩なんですけれど、
韓ドラのお約束で想いはすれ違っちゃうというね……。

しかもキスでもしているならまだしも、
ちょっと肩抱いたくらいで、めちゃくちゃショックを受けてしまうヨンジェくんですね。

旅行に行かずに帰ってきたんだし、いいじゃん!!

ね、一瞬アレッ?と思ったけど行ってないよね、これ。
ジウンが行っちゃったと思ってやけ酒飲んでヨンジェ帰ってきたらジウンがいたんでしょ?
じゃあいいじゃんよ。
ミニョクの気持ちを考えてみれよ!
ほんとに忙しい青年実業家なのに、箸にも棒にもかからんような駆け出しの脚本家にいれあげて
会社をつぶしかねませんよ。
そこまで尽くしてもこの扱い……。
不憫な……。


ただ立っているだけで美しい姿。姿勢とスタイルがいいのね……。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うれしい! (MASAKO)
2015-05-24 19:14:09
こんにちは。
フルハウスの続き、うれしいです。
しかしあんなに、はまって何度も観たのに、ちっとも
覚えてなくてショック。どれだけザルか…
祭りの最中ではありますが、ちょっくら観直してみようかと考えております。
ではでは、続きを楽しみにしています。
返信する
えへへ (ビスコ)
2015-05-25 09:44:46
MASAKOさんこんにちは!
ようやく最後まで観られそうです。
背中を押してくださってコマウォヨ。
フルハウスの楽しみは、細かいシチュエーションごとの会話と、
ヨンジェ&ジウンのいちゃいちゃっぷりだと思うんですよ。
もう、そのすべては覚えきらないと思いますよ~。
わたしは何度も出てくる洗面所での歯磨きシーンが好きなので、
だれかダイジェスト作ってほしいな。

MASAKOさんは引き続き「チョ・ヒョンジェ祭り」なのですね!
49日がhuluで配信されているので、この際観ようかな。

返信する

コメントを投稿