《あらすじ》
ムンノを探しているトンマンは、怪しい男たちに出会う。
どうやらふたりはぐるになって、トンマンに食事をおごらせたり、
金品をまきあげるつもりのようだ。
僧侶を装ったチュクパンと、弟分のコド。
トンマンはふたりを信用しきっている。
チュクパンは街中で、花郎徒の少年から腰飾りを盗んだ罪をとがめられ、
とっさにトンマンのポケットに盗品を隠し、言い逃れた。
「お坊様を疑っといてあやまらないつもりか?」
「花郎徒に嘘つきはいない!」
対立するトンマンと花郎徒の少年だったが、当のチュクパンの取りなしでその場は収まった。
トンマンは、手紙を渡され、ある村に行くよう教えらる。
そこに行けばムンノに会える?
喜んで旅路を急ぐトンマンであった。
一方、寺で無事に出産し、ムンノ行方を捜していたチョンミョン王女も、
護衛を連れて彼の故郷へ向かっていた。
川辺のいかだに、おりしもチョンミョン王女が乗り込もうとしていたその時、
トンマンが大急ぎでやってきた。
「乗せておくれよう!」
トンマンを下ろそうとする護衛たちだったが、そこへ矢が放たれ、次々倒れされていく。
「山賊だーっ!」
王女をかばって川に落ちたトンマンは、怪しいやつと疑われ、捕縛されるが、
逃げるチョンミョンを追って、必死で逃げ出した。
何しろ山賊どもがしつこく追いかけてくるのだ。
チョンミョンも、護衛を殺されひとりになり、トンマンを追いかけて
山中を逃げ惑う。
チュクパンに教えられた印を見つけて山の中を必死で逃げるトンマンと、後を追う王女。
その頃、都では辺境の暴徒制圧とともに、ムンノ暗殺の命を受けた花郎が
出発しようとしていた。
王と側近ウルチェ、ムンノと辺境の太子が結託しているとみたミシルは、
セジョンとの息子ハジョンに、暴徒制圧を任せる。
そしてムンノ暗殺は、ソルォンとの息子ポジョンに。
王は、何もかもミシルの言いなりで、遊興にふけっている。
ミシルの前に立ちはだかるのは、運命の子しかあり得ない。
ミシルは淡々と、その時を待っている。
王女は、トンマンの後を追いかけて、彼女を護衛として雇おうという。
命令口調に偉そうな態度。
自分では手ひとつ動かそうとしない王女に、トンマンは護衛なんかしない、と断ってしまう。
王女は顔色を変えるが、そこに現れた一匹の蛇。
恐ろしさに震える王女は「蛇を何とかせよ!」とトンマンに命令した。
辟易したトンマンは、お前はいったい何ができるんだ?と馬鹿にする。
「何もできないなら、頭ぐらい下げてみせろ」
仕方なく、丁寧に頼むチョンミョン。
トンマンは蛇をどかしてやるのだが、チョンミョンに頬をひっぱたかれてしまう。
泣いているチョンミョンを放って行こうとしたトンマンだが、
そうもできず、彼女を助けようとして、一緒に罠にはまってしまった。
ふたりが連れて行かれたのは、チュクパンが言っていた村。
かつて雨乞い詐欺を働いたチュクパンは、トンマンを人身御供に差し出したのだ。
欺されていた村人は怒り心頭。
トンマンがチュクパンの知り合いだとわかると、
ふたりを捕らえて監禁してしまった。
売り飛ばして金にするというのだ。
トンマンは必死で助けを求めるが、人々は殺気立っていて、取り付くしまもない。
チョンミョンはトンマンを責め、ため息をつくだけ……。
閉じ込められたトンマンは、「ぼくが雨を降らせてみせる!」と言い出した。
レンズを使って火を集めて見せ、村長を信用させたトンマンは、3日の猶予をもらった。
祭壇の上で、飲まず食わず、不眠不休で神に祈るトンマン。
実はなんの秘策もないのだが、ただただふらふらになりながら祈り続ける。
かたわらに座ったチョンミョンは、見張りが寝てくれさえすれば逃げ出せるのに、と
思いつつ、自分も寝入ってしまう。
4日目の朝、村人は畑を掘っているトンマンを見つける。
「雨乞いが失敗なら、水脈を探すんだ……」
必死で地面を掘り続けるトンマンを止めようとする村長。
「やめろ!」
「じゃあここで死ねって言うのか!
何度も死にかけて、ここまで来た。母さんを犠牲にしてまでたどり着いたんだ。
それを商人に売り飛ばすって?
嫌だ!ムンノに会うまでは、どこにも行かない。
死ぬわけにもいかない!
だからやめろなんて言うな!」
泣き叫ぶトンマンに、村長は「行け、立ち去れ」と許しを与えた。
「私は?私はどうなるの?」
チョンミョンは必死で聞くが、彼の答えは冷たい。
「お前は何をした?
あいつは俺たちよりも必死で雨を望んだ。見ろ、奴を止める者は誰もいない。
お前だけでも売って金に換えよう」
チョンミョンは、トンマンに助けてくれるよう頼むが、
トンマンも彼女を助けようとはしない。
「ムンノの居場所を知ってるわ!助けてくれれば案内する」
「嘘までついて助かりたいのか?何してた?努力もせずに」
ひとり行ってしまう、トンマン。
チョンミョンが売り飛ばされそうになったそのとき、雨が降り始めた。
奴のおかげだと喜ぶ村人たち。
「今のうちに逃げちまえよ」
ところが、喜びにわく村を突然、制圧軍が襲ってきた。
火矢を射られ、逃げ惑う人々。
混乱の中、どうしていいかわからないチョンミョンを、
トンマンが引っ張った。
「気になって助けに来た!」
逃げ出したふたりは、兵士に追われ、崖を転がり落ちてしまう。
転落したとみた兵士は戻っていったが、
岩だなに落ちたチョンミョンは助かり、トンマンは崖にぶら下がり危機一髪だ。
ロープを出してトンマンを引き上げようとするチョンミョンだが、
このままでは、ふたりとも崖下の川に転落してしまいそうだ……。
(つづく)
おお~、運命の双子が出会って面白くなってきたねー。
何がいいって、ふたりがそれぞれ我の強い少女だってとこだね。
我が強いという言い方はちょっと違うかな。う~ん、どう言えばいいんだろう?
せっかく巡り会った双子なんだけど、二卵性なのかなんなのか、
あまり似てないので、びっくりしたりはしない。
お互いにあんまり好意を持てない。
チョンミョンは高貴な身分だから高飛車で、使命がある!と思っているから、
他の人間の事情や気持ちには無頓着。
トンマンは護衛に守られて自分では何もできないチョンミョンが気に入らない。
偉そうだし。
トンマンの方がちょっと小さい。
お前は人に何かしてもらって当たり前だと思っているだろう?と、
トンマンは思ってるんだね。
蛇をどかすよう、頭を下げろ、というシーンは、納得。
ただ、チョンミョンだってミシルに翻弄されて辛い思いをして、
なんとか子どもを無事に産んで、ただの高慢なお嬢さんじゃないわけで……。
そこがあの涙の平手打ちですかね~。
私だって、がんばってるんだもんっ的なチョンミョンの涙がかわいい。
こんな泣き顔を見てしまったら、そのまま捨てていくわけにはいかないですよね。
トンマンは男の子じゃないけど、きっと「なんかほっとけない」気分になっているんではないでしょうか?
男のなりをしているからか、なんか少女漫画に出てくるヒロインと、
ヒロインを守ってくれる男の子みたいですよね。
トンマンは、なんとかして生き延びようと努力する子。
でもなんの秘策もないのに雨乞いなんかしてどうするのか心配しました。
いっぱい火を焚くのかと思ったけど、それもしないし。
もっと何か砂漠の民らしい方法があるのかと思ってた!
でも、あんなに必死になって祈りを捧げて……。
胸打たれた村人の気持ちもわかります。
てか、4日目のあのキレっぷりを見たら、「わかったよ……」というしかないかも。
トンマンのこういうとこ、引いちゃう人もいるかもしれませんが、
そこまでの彼女の奮闘ぶりが半端ないので、私は許せちゃう。
お母さんの犠牲もあって、生きのびることに半端ない執念があるよね。
それに思春期女子ってこういうキレかたすること、よくあるよ。
それにくらべてチョンミョンは、「私はどうなるのッ!」って、この態度はいただけない。
君は本当に何もしていなかったじゃないかー!
生き延びようとするトンマンのしつこさと粘り強さを見習わなくてはダメだ。
高貴なお方は、泥をすすってでも……という根性に欠ける。
愛する夫を亡くしたり、つらい体験はしているけれど、
助けてくれる人が必ずいたものね。
トンマンは、たったひとりで砂漠を越えて鶏林に来たんだよ。
トンマンが、チョンミョンに情けをかけるかと思いきや、すっぱり切り捨てましたね。
もうちょっと悩むかと思ったら、そうでもなかった。
「ムンノの居場所を知ってる」とか言わなかったら、もしかして助けてもらえたかもね。
かちんときたトンマンは、怒って彼女を見捨てて行くのよ。
あれ?でも、チョンミョンが気になって戻ってきたのはあの言葉のせい?
それとも、雨が降ったのでチョンミョン助けられるかも、と思って戻ってきたの?
このへん、トンマンが情け深いのか、ちょっと計算が働いてるのか、わかりません。
(あんなやつどうなったって知るもんか!でも、ムンノの居場所をほんとに知ってるのかもしれないぞ。
うん、そうだ、もし知ってたら聞いといたほうがいいもんな、
助けてやりたいわけじゃないけど、大事な情報源かも知れないしなっ!)
みたいな感じだったんでしょうか。
ラストはあんな感じですが、おそらく!このままではふたりとも崖から落ちる、と判断したトンマンは、
自らその縄を切るでしょう。
自分を犠牲に娘を助けた、母、ソファのように……。
トンマンとチョンミョン、ふたりの少女の優しさと、賢さ、頑固さ、欠点も含めて、
互いに反発したり、それでもすっかり放っておけなかったり、
そのへんがハラハラドキドキの回で、面白かったです。
すぐ仲良くなったらつまんないもんね。
トンマンがけっこうきびしかったり、チョンミョンが気が強かったり、
人情だけでは王の器には足りぬ!みたいな感じがして、ふむふむと思いました。
優しいだけじゃだめなのよね、ミシルに対抗するには。
雨乞いの時、苦しんでいる民のためにも必死で祈るみたいな感じがあったら
もっとよかったな。
やっぱり一国の王となる人には、そういう民衆への思いやりもあってほしいじゃない。
それにしても真平王はなっさけないなー。
ミシルの言いなりはまだしも、遊んでていいのかよ。
はっ?!もしかして、ミシルを油断させるために白痴王を演じてるの?
いやいや~。
ソルォンは武芸に秀でた花郎のくせに、ミシルの足のお手入れをしてあげてるし。
あれって脱毛だよね。軽石でこすり切るというやつだよね?垢すり?
どっちにしても、男のやることかぁぁぁぁぁぁ!
愛?愛だから?
本当にミシルを崇拝して、全てを捧げているんだね。
息子ができて、嬉しかったろうなぁ。しかも産んでくれて……。
しかしここで、ミシルは身分が低いせいで王妃になれなかったと言っていますね。
あれだけの力があった女性なのに、王妃になれなかったのは、
卑しい身分ということで王の側近や大臣たちが認めなかったせいなのでしょう。
もしかしたら、王自身が、認めなかったのかもね。
そのへんの恨みが、やはりミシルにはある。
王妃の座に執着するのは、そこなんでしょうねぇ、月並みですが……。
冒頭に出会った花郎徒の男の子は、後からまたでてくるでしょう?
トンマンが、あの子のお父さんの印章みたいなのまだ知らずにポッケに入れてるしね。
どういう再会の仕方になるのか、楽しみだな~。
ムンノを探しているトンマンは、怪しい男たちに出会う。
どうやらふたりはぐるになって、トンマンに食事をおごらせたり、
金品をまきあげるつもりのようだ。
僧侶を装ったチュクパンと、弟分のコド。
トンマンはふたりを信用しきっている。
チュクパンは街中で、花郎徒の少年から腰飾りを盗んだ罪をとがめられ、
とっさにトンマンのポケットに盗品を隠し、言い逃れた。
「お坊様を疑っといてあやまらないつもりか?」
「花郎徒に嘘つきはいない!」
対立するトンマンと花郎徒の少年だったが、当のチュクパンの取りなしでその場は収まった。
トンマンは、手紙を渡され、ある村に行くよう教えらる。
そこに行けばムンノに会える?
喜んで旅路を急ぐトンマンであった。
一方、寺で無事に出産し、ムンノ行方を捜していたチョンミョン王女も、
護衛を連れて彼の故郷へ向かっていた。
川辺のいかだに、おりしもチョンミョン王女が乗り込もうとしていたその時、
トンマンが大急ぎでやってきた。
「乗せておくれよう!」
トンマンを下ろそうとする護衛たちだったが、そこへ矢が放たれ、次々倒れされていく。
「山賊だーっ!」
王女をかばって川に落ちたトンマンは、怪しいやつと疑われ、捕縛されるが、
逃げるチョンミョンを追って、必死で逃げ出した。
何しろ山賊どもがしつこく追いかけてくるのだ。
チョンミョンも、護衛を殺されひとりになり、トンマンを追いかけて
山中を逃げ惑う。
チュクパンに教えられた印を見つけて山の中を必死で逃げるトンマンと、後を追う王女。
その頃、都では辺境の暴徒制圧とともに、ムンノ暗殺の命を受けた花郎が
出発しようとしていた。
王と側近ウルチェ、ムンノと辺境の太子が結託しているとみたミシルは、
セジョンとの息子ハジョンに、暴徒制圧を任せる。
そしてムンノ暗殺は、ソルォンとの息子ポジョンに。
王は、何もかもミシルの言いなりで、遊興にふけっている。
ミシルの前に立ちはだかるのは、運命の子しかあり得ない。
ミシルは淡々と、その時を待っている。
王女は、トンマンの後を追いかけて、彼女を護衛として雇おうという。
命令口調に偉そうな態度。
自分では手ひとつ動かそうとしない王女に、トンマンは護衛なんかしない、と断ってしまう。
王女は顔色を変えるが、そこに現れた一匹の蛇。
恐ろしさに震える王女は「蛇を何とかせよ!」とトンマンに命令した。
辟易したトンマンは、お前はいったい何ができるんだ?と馬鹿にする。
「何もできないなら、頭ぐらい下げてみせろ」
仕方なく、丁寧に頼むチョンミョン。
トンマンは蛇をどかしてやるのだが、チョンミョンに頬をひっぱたかれてしまう。
泣いているチョンミョンを放って行こうとしたトンマンだが、
そうもできず、彼女を助けようとして、一緒に罠にはまってしまった。
ふたりが連れて行かれたのは、チュクパンが言っていた村。
かつて雨乞い詐欺を働いたチュクパンは、トンマンを人身御供に差し出したのだ。
欺されていた村人は怒り心頭。
トンマンがチュクパンの知り合いだとわかると、
ふたりを捕らえて監禁してしまった。
売り飛ばして金にするというのだ。
トンマンは必死で助けを求めるが、人々は殺気立っていて、取り付くしまもない。
チョンミョンはトンマンを責め、ため息をつくだけ……。
閉じ込められたトンマンは、「ぼくが雨を降らせてみせる!」と言い出した。
レンズを使って火を集めて見せ、村長を信用させたトンマンは、3日の猶予をもらった。
祭壇の上で、飲まず食わず、不眠不休で神に祈るトンマン。
実はなんの秘策もないのだが、ただただふらふらになりながら祈り続ける。
かたわらに座ったチョンミョンは、見張りが寝てくれさえすれば逃げ出せるのに、と
思いつつ、自分も寝入ってしまう。
4日目の朝、村人は畑を掘っているトンマンを見つける。
「雨乞いが失敗なら、水脈を探すんだ……」
必死で地面を掘り続けるトンマンを止めようとする村長。
「やめろ!」
「じゃあここで死ねって言うのか!
何度も死にかけて、ここまで来た。母さんを犠牲にしてまでたどり着いたんだ。
それを商人に売り飛ばすって?
嫌だ!ムンノに会うまでは、どこにも行かない。
死ぬわけにもいかない!
だからやめろなんて言うな!」
泣き叫ぶトンマンに、村長は「行け、立ち去れ」と許しを与えた。
「私は?私はどうなるの?」
チョンミョンは必死で聞くが、彼の答えは冷たい。
「お前は何をした?
あいつは俺たちよりも必死で雨を望んだ。見ろ、奴を止める者は誰もいない。
お前だけでも売って金に換えよう」
チョンミョンは、トンマンに助けてくれるよう頼むが、
トンマンも彼女を助けようとはしない。
「ムンノの居場所を知ってるわ!助けてくれれば案内する」
「嘘までついて助かりたいのか?何してた?努力もせずに」
ひとり行ってしまう、トンマン。
チョンミョンが売り飛ばされそうになったそのとき、雨が降り始めた。
奴のおかげだと喜ぶ村人たち。
「今のうちに逃げちまえよ」
ところが、喜びにわく村を突然、制圧軍が襲ってきた。
火矢を射られ、逃げ惑う人々。
混乱の中、どうしていいかわからないチョンミョンを、
トンマンが引っ張った。
「気になって助けに来た!」
逃げ出したふたりは、兵士に追われ、崖を転がり落ちてしまう。
転落したとみた兵士は戻っていったが、
岩だなに落ちたチョンミョンは助かり、トンマンは崖にぶら下がり危機一髪だ。
ロープを出してトンマンを引き上げようとするチョンミョンだが、
このままでは、ふたりとも崖下の川に転落してしまいそうだ……。
(つづく)
おお~、運命の双子が出会って面白くなってきたねー。
何がいいって、ふたりがそれぞれ我の強い少女だってとこだね。
我が強いという言い方はちょっと違うかな。う~ん、どう言えばいいんだろう?
せっかく巡り会った双子なんだけど、二卵性なのかなんなのか、
あまり似てないので、びっくりしたりはしない。
お互いにあんまり好意を持てない。
チョンミョンは高貴な身分だから高飛車で、使命がある!と思っているから、
他の人間の事情や気持ちには無頓着。
トンマンは護衛に守られて自分では何もできないチョンミョンが気に入らない。
偉そうだし。
トンマンの方がちょっと小さい。
お前は人に何かしてもらって当たり前だと思っているだろう?と、
トンマンは思ってるんだね。
蛇をどかすよう、頭を下げろ、というシーンは、納得。
ただ、チョンミョンだってミシルに翻弄されて辛い思いをして、
なんとか子どもを無事に産んで、ただの高慢なお嬢さんじゃないわけで……。
そこがあの涙の平手打ちですかね~。
私だって、がんばってるんだもんっ的なチョンミョンの涙がかわいい。
こんな泣き顔を見てしまったら、そのまま捨てていくわけにはいかないですよね。
トンマンは男の子じゃないけど、きっと「なんかほっとけない」気分になっているんではないでしょうか?
男のなりをしているからか、なんか少女漫画に出てくるヒロインと、
ヒロインを守ってくれる男の子みたいですよね。
トンマンは、なんとかして生き延びようと努力する子。
でもなんの秘策もないのに雨乞いなんかしてどうするのか心配しました。
いっぱい火を焚くのかと思ったけど、それもしないし。
もっと何か砂漠の民らしい方法があるのかと思ってた!
でも、あんなに必死になって祈りを捧げて……。
胸打たれた村人の気持ちもわかります。
てか、4日目のあのキレっぷりを見たら、「わかったよ……」というしかないかも。
トンマンのこういうとこ、引いちゃう人もいるかもしれませんが、
そこまでの彼女の奮闘ぶりが半端ないので、私は許せちゃう。
お母さんの犠牲もあって、生きのびることに半端ない執念があるよね。
それに思春期女子ってこういうキレかたすること、よくあるよ。
それにくらべてチョンミョンは、「私はどうなるのッ!」って、この態度はいただけない。
君は本当に何もしていなかったじゃないかー!
生き延びようとするトンマンのしつこさと粘り強さを見習わなくてはダメだ。
高貴なお方は、泥をすすってでも……という根性に欠ける。
愛する夫を亡くしたり、つらい体験はしているけれど、
助けてくれる人が必ずいたものね。
トンマンは、たったひとりで砂漠を越えて鶏林に来たんだよ。
トンマンが、チョンミョンに情けをかけるかと思いきや、すっぱり切り捨てましたね。
もうちょっと悩むかと思ったら、そうでもなかった。
「ムンノの居場所を知ってる」とか言わなかったら、もしかして助けてもらえたかもね。
かちんときたトンマンは、怒って彼女を見捨てて行くのよ。
あれ?でも、チョンミョンが気になって戻ってきたのはあの言葉のせい?
それとも、雨が降ったのでチョンミョン助けられるかも、と思って戻ってきたの?
このへん、トンマンが情け深いのか、ちょっと計算が働いてるのか、わかりません。
(あんなやつどうなったって知るもんか!でも、ムンノの居場所をほんとに知ってるのかもしれないぞ。
うん、そうだ、もし知ってたら聞いといたほうがいいもんな、
助けてやりたいわけじゃないけど、大事な情報源かも知れないしなっ!)
みたいな感じだったんでしょうか。
ラストはあんな感じですが、おそらく!このままではふたりとも崖から落ちる、と判断したトンマンは、
自らその縄を切るでしょう。
自分を犠牲に娘を助けた、母、ソファのように……。
トンマンとチョンミョン、ふたりの少女の優しさと、賢さ、頑固さ、欠点も含めて、
互いに反発したり、それでもすっかり放っておけなかったり、
そのへんがハラハラドキドキの回で、面白かったです。
すぐ仲良くなったらつまんないもんね。
トンマンがけっこうきびしかったり、チョンミョンが気が強かったり、
人情だけでは王の器には足りぬ!みたいな感じがして、ふむふむと思いました。
優しいだけじゃだめなのよね、ミシルに対抗するには。
雨乞いの時、苦しんでいる民のためにも必死で祈るみたいな感じがあったら
もっとよかったな。
やっぱり一国の王となる人には、そういう民衆への思いやりもあってほしいじゃない。
それにしても真平王はなっさけないなー。
ミシルの言いなりはまだしも、遊んでていいのかよ。
はっ?!もしかして、ミシルを油断させるために白痴王を演じてるの?
いやいや~。
ソルォンは武芸に秀でた花郎のくせに、ミシルの足のお手入れをしてあげてるし。
あれって脱毛だよね。軽石でこすり切るというやつだよね?垢すり?
どっちにしても、男のやることかぁぁぁぁぁぁ!
愛?愛だから?
本当にミシルを崇拝して、全てを捧げているんだね。
息子ができて、嬉しかったろうなぁ。しかも産んでくれて……。
しかしここで、ミシルは身分が低いせいで王妃になれなかったと言っていますね。
あれだけの力があった女性なのに、王妃になれなかったのは、
卑しい身分ということで王の側近や大臣たちが認めなかったせいなのでしょう。
もしかしたら、王自身が、認めなかったのかもね。
そのへんの恨みが、やはりミシルにはある。
王妃の座に執着するのは、そこなんでしょうねぇ、月並みですが……。
冒頭に出会った花郎徒の男の子は、後からまたでてくるでしょう?
トンマンが、あの子のお父さんの印章みたいなのまだ知らずにポッケに入れてるしね。
どういう再会の仕方になるのか、楽しみだな~。
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