いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

What’s Up (ワッツアップ) vol.8

2013年08月06日 | What's Up(ワッツアップ)
《あらすじ》

ソヌ・ヨンは、自分に詰め寄ってきたジェホンを見て言う。
「今の感情だ。今のを覚えとけ。本物の怒りだ」
脱力したソヌ教授をじっとにらみつけるジェホン。

「人は舞台を偽りの世界だと言う。
とんでもない。舞台だからこそ、本物しか通用しない。
観客が目を光らせている。だませるはずがない。
現実で本物の感情に出会うのは難しい。
誰もが偽っているからな。
だから、運良く出会えたときはしっかり覚えとけ。貴重な体験だ」

大学の総長は、ソヌをなんとか復帰させたいと願っている。
過去の愛から自由になれず、苦しんでいるソヌ・ヨン。
ソヌ・ヨンを愛し、学ぶことを愛し始めたドゥリ。

落ち込むテイは、ピアノで父の曲を弾きながら泣いている。
そこへスビン先輩が現れて、テイに話しかけた。
一緒にピアノを弾きながら、楽しそうなふたりを目撃する、ジェホンとチェウン。
チェウンはテイに嫉妬し、彼女を憎む。

ジェホンがチェウンに聞かされた噂。
ソヌ教授が干された原因は過去の女で、今は学生を誘惑しているという噂。
確かでもない噂だし、まさかテイが相手だなんて、あり得ない。けど。

ドゥリも教授の過去には興味津々。
ビョンゴンに頼んで、情報収集にいそしむ。
ネットの住人は噂好きだ。

次代の貴公子と呼ばれたソヌ・ヨンは、ミュージカル界のスターだった。
公認の彼女、パク・ウネは演劇界から転身した女優だったが、人気は低迷。
彼女はソヌ・ヨンのお荷物だったという説もある。
また、ソヌが彼女を負担に思って捨てたとも言われている。
彼女が貧しかったソヌを支えていたから。

ハ・ドソンは、退学を希望して学生課に出向く。
「なぜやめるんだ?」
ソヌ教授の言葉がなぜか心に響く。
ただ、諦めるのか?

かつて、若きソヌは、ミス・サイゴンのオーディションに受かった。
ニューヨークに行けるチャンス。
どうしても話がしたいというウネを冷たくあしらうソヌ・ヨンだったが、
やはり気になって夜遅く、彼女の待つ喫茶店に向かう。
歩道の向こう側で嬉しそうに手を振ったウネは、迷わず彼の方に駆けてきて、
走ってきた自動車にはね飛ばされた。
そしておなかの子とともに、帰らぬ人となったのだ。
知らなかった。彼は何もわかっていなかった。

赤い幽霊の先輩に導かれたジェホンは、
酔いつぶれたソヌ教授を夜中の森で見つける。
捨ててはおけずに連れ帰り、こっそり逃げ出そうとしていたドソンを巻き込んで
寮の部屋につれて帰った。

なぜか荷造りが進んでいるドソンの私物を不審に思うジェホンだが、
酔っ払った教授の世話でそれどころじゃない。
ドソンも、こんな状況で逃げ出すなんてできっこない。
「俺はふたりも殺した連続殺人犯なんだ……」
ソヌ・ヨンは言うだけ言って吐くだけ吐くと、眠りに落ちていった。

水が飲みたくて目を覚ますと、ドソンが世話を焼いてくれる。
「バカげた夢をかなえるためにミュージカル科に来て、
よりによって俺みたいなやつに出会って、
とことんついてない奴だな」
しかしドソンは、心に残った教授の言葉をメモしていた。
舞台では本物しか通用しない。
本物の感情に出会ったら、それは貴重な体験なのだから、よく覚えておくこと。
眠っているかと思われたジェホンも、こっそりとふたりのやりとりを聞いていた。

翌朝、びっくりするようなスキャンダルが学校中に出回る。
ソヌ・ヨンが校内で熱愛。相手は大学の1年生?
恣意的なアングルで撮られた写真が、ネットに公開されている。
ドゥリの後ろ姿と、ソヌ教授。
大学に出入りしている記者のしわざなのだが……。

(つづく)

オマケ「よし決めた!」

ガソリンスタンドでバイトしながら、英単語を覚えるジェホン。
「レソルベ!」ほんとは「リゾルヴ」決心する、とかの意味なんだけどね。
大学入試で発音なんかはどーでもいいでしょう、きっと。
決心してから1年間、彼はアルバイトしながら独学で学び、
ドソンは予備校に通っていたけど、結局授業中も作曲してた。
ふたりが大学で出会うなんて、誰が想像したでしょうか。
人生の出会いって、どんな出会いもすごく貴重なものなんだね。

とうとうソヌ・ヨンの過去が!

なんてな。情報は小出しにされてたから、みんなおおかた予想はついたよねー。
彼女はミュージカルに転身した女優だったんだ。
彼を支えるために女優をやめ、アクターズスクールの講師をしてた。
ま、人気低迷のせいもあったんだろうけど。
でも、彼女はまたミュージカルの世界に復帰したかった。
ソヌは、負い目もあって彼女につらく当たったりもした。
もちろん、のびていく自分にしがみついている彼女をうっとおしいと思ったこともあるでしょう。
でもやっぱりまだ愛していたから、彼女に会いに行った。
そして目の前で彼女と、自分たちの子どもを失う。

ありがちと言えばありがちなんでしょうが……。
こんなことがあったら、つらすぎるよね。

てか……

飛び出すなー!!

あんなあぶないことして目の前ではねられるなんて、なんの嫌がらせか!
ウネさん、あなたが悪いでしょう!
わたし、冷たいですか?
でもあんな危ないことして、無茶苦茶じゃないですか。
あのままあんな事故も無くて、子どもができていることを報告したとして、
ソヌはどう感じたかな~。
素直に喜んだかなぁ。
などと嫌みな想像をしてしまいそうですが、きっと喜んだでしょう。
そしてきっと仲良く暮らせたハズ。
と、ソヌ・ヨンも思っているからこその後悔でしょう。

ウン・チェヨンの立場と、ちょっと似てますね。
演劇界からの転身。
ウネのことがあるから、教授はチェヨンにいろいろイヤミを言ったのかなー。
ミュージカルの世界って、特別なんですね。
なんだか現実には、あの、誰だっけ、黒革の手帳とか出てた人が
ブロードウェイミュージカルの主役をやったんだっけ?
だいぶ苦労したけど認められるようがんばったって言ってましたね。
ブロードウェイったってピンキリだろうと、これまた意地悪を言ってみたりして。
しかし、歌って踊ってセリフをしゃべって、そりゃたいへんなことでしょう。

ヤン教授は、チェヨンを愛弟子とか呼んでいますけど、
ソヌの恋人ウネのことをかわいがっていた様子。
そもそも、ウネが愛弟子だったのかもしれませんね。
そんな彼女を死に追いやったと思ってソヌを嫌いなんだろうね。
彼が命日に必ずお墓参りに行くことを知って、少しは感情が和らぐかな?

ソヌ・ヨンがダメンズなのは、元カノの死から立ち直れないから。
自分自身を許せないから。
そんなこったろーとは思ったが、案の定ですな。
彼も迷いに迷っている。
そんな彼を、救ってやりたいと、学長先生は思っている。
若くて、一途で、エネルギーに満ちあふれているドゥリの愛情で、彼も変わるかしら?



どんどん変わっていくジェホンは、テイのことが大好きになってるでしょ。
そんなテイが、スビン先輩と仲よさげにしているのを見て寂しそう。
またまたチェウンが意地悪言ってますけど、気にしない!
テイのことを信じてあげてほしいなぁ。
ほんとにハチクロのはぐちゃんみたいだよね。
こういう天真爛漫な、ちょっと不思議ちゃんっぽい子って、
同性からは嫌われがちなのよね。
かわいこぶってるとか、男を誘ってる、とか言われて。

チェウンはスビン先輩が好きで、彼に嫉妬させたいと言って
ジェホンと腕を組もうとしますが、そのじつ、ジェホンのことが気になってんじゃないの?
絶対認めないと思うけど、意識していると思うな。
好きとかそういうのじゃないけど、気になる男。
ラブラインがメインの物語ではないと思いますが、
青春群像には甘酸っぱいエピソードが欠かせないでしょう。
今後もいろいろと楽しみです。

スビン先輩の、「人を見るとメロディが浮かぶ」という設定は、芸術家っぽくてかっこいいですね。
ソヌ教授のメロディはすごく的確。
アニメもかわいかったです。


最後はげぇっと吐いてしまう、酔っ払いソヌ教授のアニメ。スビン先輩は王子様みたい。

若者たちは、出口を求めてもがいている。
ソヌ・ヨンも、迷える大人です。
傷つけ合ったり、愛し合ったり、友情を育みながら、最終回を大団円で迎えてほしいなー。

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