こないだGyaOで配信されていたので、ついつい再視聴してしまいました……。
ホントに好きだわ、この映画。
いや、そもそものお話が好きなのかな?
出演者みんな韓国語を話してますけど、(ひとり除く)
あんまり韓国映画っぽくない。
じゃ、韓国映画っぽいってなんなんだ?と言われたら難しいですけど……。
ケーキ屋さんが舞台だからか、やっぱりお洒落な感じ。
画面の色調も、鮮やかすぎない深めの色使いで好きです。
ヨーロピアンな感じ。
登場する4人の男たちはそれぞれ痛みを抱えていて、
アンティークで働く毎日に、少しずつ癒やされていく。
一番やっかいだったジニョクの問題も、
彼らの協力で何かがふっきれたようにひとつの区切りを迎えるんです。
男たちのほのかな友情(こゆい愛情のシーンもあるけど)と
ちょっと怖い感じのサスペンスが入り交じった映画だと思います。
甘くて毒のある物語がお好きな方にはおすすめ。
同性愛的表現が苦手な方には不向き。
《あらすじ》
いいとこのお坊ちゃんジニョクは、会社勤めをやめて洋菓子店を開くことにした。
午後12時から午前2時までの、老若男女、誰もが気軽に訪れることのできる店。
そこへパティシエとしてやってきたのは、
高校時代にジニョクがこっぴどく振ってやったソヌ。
彼は失恋の痛手から立ち直り、今や立派な魔性のゲイ。
その繊細な手から作り出されるケーキの数々は、もはや芸術。
そこへ、ケーキ大好きな元ボクシング選手が見習いに押しかけて、
ジニョクの幼なじみ兼ボディガードのスヨンも居候。
男4人の切り回す、魅惑の西洋骨董洋菓子店がここに開店。
ただ、ジニョクには、誰にも言えない秘密があった……。
ペットショップオブホラーズか!
前回の感想記事は、主にその秘密に関しての話と、
原作との比較みたいな感じで終わってしまったので、
今回はその他もろもろについて書き留めておきたいと思います。
言いたい放題な感じ?
以下、ネタバレしながら進みますので、未視聴の方はお気をつけください。
初めて観た時は、キャスティングに違和感もあったけど、もう平気よ!
ジニョク役のチュ・ジフンは最初っから適役だと思ってましたし。
もうピッタリ~。
ギャルソン姿がかっこいいのよ~。
適度な無精ひげと、決める時はオールバックで決められる髪の長さもステキ。
フランス語もペラペラよ。悪態は韓国語だけど。
彼はとにかく女性とうまくいかなくて、こっぴどく振られてばかり。
自分はどこかおかしいんじゃないか?
何か大事なものが欠落しているんじゃないか?
それで愛する人がみんな去って行ってしまうんじゃないか?
それは、自分の失われた記憶のせいなんじゃないか?
そう思って、彼は自分を誘拐した犯人を捜すために、洋菓子店を開くのですね。
自分は誘拐されてて、でもその時の記憶がなくて、ケーキを食べると気持ち悪くなって、
ってそのへんは理解していたのだけど、
10歳の誕生日、母と祖母の会話を聞いてしまう。
犯人に何かされたに違いない。その傷を一生負っていくんだ、と。
彼はそこで初めて、自分の中に封じ込めた怖いものを見つけてしまうの。
あれ、お母さんやおばあさまの会話を聞かなければ、
忘れられたまま閉じ込めておけたかもしれないのにね……。
おそらくここから、同性愛への嫌悪感とか、悪夢とか、始まったんでしょう。
女性とうまくいかないのは、そのせいなのかよ?!って恐怖の源ね。
誘拐の真相はそういうことじゃなかったんだけどさ。
高校時代、彼女に振られた直後にソヌに告白されて、彼をいたぶってしまったジニョク。
ソヌのタイミングが悪すぎなんだけど、そのおかげで開眼したわけだし、
いまさらその辺はいいか。
ソヌ的には、いいか、なんだけど、
結構ジニョクは気にしていたみたいで、申し訳なかった、と本気で思ってる。
それは、「反則」だから。
ソヌがスヨン(どうしても千景って言いたくなる)をもてあそんだように、
相手の大事な気持ちを知ってて、それを自分の感情のはけ口にしたのがわかっていたから。
いつもふざけたオーナーだけど、この時は真剣に怒ってたわよね。
「キスもセックスもなかったんだから、何もない」って、
ピュアなスヨンにはつらすぎるわ……。
だって雨の中、手をつないでぐるぐるま回ったじゃない……。
あれが何もないってことなら、キスやセックスだって、ただすれ違っただけと一緒だよ!
まぁこのエピソードは原作にもあります。
雨の中ぐるぐる……。
ジニョクは、フランスに行っちゃうかもしれないソヌを引き留めない。
必死で金策に走ったりがんばるんだけど。
かわりのパティシエ探そうとしたりする。
だって今まで、引き留めたって無駄だったから。
大事な人は、みんな自分から去って行ってしまったから。
あ~、もうここでソヌは自分の大事な人なんだって言ってるも同然なんですけど、
わかってるんですかね?ジニョクは。
最終的には、ギボムの言うとおり、体を使ってソヌを引き留めようとするのですが、
バレバレの嘘なのでソヌは本気で怒っちゃう。
ソヌ的にはね、
「君はただ、僕が必要だと言ってくれればいいんだ」って気持ちだと思うのよね。
なんとなく、スヨンに嫉妬したりしてるでしょ、ソヌは。
ジニョクの一番近くにいて、何でもしってるんだろうなって、うらやましそう。
やっぱりジニョクのことは好きなんだと思うのね、ジャンに言われるまでもなく。
だからこそ、変な小細工とかしないで、
ただ、「お前が必要だ」と言ってほしかったと思うの。本気で。
「理由なんかない」っていうジニョクの言葉も、悪くないと思ったけどね。
でも彼の、何か隠してる感じ、無理してる感じが、
やっぱりソヌは嫌だったんだろうな。
連続誘拐殺人犯が、アンティークのケーキを買っている、とわかって、
ジニョクはソヌに助力を頼みに行きます。
ケーキ店を開いた目的、千に一つ、万に一つの可能性、
それが現実となって、ソヌとなら見つけられるような気がしていた、
自分の中の失われた部分を探せることになって、
なりふり構わずソヌを引き留めに行くの。
「助けてほしい」って言うんだよね。
そこでソヌは、彼を抱きしめるの。いとおしそうに。
で、もう、店に隠しカメラが設置されて警察が張り込むことになったら、
ジニョクは躁状態なんだよ。
ソヌもよくわかってて、遅くまで超過労働して彼を支えるの。
そしてクライマックスへとなだれ込んで行くんだ。
ジニョクがどうして誘拐されたのか、何をして過ごしていたのか、
犯人に何を言われたのか……。
観客には明らかにされていくのだけれど、
これはそのまま、ジニョクが思い出した、ということでいいのかなー。
私たちには見せてくれたけど、ジニョクはやっぱり思い出せないままなのかな。
スヨンが出て行ったあとも、やっぱり彼は悪夢を見てしまったようなので、
思い出せていないのが正解かな。
でも、思い出せなくても、それをまるごと抱えて生きていけるようになったんだよね。
ラストシーン、期せずして彼はかつての誘拐犯と向かい合うんだけど、
お互いに何かモヤモヤとしたものを感じながらも、気付かずに終わる。
ジニョクも、犯人も、過去から解放されていたから。
ソヌとジニョクの仲よさげなふたりのシーンがすごくよかったわ~。
ゲイカップル認定されてもしょーがないんじゃないでしょーか?
ソヌは「もう何も感じない」とか言ってたけど、どーなんでしょう。
彼が今まで楽しんできた相手とは違う、深い関係が構築されたってことじゃないの。
ジニョクも男平気になってるし、
このままふたりがプラトニックなカップルになってもいいんじゃないかという気がしますよ。
「魔性のゲイ」というのはどうなんだ?って感じのソヌでしたが、
その道の人にはわかる「魔性」がある、ということで納得しました。
でもどーしても、雨のシーンとかクラブのシーンとかで吹き出しそうになる。
そのへんのニュアンスは原作にも流れているので、
別に映画で失敗してるわけじゃないと思う。
逆に、監督(脚本も担当)がすっごく原作を愛しているんだなーと思います。
ジニョクが結構子どもっぽくて、ソヌは大人に見えるんだけど、
彼もやっぱり未熟な部分があって……というバランスが好き。
弟子に対してはさすがに立派な師匠だけど、
どうしても恋愛にはだらしないところがいいな、と。
ジニョクが学生の頃からソヌを好きだったかどうかはわからないけど、
クラスメイトの好奇の目線に怒るエピソードは印象に残りました。
スヨンは、初見ではおどおどしすぎなところが気になったけど、
もう全然気になりませんでした。
最後、「若はもう大丈夫です」とさっぱり去って行く姿に感無量。
ジニョクはスヨンの面倒を見ているつもりだったかもしれないけど、
やっぱりスヨンがジニョクを支えていたのよね。
ジニョクは「ヒョン」て言ってる?
年齢的には上だから、そうかな?
スヨンって言ってるような気もするし、ちょっと聞き取れませんでした。
ギボムと一緒のシーンもかわいいよね。
ギボムは、網膜剥離でボクシングをあきらめなきゃならなかった子なのだけど、
原作では焼き菓子なんかの素朴なお菓子作りにセンスを発揮する子なの。
エピソードもうまく入ってるし、ジニョクをおやじ呼ばわりで、師匠リスペクトなとこも
いい感じだし、生意気盛りでよかったです。
ただねー、やっぱりケーキは大事に、きれいに食べる子であってほしかったかなー。
手づかみで食べてもいいのよ。
でも、ひとくちひとくち、ジーンってしながら食べてほしかったな。
もうちょっと見た目がカワイめのキャスティングでもよかったかな、と思うけど、
キャラがかわいかったから、いいや。
本当に本当に、登場人物たちの気持ちを理解、というか、
原作の雰囲気を大事にしてくれて、原作ファンとしては申し分ない映画ですし、
映画ならではの楽しさがあって、楽しく視聴しました。
原作者の方は、どうお感じになっているでしょうか。
そのへんは聞いてみたいなぁ。
十分書いたはずなのに、またダラダラと感想書いちゃった。
しかもケーキ食べたくなっちゃったよ……。
あそこのケーキが食べたい!って心底思えるケーキ屋さんってなかなかないんだよね。
「コロンブス」のケーキ、また食べたいなー。
初回視聴時の感想はこちら→★
ホントに好きだわ、この映画。
いや、そもそものお話が好きなのかな?
出演者みんな韓国語を話してますけど、(ひとり除く)
あんまり韓国映画っぽくない。
じゃ、韓国映画っぽいってなんなんだ?と言われたら難しいですけど……。
ケーキ屋さんが舞台だからか、やっぱりお洒落な感じ。
画面の色調も、鮮やかすぎない深めの色使いで好きです。
ヨーロピアンな感じ。
登場する4人の男たちはそれぞれ痛みを抱えていて、
アンティークで働く毎日に、少しずつ癒やされていく。
一番やっかいだったジニョクの問題も、
彼らの協力で何かがふっきれたようにひとつの区切りを迎えるんです。
男たちのほのかな友情(こゆい愛情のシーンもあるけど)と
ちょっと怖い感じのサスペンスが入り交じった映画だと思います。
甘くて毒のある物語がお好きな方にはおすすめ。
同性愛的表現が苦手な方には不向き。
《あらすじ》
いいとこのお坊ちゃんジニョクは、会社勤めをやめて洋菓子店を開くことにした。
午後12時から午前2時までの、老若男女、誰もが気軽に訪れることのできる店。
そこへパティシエとしてやってきたのは、
高校時代にジニョクがこっぴどく振ってやったソヌ。
彼は失恋の痛手から立ち直り、今や立派な魔性のゲイ。
その繊細な手から作り出されるケーキの数々は、もはや芸術。
そこへ、ケーキ大好きな元ボクシング選手が見習いに押しかけて、
ジニョクの幼なじみ兼ボディガードのスヨンも居候。
男4人の切り回す、魅惑の西洋骨董洋菓子店がここに開店。
ただ、ジニョクには、誰にも言えない秘密があった……。
ペットショップオブホラーズか!
前回の感想記事は、主にその秘密に関しての話と、
原作との比較みたいな感じで終わってしまったので、
今回はその他もろもろについて書き留めておきたいと思います。
言いたい放題な感じ?
以下、ネタバレしながら進みますので、未視聴の方はお気をつけください。
初めて観た時は、キャスティングに違和感もあったけど、もう平気よ!
ジニョク役のチュ・ジフンは最初っから適役だと思ってましたし。
もうピッタリ~。
ギャルソン姿がかっこいいのよ~。
適度な無精ひげと、決める時はオールバックで決められる髪の長さもステキ。
フランス語もペラペラよ。悪態は韓国語だけど。
彼はとにかく女性とうまくいかなくて、こっぴどく振られてばかり。
自分はどこかおかしいんじゃないか?
何か大事なものが欠落しているんじゃないか?
それで愛する人がみんな去って行ってしまうんじゃないか?
それは、自分の失われた記憶のせいなんじゃないか?
そう思って、彼は自分を誘拐した犯人を捜すために、洋菓子店を開くのですね。
自分は誘拐されてて、でもその時の記憶がなくて、ケーキを食べると気持ち悪くなって、
ってそのへんは理解していたのだけど、
10歳の誕生日、母と祖母の会話を聞いてしまう。
犯人に何かされたに違いない。その傷を一生負っていくんだ、と。
彼はそこで初めて、自分の中に封じ込めた怖いものを見つけてしまうの。
あれ、お母さんやおばあさまの会話を聞かなければ、
忘れられたまま閉じ込めておけたかもしれないのにね……。
おそらくここから、同性愛への嫌悪感とか、悪夢とか、始まったんでしょう。
女性とうまくいかないのは、そのせいなのかよ?!って恐怖の源ね。
誘拐の真相はそういうことじゃなかったんだけどさ。
高校時代、彼女に振られた直後にソヌに告白されて、彼をいたぶってしまったジニョク。
ソヌのタイミングが悪すぎなんだけど、そのおかげで開眼したわけだし、
いまさらその辺はいいか。
ソヌ的には、いいか、なんだけど、
結構ジニョクは気にしていたみたいで、申し訳なかった、と本気で思ってる。
それは、「反則」だから。
ソヌがスヨン(どうしても千景って言いたくなる)をもてあそんだように、
相手の大事な気持ちを知ってて、それを自分の感情のはけ口にしたのがわかっていたから。
いつもふざけたオーナーだけど、この時は真剣に怒ってたわよね。
「キスもセックスもなかったんだから、何もない」って、
ピュアなスヨンにはつらすぎるわ……。
だって雨の中、手をつないでぐるぐるま回ったじゃない……。
あれが何もないってことなら、キスやセックスだって、ただすれ違っただけと一緒だよ!
まぁこのエピソードは原作にもあります。
雨の中ぐるぐる……。
ジニョクは、フランスに行っちゃうかもしれないソヌを引き留めない。
必死で金策に走ったりがんばるんだけど。
かわりのパティシエ探そうとしたりする。
だって今まで、引き留めたって無駄だったから。
大事な人は、みんな自分から去って行ってしまったから。
あ~、もうここでソヌは自分の大事な人なんだって言ってるも同然なんですけど、
わかってるんですかね?ジニョクは。
最終的には、ギボムの言うとおり、体を使ってソヌを引き留めようとするのですが、
バレバレの嘘なのでソヌは本気で怒っちゃう。
ソヌ的にはね、
「君はただ、僕が必要だと言ってくれればいいんだ」って気持ちだと思うのよね。
なんとなく、スヨンに嫉妬したりしてるでしょ、ソヌは。
ジニョクの一番近くにいて、何でもしってるんだろうなって、うらやましそう。
やっぱりジニョクのことは好きなんだと思うのね、ジャンに言われるまでもなく。
だからこそ、変な小細工とかしないで、
ただ、「お前が必要だ」と言ってほしかったと思うの。本気で。
「理由なんかない」っていうジニョクの言葉も、悪くないと思ったけどね。
でも彼の、何か隠してる感じ、無理してる感じが、
やっぱりソヌは嫌だったんだろうな。
連続誘拐殺人犯が、アンティークのケーキを買っている、とわかって、
ジニョクはソヌに助力を頼みに行きます。
ケーキ店を開いた目的、千に一つ、万に一つの可能性、
それが現実となって、ソヌとなら見つけられるような気がしていた、
自分の中の失われた部分を探せることになって、
なりふり構わずソヌを引き留めに行くの。
「助けてほしい」って言うんだよね。
そこでソヌは、彼を抱きしめるの。いとおしそうに。
で、もう、店に隠しカメラが設置されて警察が張り込むことになったら、
ジニョクは躁状態なんだよ。
ソヌもよくわかってて、遅くまで超過労働して彼を支えるの。
そしてクライマックスへとなだれ込んで行くんだ。
ジニョクがどうして誘拐されたのか、何をして過ごしていたのか、
犯人に何を言われたのか……。
観客には明らかにされていくのだけれど、
これはそのまま、ジニョクが思い出した、ということでいいのかなー。
私たちには見せてくれたけど、ジニョクはやっぱり思い出せないままなのかな。
スヨンが出て行ったあとも、やっぱり彼は悪夢を見てしまったようなので、
思い出せていないのが正解かな。
でも、思い出せなくても、それをまるごと抱えて生きていけるようになったんだよね。
ラストシーン、期せずして彼はかつての誘拐犯と向かい合うんだけど、
お互いに何かモヤモヤとしたものを感じながらも、気付かずに終わる。
ジニョクも、犯人も、過去から解放されていたから。
ソヌとジニョクの仲よさげなふたりのシーンがすごくよかったわ~。
ゲイカップル認定されてもしょーがないんじゃないでしょーか?
ソヌは「もう何も感じない」とか言ってたけど、どーなんでしょう。
彼が今まで楽しんできた相手とは違う、深い関係が構築されたってことじゃないの。
ジニョクも男平気になってるし、
このままふたりがプラトニックなカップルになってもいいんじゃないかという気がしますよ。
「魔性のゲイ」というのはどうなんだ?って感じのソヌでしたが、
その道の人にはわかる「魔性」がある、ということで納得しました。
でもどーしても、雨のシーンとかクラブのシーンとかで吹き出しそうになる。
そのへんのニュアンスは原作にも流れているので、
別に映画で失敗してるわけじゃないと思う。
逆に、監督(脚本も担当)がすっごく原作を愛しているんだなーと思います。
ジニョクが結構子どもっぽくて、ソヌは大人に見えるんだけど、
彼もやっぱり未熟な部分があって……というバランスが好き。
弟子に対してはさすがに立派な師匠だけど、
どうしても恋愛にはだらしないところがいいな、と。
ジニョクが学生の頃からソヌを好きだったかどうかはわからないけど、
クラスメイトの好奇の目線に怒るエピソードは印象に残りました。
スヨンは、初見ではおどおどしすぎなところが気になったけど、
もう全然気になりませんでした。
最後、「若はもう大丈夫です」とさっぱり去って行く姿に感無量。
ジニョクはスヨンの面倒を見ているつもりだったかもしれないけど、
やっぱりスヨンがジニョクを支えていたのよね。
ジニョクは「ヒョン」て言ってる?
年齢的には上だから、そうかな?
スヨンって言ってるような気もするし、ちょっと聞き取れませんでした。
ギボムと一緒のシーンもかわいいよね。
ギボムは、網膜剥離でボクシングをあきらめなきゃならなかった子なのだけど、
原作では焼き菓子なんかの素朴なお菓子作りにセンスを発揮する子なの。
エピソードもうまく入ってるし、ジニョクをおやじ呼ばわりで、師匠リスペクトなとこも
いい感じだし、生意気盛りでよかったです。
ただねー、やっぱりケーキは大事に、きれいに食べる子であってほしかったかなー。
手づかみで食べてもいいのよ。
でも、ひとくちひとくち、ジーンってしながら食べてほしかったな。
もうちょっと見た目がカワイめのキャスティングでもよかったかな、と思うけど、
キャラがかわいかったから、いいや。
本当に本当に、登場人物たちの気持ちを理解、というか、
原作の雰囲気を大事にしてくれて、原作ファンとしては申し分ない映画ですし、
映画ならではの楽しさがあって、楽しく視聴しました。
原作者の方は、どうお感じになっているでしょうか。
そのへんは聞いてみたいなぁ。
十分書いたはずなのに、またダラダラと感想書いちゃった。
しかもケーキ食べたくなっちゃったよ……。
あそこのケーキが食べたい!って心底思えるケーキ屋さんってなかなかないんだよね。
「コロンブス」のケーキ、また食べたいなー。
初回視聴時の感想はこちら→★
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