いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

アラン使道伝 ★2

2014年09月15日 | アラン使道伝
週2本ペースいいかもね。
本国ではそういうペースなので、ドラマの引きの感じがバッチリでいい!

≪あらすじ≫

アランを脇に抱えて馬上に乗せたウノは、スピードを上げてゆく。
死神は必死でおいかけるが、またしても桃の花をまかれ、追跡をあきらめた。

ウノがアランを助けたのはほかでもない、
彼女が母のかんざしを身に着けていたからだ。
自分が贈ったかんざしを、なぜアランが?
その謎を解き、母につながる手がかりをつかむには、彼女の記憶を取り戻すしかない。
ウノは使道の仕事をつづけ、アランを助けてやることにした。
「胆の太い、人情に厚い若旦那だってわかってた。
わたし、人を見る目はあるのよ」
ウノの狙いを知らず、アランは大喜びである。

「前はあってるが後ろは違うな」
「そんなことない。冷たそうに見えて温かい心を持ってるのよ」
「お前も物好きだ。わざわざ現世で苦労するとはね」
「自分の名前を知らないってもどかしいことよ」
「アランと呼ばれていたな。俺は名など呼ばないぞ。記憶喪失症」
「いいわよ。どうせ一緒にいるのは短い間だもの」
「当たり前だ!」

死神はアランを取り逃がし、天帝には残念な報告しかできない。
彼の目は、美しい天女を追っている。
妹のことを思い出しているのだ。
閻魔は不思議そうだ。なぜ、あのとき縄が解けたのだろうか?
天帝は鷹揚にかまえている。
いずれ自分からくるだろう。
縁とはそうしたものだ。めぐりめぐっていつか、元の場所に還ってくる……。
しかしどうにも、胸騒ぎを覚えて仕方ないのだった。

ウノは、使道として密陽にとどまることにした。
下級役人たちは戸惑うが、大物の息子であるウノに手を出すわけにもいかない。
外野の当惑をよそに、ウノはアランの身元調査を開始した。

まずは似顔絵を描いてみる。
が、絵心のないウノでは話にならない。
絵描きを呼んで描かせてみてもうまくいかない。
そもそも女の姿が見えないのだから、周りにとっては不思議なことだらけだ。

権力者のチェ大監は、ウノの父親のせいで左遷された身。
彼の動向が大いに気になる。
しかし、あの青年の意図が皆目わからないのだ。

「ええい!やめだやめだ!似顔絵など貼っても役に立つものか!」
ウノは半紙をビリビリと破いてしまった。
何か手がかりはないものか。
「わたし、覚えてることがふたつあるわ」
アランは3年間、記憶のない幽霊だった。
そして時々、わき腹が刃物で刺されたように痛む。
「なんでそんな大事なことをはやく言わないんだ!」
「絵ばっかり描いてたじゃない!」
「フン!」
そっぽを向いてへそを曲げるふたり。

ウノは、未解決の殺人事件を調べ始めた。
しかし、手がかりは皆無。
もしかして、まだ死体が見つからず、事件として扱われていないのではないだろうか?
「はは!ひとりさびしく腐っているのかもな!」
「ちょっと、真面目にやってるの?ひどい言い方するのね」
アランは本当に腹を立て、部屋を出て行ってしまった。
「若旦那は胆が太いだけの薄情ものだわ」

他に何か手立てはないものか……。
ウノが考え考え、敷地を歩いていると、ふと人気のない家屋が目にとまった。
私邸だろうか?
そっと入ってみると、若い女の部屋のようだ。
文机の上には読みかけの本。やりかけの美しい蝶の刺繍。
まるで部屋の主が突然消えてしまったかのようだ。

そこへ、女が声をかけた。役所の針母だ。
この部屋の主は、以前の使道の令嬢だった。
3年前から行方がしれない。ある日突然、何も言わずに消えてしまった。
ウノは確信した。
「見つけたぞ、記憶喪失症」

アランは町で高矢礼を取ろうと集まっている怨霊たちと出会う。
身寄りのない霊は、祭祀をおこなってもらえない。
お供えもなく、ひもじい思いをして暮さねばならない。
霊になったばかりのころ、年寄りの怨霊が教えてくれた。
高矢礼を狙って食うしかないぞ。
彼女に「阿娘(アラン)」という名をくれたのも、その怨霊だった。
必死で供え物を取り合うが、結局アランは何も食べられずじまい。
怨霊として現世をさまようのも、大変なのである。

打ちひしがれて帰ってきたアランを、ウノが迎えた。
令嬢の名はイ・ソリムというらしい。
部屋の様子を見ても、アランにはピンとこない。
しかし、蝶の刺繍が決め手となった。
彼女のチマの裾に施されたものと、同じ意匠なのである。
「どうだ、なにか思い出したか?」
「ぜんぜん」
ウノは渋い顔。

部下たちに話を聞くと、
令嬢は身分の低い役人と恋仲になり、駆け落ちしたのだという。
しとやかで優雅。誰もその顔を見たことがないという。
父である使道は、心痛のため他界してしまった。
ソリムには、許嫁がいた。
それがチェ大監の息子ジュワルである。

アランは何も思い出せないし、名前に聞き覚えもない。
「その許嫁に会ってみなくちゃ。私がどんな娘だったかきくの。
でも幽霊じゃ無理か。使道が聞いてみてくれない?」
「おい!ずうずうしいやつだな!
幽霊が見えることをいいふらせっていうのか?」
「わかったわ。ありがとう。名前を調べてくれて。じゃあね……」
さびしそうに去っていくアランの髪には母のかんざしが。
「おい、ちょっと待て!まぁ、聞いてみてやるのも悪くない」
「本当?うれしい!」
ウノはほとほと困り顔だが、母の情報のためには仕方がなかった。

こっそりジュワルを眺めに行ったアランは、
胸のドキドキが止まらない。
これは何?わたし、そんなにあの人のことが好きだったの?
「なにやってるんだ、行くぞ!」
「今度にしましょ!恥ずかしいわ」
アランは無理やりウノを引きずって邸から離れた。

「好きだった?なのになぜ通引と駆け落ちを?」
「わからないわ」
「では会って確かめるしかないだろ!」
「好きだったのよ?こんな格好で会えやしないわ」
相手に姿が見えない幽霊のくせに、面倒くさいことを言い出した。
「使道には、女心がわからないのよ……。
わたしみたいな怨霊には、誰も服をくれない……巫女?う~ん……」
アランは酔っぱらって寝てしまう。
ウノは根負けして、アランを背負って巫女の家へ向かった。
ぐでんぐでんの幽霊は、なぜかものすごく重たい。

ジュワルは妓楼へ来ていた。
美しい女たちが居並ぶが、彼のめがねにかなうものはいない。
こんなところで見つかると思う方がどうかしていたのだ……。
ジュワルは妓楼を後にしながら、そう思う。
彼はしつこくすがってくる芸妓を、刃物で脅しつけて捨て置いた。
その目には、狂気の光が宿っていた。

ウノはやっとのことで巫女の家にたどりついた。
「何の御用です?」
「来たわよ」
アランの声に巫女はびっくり。
しかも、ウノにはアランが見えると知ってもっと驚いた。
ウノは金を出して、アランに着物と装身具をそろえてやるよう、命じた。
その気前の良さに、アランも頼もしそうにウノを見ている。

「じゃあ採寸からね」
アランはやはり気恥ずかしい。
「なんだ今更、恥ずかしがることないだろう」
そもそも巫女には見えないのだから、ウノが測ってやるしかない。
ぎこちなく向かい合いながら、ウノはアランの採寸をはじめる。
あちこち測ってやりながら、ウノは不思議な気持ちになる。
それは体にそっと触れられるアランも同じだった。

夜半すぎ、ウノがふと目を開けると、アランが隣に寝そべって、
じっとウノの顔を見つめている。
「何のまねだ?」
横になったまま、ウノはきいた。
「使道、人はそれぞれ未練の重さが違うの」
「それで?」
「わたしの未練がなにか知ってる?」
「なんだ?三年間服を着替えずにいたことか?」
「ううん、わたしの未練はね、口づけをしないまま死んだこと」
「ん?!」
アランの唇が、そっとウノに近づいてくる。
ウノは身じろぎもできない。

(つづく)

かわいいなぁ!きみら!


こういうカット多いですが、好きです。

なんだ、やっぱり恋愛ものは楽しいなぁ。
しかもふたりの関係がまだまだ安定せず、
ツンツンしたりデレてみたり、
欲得ずくなんだけど、実はこっそり相手を気に入っていたり、と
なんつーか少年誌設定でいいじゃないですか。

高橋留美子的な?

がさつで乱暴で口が悪いアランが、本当に生前は優雅でしとやかな令嬢だったのか?
そこんところはまだ謎ですが、
予告映像を見ると、どうもそのような雰囲気。
ジュワルを好きだったのも本当なんでしょう。
彼がもののけに許嫁を差し出した?人身御供として?
そして適当な噂を流して失踪事件にしてしまった、とか。
3年ごとに、そうした美女を差し出さねばならない契約とか?

本国放送時には、視聴率は散々だったそうですが、裏が強かったのでしょうか。
幻想的だし、主人公たちは若々しく元気だし、楽しくなる予感がします。

ふたりの会話がとっても好きだなぁ。
アランが「♪」ってなってる横で、ウノが「やれやれ」って顔したり、
アランが「ウノには特に関心がない」ような発言をして、
ウノが「俺だって!」みたいな態度をとるとか、かわいらしくて仕方がないです。

他の怨霊と比べてアランは顔色もいいし、美しいですものね。
着物の採寸をしてもらうシーンは、
甘酸っぱさの中にちょっと官能的な匂いも漂っていてよかったです~。

やっぱりジュンギくんの端正な顔立ちは健在だったですわ。
表情を抑さえた、しっとりとしたまなざしが、美しくも妖しい光を放っておりますね。
はは、アランも口づけくらいしてみたくなるかも。


一重の切れ長の目がね、いいんです。

半人前の巫女もかわいらしく、アランのお友達になってくれるといいですね。
いや、本当に来週の配信が楽しみです。
前に試しに第1話観たときは、そうでもなかったの。
ドラマもはまりどきってあるもんですね。

【追記】

・幽霊もおなかが減る設定なんだね。空腹で死にゃしないが。

・幽霊も重たいんだね。それってどうよ?

・先祖の供養って大事なんだね。ちゃんとお供えしよう。

・アランは貧乳設定なのか。仲間由希恵的な。
 シン・ミナちゃん、確かに雰囲気が似ている。

・死神さんの妹ってどんな人なの?この人もそもそも人間だったの?

・あいかわらずヤギはかわいい。


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