いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

フルハウス ※ 14

2015年05月26日 | フルハウス
だからさ~、泣かせてくれるなよなぁ……。

〈あらすじ〉

ヨンジェが引っ越していき、がらんとした部屋はもの悲しかった。
……はずなのに、朝になってみると彼がベッドに寝ている?!
「ちょっと!起きて!どうしてまだいるの~?!」
「いちいちうるさいな。お前こそベネチア行かなかったのかよ。なんでだよ」
「いちいちうるさいわね!」

素直になれないヨンジェは、ジウンにつっかかることしかできない。
しかも昨晩ミニョクが来ていた様子を見ているので、イライラは最高潮。
そこへまたもやミニョクが訪ねてきたから、気まずい雰囲気に……。
「お前はへウォンを選んだのに、なぜまだここにいる?」
そうなんだけど……そうなんだけど……。
本当の気持ちを言い出せないヨンジェ。

ジウンはミニョクとドライブに行くという。
「行くな!」ヨンジェは思わずジウンを呼び止めてしまう。
「お、大掃除の日だろ!」
「帰ったらやるわよ」
取り合わず、行こうとするジウンに、もう一度ヨンジェは言った。
「行くな」
声に込められた真剣な響きを感じ取って、ミニョクも不審そうな顔になった。
「め、めしが食えないだろ」
ヨンジェの言い訳はまるで子どもなのだが、
「ごめんなさい、やっぱり行けないわ」とジウンはミニョクにあやまった。

「どうして行かなかったんだ?」
「昔のことを思い出したの。私を置いてへウォンさんと行っちゃったことがあったでしょ。
あの時、悲しかったから」
「もう二度と、そんなことはしないよ……」

ジウンの掃除をニコニコと手伝うヨンジェ。
「おい、頭になんかついてるぞ。とってやるから目をつぶれよ」
え~?といいながら、しぶしぶジウンは目をつぶる。
ヨンジェは嬉しそうに彼女にそっとキスをしようとするが、
あと少しというところでインターホンが鳴った。
「誰なんだよっ」

あらわれたのは、ジウンの親友ドンウクとヒジン。
「世間では噂になってますよ、ジウンが詐欺師だって。
ヨンジェさんの弱みを握って結婚したんだって言ってます。
借金のこととか……」
「おい!そりゃお前が作った借金だろ?今の話、絶対ジウンには言うなよ!」
そのころジウンは、ヒジンからすっかり話を聞いていた。

内心落ち込むジウンだが、ヨンジェにそんな姿は見せられない。
「おい、どうした」
「結婚詐欺師って言われてるんだって、わたし……」
「何も知らない奴が適当なことを言ってるだけだ」
「そうね、アジャアジャファイティン!」
笑顔を見せるジウンが愛しくなって、ヨンジェはふたたびキスを試みるが、
またしてもインターホンに邪魔されてしまった。
「くそっ、誰だよ!」

家を訪ねてきたのは、父だった。
マスコミが取材にあらわれ、今度の騒動を知ったようだ。
契約結婚の成り行きを聞いて、ふたりを叱る父。
「大学をやめてまで役者になって、お前がやりたかったのはこんなことか!
これがお前の人生なのか!」
声を荒げた父親と、傷つき、謝るしかないジウン。
ヨンジェは逆上し、父に反抗的な態度をとった。
「そうさ、俺のかってだろ?ほっといてくれよ!」
父は息子に殴りかかった。ジウンは泣きながら、必死で盾になりヨンジェをかばった。
「彼は悪くないんです、みんな私が悪いんです!ごめんなさい、本当にごめんなさい!」

喫茶店で少し落ち着いた義父と話した。
「君にも事情があったのだろうが、ヨンジェとは別れてほしい。
君には、もう二度と会いたくない」
優しかったお父さんの言葉に、ショックを受けるジウン。
涙が頬をつたった。

それでも、それでもヨンジェには、つらい顔を見せられない。
ご飯を作って一緒に食べて、面白い話をしてやろう。
彼が笑顔でいられるように。
「ハン・ジウン、お前、大丈夫だよな?」
「うん。明日おかあさんとおばあさんに話にいくわ。
お父さんだって明日にはきっと許してくれるわよ」
「行くことないぞ。また傷つくだけだ」
ヨンジェは寂しそうにつぶやいた。

だが、ジウンは行った。
説明するため。そして謝るため。
最後まで、おばあさんは顔を見せてくれなかったけれど……。
どうしようもなく悲しくなって、ジウンはミニョクを呼び出して
話をきいてもらった。
別に、悪いことをしているなんて思わなかった。
でも、結果的に、自分が大好きな人たちを傷つけてしまった。
おとうさん、おかあさん、おばあさん、みんなを本当に愛していたのに。
今でもみんなを、愛しているのに。

家で待っていたヨンジェは、ミニョクと会っていたというジウンを責める。
ジウンも、家族に会いにいっていたとは言えない。
「あの人に、つらいって話したのよ」
「なんでだよ、なんでお前がつらいんだ?」
「あなたのせいよ。いつも私を傷つけるから。
あなたと出会って泣いてばっかり。こんなに苦しくてつらいのに、
なぜだなんて、よく言えるわね」

ジウンの言葉をきいて、ヨンジェもその痛みに気づいた。
「もう、苦しめない。お前を守るよ」
「守るってどういうことかわかってる?アイスを買うことだと思ってない?
あなたはわかってない。あなたは人を傷つけても、気づかない人よ。
もうつらいのは嫌なの。終わらせたい。別れましょう。
へウォンさんのところへ行ってあげて」
ヨンジェには、返す言葉もなかった。
それでも、どうしても聞いておかなきゃならないことがある。
「ハン・ジウン、ひとつだけ聞く。兄貴はお前を傷つけないのか?
お前を……守ってくれるのか?」
ジウンは答えられなかった。

翌朝、冷蔵庫に貼られたヨンジェのメモ。
「今までご苦労さん。じゃあな、アジャアジャファイティン!」

落ち込むジウンを、へウォンが訪ねてきた。
「離婚するってきいてきたの。
ヨンジェは自分の気持ちを伝えるのがへただから、私が代わりに、と思って。
彼はね、あなたが好きなのよ。彼にチャンスをあげて」
「無理よ。たくさんの人を傷つけた。私もつらいんです。
間違ったことは、今ただしておかなきゃ」

ヨンジェは記者会見を準備していたのだ。
大勢の記者たちを前に、告白する。
「僕には愛している女性がいます。
彼女は小さなことにも喜びを見いだせる人です。
一緒にいて楽しい人です。僕は初めて幸せを感じた。
だから、だから、心から愛しているから、彼女を守るために、
僕は、離婚します。
その女性が誰かは、今は言えません。
平凡な女性です。でも僕にとっては誰よりも大切な人です」

部屋でひとり、ジウンとの時間を思い出し、涙を流すヨンジェ。
すごく、可笑しいこともあったっけ。
俺を守るといったこともあった。
一緒にたくさんふざけて、いっぱい笑った。

ジウンもまた、ヨンジェとの生活を思い出していた。
掃除したり、スケートもしたな。
楽しかったけど、けんかもいっぱいした。
でも、素敵なこともたくさんあったな……。
どうしても涙が出てしまうけど。

何日がたったのだろう?
ヨンジェのいないフルハウスは、散らかし邦題、汚れ放題。
そこへチャイムが鳴って、花束と共にあらわれたのは、ミニョク。
そして彼を笑顔いっぱいで迎えるジウンの姿。

(つづく)

次回どうなるのぉーーーーー?!

なんですかねぇ……。
今までで一番気になる「引き」じゃないですかね、コレは!

ヨンジェが車で出ていっちゃったでしょ?
もしや事故に?と思ったんだけど……。
そこまでご都合主義的ではない模様。
ミニョクさんと付き合ってるのかな。
ジウンも髪型まで変わってしまって。どれくらいの月日がたってるのかしら?

う~ん、ふたりはどうなったのか。
ヨンジェは愛している人の名を記者会見で言わなかったけれど、
ジウンはへウォンから「ヨンジェが好きなのはあなたよ」と言われているしね。
どこまでお互いの気持ちがわかったのか、心配です。

何度も書くけど、とにかく自分のことしか目に入ってない人たちだからな。
相手の様子をちゃんと見てたらわかると思うんだけどな~。

いい加減あきれモードなんで、
ふたりのあれこれで泣いたりしないんですが、
さすがにお義父さんが出てきた日にゃあ、我慢できませんでした。

ジウンもそうだったんじゃないかと予想しますが、
ヨンジェとの別れよりもお義父さんたちとの別れがつらいっていうね。
あの優しいひとたちを傷つけたことが、なによりつらい。
うう、思い出すと涙が……。

契約結婚とか、偽装恋愛とか、このドラマのあといくつもありますけど、
元祖となる本作では、きちんとまわりの人たちのことも描かれていたんだな、と納得。
結婚とか離婚とかって、当人だけの問題じゃないんだな、とか、
こんな偽装結婚とか偽装恋愛とか、軽い気持ちでやったら絶対ダメだよな、とか思いました。
いやまさかやるチャンスはないだろうけど。
「面白そうな設定だから使いました、テヘ」と軽い気持ちで脚本にするのも控えてほしいですね。

お義父さんもお義母さんも、ハルモニだって、
ジウンを大好きだから、余計に残念な気持ちだと思うんだよねー。

「どうなるの?」と書いてはみたものの、
絶対最後はヨンジェとジウンがしあわせになるんだと信じているのでいいんですけど、
わかってても泣けました。
ジウンがかわいそうで。
そしてアホな勘違いをえんえん繰り返しているふたりが情けなくて。

前半は、ジウンが好きだとはっきり自覚したヨンジェの甘えっ子ぶりがかわいくてなごみました。
やっぱりふたりが並ぶと、その体格差が際立ってかわいい~。
洗面所で並んでいるところが一番好き。
座るとそんなに差があるってわからなくなるんですよね。
ジウンがちっちゃくてかわいくて、ヨンジェは背が高くてムッチリしていていいわ~。

ジウンに目をつぶらせて、チューしようと画策する表情がまたキュートなんですよ!
ヒロインよりキュートな男優なんて前代未聞だよ!
ああっでもかわいい!
これってこういう演技プラン考えるの?
やっぱピってすごくない?
だって自然でかわいいんだもん。
目が小さくたって、一重だって、いいじゃないですか!


横顔がきれいでしょ、ヨンジェ。彼を見ていると、韓国人がよく言う「愛嬌」のニュアンスがわかる。

しかしヨンジェがいつまでたっても子どもなんだよな-。
「守るって、どういうことかわかってるの?」
このくだりは、やっとジウンが言いたいことを言った!と溜飲がさがりました。
口ばっかなんだもん、ヨンジェ。
いっつも自分の気持ち優先でわがままだしさー。
その素直さがかわいいと言えなくもないんだけど、ジウンはつらかったよね。
(そんなジウンもミニョクさんのことはいいように利用しててヒドいのですが)

いつもいつも、子どものヨンジェを優しくゆるしてあげて、
言いたいことも言えずに我慢していたジウン。
言いたいこと言ってけんかしているように見えたけど、
肝心なところはけっして言わないんだよ。
家族に謝りにいったことすら言えなかったんだよ?
もし本当のことを言ったら、ヨンジェがまた家族とけんかしちゃうかもしれないから、
黙ってたんでしょ。
傷ついた自分を見て、ヨンジェがもっと傷ついちゃうから内緒にしたんでしょ。

大人だよなー、ジウンは。

ふたりとも、楽しいことしか思い出せないぐらい好きあっているのに、
どうしてなみだなみだで別れなければならないのか……。

間違ってます!

はやくなんとかしてっ!


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2 コメント

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じれったいよね! (かずゆいまま)
2015-05-27 15:50:40
ビスコさん、お久しぶり~!

フルハウスもとうとう佳境ですね。懐かしや~。
私もヨンジェの行動にやられっぱなしでした。
キスしたがったり、甘えたり、まったく好みじゃないのに
どれだけキャーーってなった事か。
最初はにっくい野郎めと思ってたけどあの記者会見後の
号泣に泣けたよ。可哀そうだった。
ジウンの方がもっと可哀そうなんだけど好きだからこそ
ヨンジェには迷惑かけたくないんだよね。うううう。
あたしもヨンジェ家族が好きだったので辛かったわ。

さてあとちょっと!最後まで見た感想が楽しみ!
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まったくだ (ビスコ)
2015-05-29 09:13:09
お久しぶり~!
でもブログは読みに行ってるよ。
相変わらず視聴ドラマかぶらないね。

フルハウス、やっと最後までたどり着きました。
なんでお互い好きなの丸わかりなのに、
本人たちだけが悩んで苦しむんでしょうか……。
バカバカ!
でもいつも深刻になりきれないんだよね。
ふたりは基本明るくて元気で、優しいから。
そういうドラマの雰囲気がすごく好きでした~。名作だね。

最後の感想書いているので、そのうちアップします~。
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