![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/a5/91edfcb18ee56193d2f493b8dee274b9.png)
〈あらすじ〉
「私……あなたが……好きみたい」
ジウンの言葉に、思わず吹き出すヨンジェ。
「ぶふっ、なんだそれ、うけるな!うさぎの話よりは面白いぞ」
「え、エヘヘ?そう?うけた?」
ジウンの一世一代の告白は、ヨンジェに一笑にふされてしまった。
「あたしったら、何血迷ってんのよ!」
自分の気持ちも一時の気の迷いだと、自らを納得させるジウンだった。
へウォンとヨンジェとの関係が、マスコミではまたぞろ噂になっている。
事務所の社長はスキャンダルに辟易していて、
しばらくは彼女との接触を避けるように命じる。
映画公開前の大事な時期なのだ。
マスコミには新居を取材させてお茶をにごそうという計画。
ジウンは納得……するかな?
「断ったらあんたの仕事なくなっちゃうでしょ」
わりと機嫌良くOKしたジウンだったが、ヒジンからの告げ口で怒りが爆発。
ヨンジェの浮気を隠すための取材なんて、腹が立つ!けど……
「ちょっと!彼女はあの人の友達なの!ぺらぺら余計なことしゃべらないでよ!」
このまま機嫌良く、取材を受けるのもしゃくに障るジウンは、
へそを曲げたふりで、ヨンジェにさんざん家事をやらせる。
「くっそ!取材なんかやめだ!おまえが掃除しろ!」
「ほんとにいいのぉ~?」
「やめだやめだっ!」
溜飲を下げたジウンは、約束通り取材を受ける。
相変わらずヨンジェとは水面下でけんかをしながらだけど。
フルハウスの由来を話したり、取材は穏やかそのもの。
ヨンジェが家事をするいい夫だと、持ち上げるのも忘れない。
「ところで、カン・へウォンさんをご存じですか?」
意地悪な質問がとび、ヨンジェは顔色を変えるが、ジウンはそつなく答えた。
「ええ、主人の友人です。9歳の時からのお友達よ。
私とけんかすると、彼女に愚痴をこぼすんです。
いいお友達がいて、彼も幸せだと思っています」
ジウンの返事に満足げなヨンジェ。
取材陣が帰ると、やっとほっとする。
「どうしてあんなこと……、へウォンのこと、嫌いだろ?」
「そうよ。サイテー女だって言ったらよかった?」
「何?」
へウォンと会うのは勝手だけれど、気をつけるように文句を言うジウン。
「浮気されたって、私が同情されるんだから」
「はっなんだそれ?じゃおまえがドンウクと会うのも浮気かよ?」
「そんなわけないでしょ!とにかく、また噂を消すために私を利用したら……
ご飯作らないわよ!
ハァー、情けない……脅し文句がこれしかないなんて……」
相変わらず、炊飯器くらいしか価値のない自分の存在にがっくりするジウンだが、
ヨンジェにとってはそうでもないようで……。
「なんだよ、家出があるだろ?」
「家出は効果ないもん」
「……いや……そんなこと、ない」
「なんで?」
「家ん中が……暗いし……」
「?」
「だから電気をつける人がいなくて暗いってこと!」
「あー、おばけが怖いんだ!ヨンジェや~ヨンジェや~ってさ」
「おまえなんか相手にしてられるか!おはらいしないと」
「怖がりね」
なんとなく、ヨンジェの言いたいことがわかって心和むジウンだった。
へウォンは、ヨンジェが謹慎中で自分を避けているのが気に入らない。
「今すぐ来てよ」
もうすぐ夕食の時間なのに、外出するというヨンジェを寂しく見送るジウン。
呼び出されたヨンジェは、へウォンに非難される。
「ただの噂だって言えばいいじゃない!そんなに噂されるのがいやなの?」
「ああ、いやだね!おまえが知らないやつに責められて、傷つくのがいやなんだ!
おまえが傷つけば、俺の心だって痛むんだ!」
思わぬ返事と彼の剣幕に驚くへウォン。
ふたりはバーで、お酒を飲んでいる。
ミニョクへの恋心をせつせつと語り、
「あきらめるべきかな?」と笑顔のへウォンに、返す言葉のないヨンジェ。
「そうしたら……私を選ぶ?」
思わせぶりな彼女の言葉に、思わず顔色が変わる。
「冗談よ。臆病ね。
でも、約束は守って。あなたから先に、私を忘れない。
お願いよ」
ジウンはヨンジェを待っている。
待つべきじゃないのに、待ってしまう自分は、彼を愛しているのか?
ジウンにも、自分の心がよくわからない。
夜遅く帰ったヨンジェは、デスクで眠り込んでいるジウンに優しく声をかける。
「ん……ご飯は?食べた?」
「また飯の話かよ。ベッドで寝ろよ」
へウォンとのやりとりを思い出して、何か考え込んでしまうヨンジェだった。
翌日、シノプシスを持ってミニョクに会いにいったジウンは、
見損ねてしまったヨンジェの映画を観に行こうと誘われる。
アンケート回収に来ていたドンウクとヒジンは、
ミニョクがジウンに気があるんじゃ……と、いろいろ邪推する。
「あー、めんどくさい」
「何がです?」
「いえ、気にしないで」
「もしかして、僕と一緒なのを見られたから?」
「いえあの、あの子たち、ミニョクさんがわたしに気があるって誤解してて……」
「間違っていませんよ。僕はとても忙しいけど、あなたと会う時間は作る。
簡単なことじゃありません」
「あ、はぁ……」
「スパゲッティ、ごちそうしてくださいね」
ミニョクの言葉に、とまどい顔のジウン。
その頃ドンウクは、ヨンジェに告げ口。
「ミニョクってやつ、ジウンを狙ってますよ。
今日も映画館に一緒に来てました。
あいつを失う前に、なんとかしたほうがいいんじゃないですか?」
「あいつがいなくなろうがどうしようが、俺には関係ない!」
そういいつつも、イライラと我慢できないヨンジェは、ジウンに電話を。
スパゲティを食べに行く途中だったジウンはわけがわからないが、
とうとうヨンジェが「ハルモニが倒れた」と言い出して……。
ヨンジェはまんまとジウンを奪回。
残されたミニョクは思案顔だが、なんとなく事情を察してにっこり。
当のヨンジェは自分のついた嘘の回収に四苦八苦。
「元気になったから、行かなくていいってさ!飯くいに行こうぜ」
「何言ってんのよ、行かなきゃだめよ。早く!」
実家につくと、三人は楽しく花札をやってる最中。
「おや、来たのかい?」
「ハルモニ!大丈夫なんですか?なんで花札なんか……」
「だって退屈だからだよ」
「ハルモニ~!無事だったんだな~!」
わけのわからないことを言うヨンジェに、家族もあっけにとられている。
家に帰っても、とにかくわけのわからないヨンジェに、ジウンもわけがわからない。
忙しく働くミニョクは、自分の誕生日にふと思いついてジウンを誘う。
「今日これから?いいですよ」
ミニョクとの約束だと知ったヨンジェは、気が気でない。
「兄貴からか、なんだって?」
「今日会いたいって」
「なんで!昨日も会っただろ!なんで今日も……何の用なんだよ!」
「知らないわよ。あっクビかな……私のシノプシスが映画化されるとか?」
「笑わせんなよ、おまえの書いたものが映画になんかなるかよ」
「何よ、会えばわかるわよ」
でも、なんとか会わせないようにしたいヨンジェは必死。
「今日は無理だって言えよ、電話で用件を聞けよ。すごく暑いしさ」
「彼はすごく忙しいのに時間を割いてくれるのよ。わかってる?」
「じゃ、帰りは?」
「ご飯を食べて帰るから遅くなるわ」
「何で!なんで飯を食うんだよ!」
「おなかすくからに決まってるでしょ」
「お、俺の飯は?」
「ご飯たいとくから勝手に食べてよ。人使い荒いわね!」
「そのために給料払ってるだろ!」
とにかくジウンを行かせたくないヨンジェは、あらゆる家事のリストを作って
仕事を終えてから行くように命令。
とんでもない数の項目だったが、必死でやり遂げたジウンは
お洒落をしてでかけようとする。
姑チックに家事のチェックをしてまわるヨンジェ。
「ここもだめ、ここも!不合格!」
いい加減頭にきたジウンは、洗濯物を洗うふりをして洗濯場の窓から脱出!
「ヤー!ハン・ジウン!待て!」
スリッパをつっかけて必死で追いかけるヨンジェだったが、ジウンの姿を見失ってしまった。
「ちぇっ、逃げ足のはやい奴……」
家に戻ったヨンジェは、何も手につかない。
ストーカー夫よろしくしつこく電話するが、携帯は切られてしまった……。
ジウンは大幅に遅れてミニョクに会い、素敵なレストランで食事。
「実は今日、誕生日なんです」
「あら、言ってくださったらプレゼントを用意したのに」
「いいんです。あなたが、僕にとってのプレゼントだから。
自分に贈り物を、と思った時、あなたのことが頭に浮かんだんです。
あなたと一緒にいると楽しい」
「あ~、私っておもしろいから?」
思わず笑ってしまうミニョク。
「よく笑うんですね」
「あなたと一緒にいると楽しいから」
「ふふ、じゃあ笑ってください」
その頃ヨンジェは、ジウンの帰りを待っていた。
宣言通り、ご飯も食べないで……。
家の前に出て、帰ってくるのをひたすら待っていて……。
ジウンは食事を終えて、ミニョクと缶コーヒーを飲みながら話をしていた。
「お誕生にご両親や兄弟は?」
「仕事で海外です。兄たちも忙しいし」
「友達はいない?」
「ジウンさんがいるでしょ」
「あ、そうですね、ふふ。ヨンジェも一緒に来ればよかったですね」
「昨日、思った以上に気分が悪かったです」
「なぜ?」
「ジウンさんがヨンジェと一緒に帰ったから」
「あ~、ごめんなさい。スパゲティごちそうする約束だったのに。
かわりに今度、高いものじゃなければプレゼントしますよ」
「人の心も買えるかな」
「僕は女性にもてる方なんですが、あなたにはもてない。
なぜかな。ほかのひととは違う」
「みんなあなたが好きなの?」
「ええ、かっこいいし、仕事ができるから好きだって」
自信満々に言うミニョクに、さすがのジウンも引いてしまう。
「あの、気分を悪くなさらないでね。
もしかして、ナルシスト?」
ジウンの言葉に、あははと笑ってしまうミニョク。
ジウンも一緒に笑いながら、
「冗談ですよ」
「僕は本気ですよ」
「え?」
「僕を好きになってください」
ミニョクの真顔にちょっと固まってしまうジウン。
「え?あは、ははは、そうしたいけど、わたし結婚してるから、
あらーどうしましょ、困ったわね」
ミニョクはそんな冗談っぽいごまかしには乗ってこなかった。
「だから悩んでる。ヨンジェから、あなたを奪おうかと。
あいつはあなたの価値に気づいていない。
ジウンさん、僕を、好きになってください」
(つづく)
結婚って、結局ごはんだよね……。
ジウンが炊飯器だって言われるのは、ある意味真理かも。
試しに恋人と一日家に一緒にいてみ?
「何食べよっか?」って3回も言ってると嫌になるから。
黙っていても、ごはんだよ~って食べさせてくれてたお母さんは偉大だよ。
結婚って生活、生活ってごはん、って話だよな。
契約結婚の面白いところは、恋の前に生活が来ているところだと思う。
生活って面倒だし、相手のことだっていちいちきらいなところも見えてくる。
そういう中で、恋が芽生えるってのが楽しいんだよね。
あれ?お見合い結婚に似てる?
う~ん、お見合い結婚は、その後も継続することが前提だから違うね。
少子化とか晩婚化とかいうけど、契約結婚がメジャーになればいいんじゃない?
それで利害が一致すれば長期契約結べばいいわけだし。
でもそう簡単にいかないのが、人間なんだな~。
「感情」ってのはやっかいだよね。
いまんとこ、へウォンはミニョクが好きだけど、ヨンジェも手元に置きたい。
ヨンジェはへウォンが好きだけど、ジウンも気になってて手放したくない。
ジウンはヨンジェが好きなんだって気がつきかけてる。
ミニョクはジウンが好き。
なーんだ。めんどくさいのはへウォンとヨンジェじゃん。
へウォンのことキライだし、迷惑な女だな、と思うけど、
ヨンジェだって悪いんだよね。
ふられてんだし、きっぱりあきらめればいいのに……。
スターのくせに……。
ジウンのこと、だいぶ好きになってるし、
彼女の前ではすごく素直なヨンジェになれるのに、わかってないし。
へウォンと一緒にいるときのヨンジェって、かっこつけで
妙に重たいし、全然ステキじゃないじゃん。
ミニョクヒョンに横取りされそうになって慌てればいいんだよ!(怒)
しかしながら、怒り続けていられないのが、視聴者の悲しいさがで……。
だってヨンジェかわいいんだもん!
てっきとーな嘘ついちゃってさ。
ジウンを取り戻したらにっこにこなんだもん。
「映画どうだった?」
「さっぱりわかんなかった」
「編集のせいだ」
「いまいちだった」
「い、いまいち?」
自分の主演映画、ステキだったって言って欲しいんだね、ジウンに。
ミニョクヒョンがジウンに気があるってドンウクがばらしたのがナイス!
そのおかげで、ヨンジェはふたりが気になって仕方ないわけですから。
ヨンジェは子どもっぽいので、
自分のものが取られそうになるのが単純に嫌なのかもしれないけど。
どっちにしろ、どうしてこんな気持ちになるのかは、全然検証しません。
へウォンへの気持ちについてはくだらないほど悩むのにねぇ。
ごはんを食べようとして、意地はって食べないとことか、
家の前でウロウロとジウンを待っちゃうとことか、
なんでそんなことしてるのかはやく気付けばいいのに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/9b/58deeaa349798ee1d106893ba35f8242.png)
ジウンを待ってて寂しいヨンジェ。
なんせミニョクオッパは直球勝負ですから、
ここからが本番ですよ!
取ろうと思えば全力で取りに来ますよ、この人。
時代のせいか、ぶっといネクタイがたまに傷ですけど、
基本、余裕があっていい男です。
地位もお金もあって優しくってハンサムで、自信家で、
この人の欠点ってなんなの?
ギャグセンスが無いこと?
ふふふふふふ、これからが楽しみだわ~。
全然ドラマとは関係ないんですけど、
ジウンが草取りしながら歌う歌、「シャ~バ シャ~バ ハッシャ~バ」
って歌っていますよね。
私、鴻上さんの「ハッシャバイ」大好きだったので、へ~と思いつつ観ていました。
「ハッシャバイ」は元々はユダヤの子守歌ということだそうなのですが、
韓国でも歌われているのかな?それとも全然関係ない曲なんでしょうか?
なんとなく日本ドラマだったら「ドナドナ」歌わせたい雰囲気。
これまたドラマとは関係ない話ですが、韓国語って、
外来語(主に英語)は発音に忠実に再現されているじゃないですか。
日本で「ハンバーガー」が「ハンボゲ」だったり、
「タクシー」が「テクシ」、「ケーキ」が「ケイク」だったり。
ハングルが表音文字だってことに関係があるんですかねぇ。
「私……あなたが……好きみたい」
ジウンの言葉に、思わず吹き出すヨンジェ。
「ぶふっ、なんだそれ、うけるな!うさぎの話よりは面白いぞ」
「え、エヘヘ?そう?うけた?」
ジウンの一世一代の告白は、ヨンジェに一笑にふされてしまった。
「あたしったら、何血迷ってんのよ!」
自分の気持ちも一時の気の迷いだと、自らを納得させるジウンだった。
へウォンとヨンジェとの関係が、マスコミではまたぞろ噂になっている。
事務所の社長はスキャンダルに辟易していて、
しばらくは彼女との接触を避けるように命じる。
映画公開前の大事な時期なのだ。
マスコミには新居を取材させてお茶をにごそうという計画。
ジウンは納得……するかな?
「断ったらあんたの仕事なくなっちゃうでしょ」
わりと機嫌良くOKしたジウンだったが、ヒジンからの告げ口で怒りが爆発。
ヨンジェの浮気を隠すための取材なんて、腹が立つ!けど……
「ちょっと!彼女はあの人の友達なの!ぺらぺら余計なことしゃべらないでよ!」
このまま機嫌良く、取材を受けるのもしゃくに障るジウンは、
へそを曲げたふりで、ヨンジェにさんざん家事をやらせる。
「くっそ!取材なんかやめだ!おまえが掃除しろ!」
「ほんとにいいのぉ~?」
「やめだやめだっ!」
溜飲を下げたジウンは、約束通り取材を受ける。
相変わらずヨンジェとは水面下でけんかをしながらだけど。
フルハウスの由来を話したり、取材は穏やかそのもの。
ヨンジェが家事をするいい夫だと、持ち上げるのも忘れない。
「ところで、カン・へウォンさんをご存じですか?」
意地悪な質問がとび、ヨンジェは顔色を変えるが、ジウンはそつなく答えた。
「ええ、主人の友人です。9歳の時からのお友達よ。
私とけんかすると、彼女に愚痴をこぼすんです。
いいお友達がいて、彼も幸せだと思っています」
ジウンの返事に満足げなヨンジェ。
取材陣が帰ると、やっとほっとする。
「どうしてあんなこと……、へウォンのこと、嫌いだろ?」
「そうよ。サイテー女だって言ったらよかった?」
「何?」
へウォンと会うのは勝手だけれど、気をつけるように文句を言うジウン。
「浮気されたって、私が同情されるんだから」
「はっなんだそれ?じゃおまえがドンウクと会うのも浮気かよ?」
「そんなわけないでしょ!とにかく、また噂を消すために私を利用したら……
ご飯作らないわよ!
ハァー、情けない……脅し文句がこれしかないなんて……」
相変わらず、炊飯器くらいしか価値のない自分の存在にがっくりするジウンだが、
ヨンジェにとってはそうでもないようで……。
「なんだよ、家出があるだろ?」
「家出は効果ないもん」
「……いや……そんなこと、ない」
「なんで?」
「家ん中が……暗いし……」
「?」
「だから電気をつける人がいなくて暗いってこと!」
「あー、おばけが怖いんだ!ヨンジェや~ヨンジェや~ってさ」
「おまえなんか相手にしてられるか!おはらいしないと」
「怖がりね」
なんとなく、ヨンジェの言いたいことがわかって心和むジウンだった。
へウォンは、ヨンジェが謹慎中で自分を避けているのが気に入らない。
「今すぐ来てよ」
もうすぐ夕食の時間なのに、外出するというヨンジェを寂しく見送るジウン。
呼び出されたヨンジェは、へウォンに非難される。
「ただの噂だって言えばいいじゃない!そんなに噂されるのがいやなの?」
「ああ、いやだね!おまえが知らないやつに責められて、傷つくのがいやなんだ!
おまえが傷つけば、俺の心だって痛むんだ!」
思わぬ返事と彼の剣幕に驚くへウォン。
ふたりはバーで、お酒を飲んでいる。
ミニョクへの恋心をせつせつと語り、
「あきらめるべきかな?」と笑顔のへウォンに、返す言葉のないヨンジェ。
「そうしたら……私を選ぶ?」
思わせぶりな彼女の言葉に、思わず顔色が変わる。
「冗談よ。臆病ね。
でも、約束は守って。あなたから先に、私を忘れない。
お願いよ」
ジウンはヨンジェを待っている。
待つべきじゃないのに、待ってしまう自分は、彼を愛しているのか?
ジウンにも、自分の心がよくわからない。
夜遅く帰ったヨンジェは、デスクで眠り込んでいるジウンに優しく声をかける。
「ん……ご飯は?食べた?」
「また飯の話かよ。ベッドで寝ろよ」
へウォンとのやりとりを思い出して、何か考え込んでしまうヨンジェだった。
翌日、シノプシスを持ってミニョクに会いにいったジウンは、
見損ねてしまったヨンジェの映画を観に行こうと誘われる。
アンケート回収に来ていたドンウクとヒジンは、
ミニョクがジウンに気があるんじゃ……と、いろいろ邪推する。
「あー、めんどくさい」
「何がです?」
「いえ、気にしないで」
「もしかして、僕と一緒なのを見られたから?」
「いえあの、あの子たち、ミニョクさんがわたしに気があるって誤解してて……」
「間違っていませんよ。僕はとても忙しいけど、あなたと会う時間は作る。
簡単なことじゃありません」
「あ、はぁ……」
「スパゲッティ、ごちそうしてくださいね」
ミニョクの言葉に、とまどい顔のジウン。
その頃ドンウクは、ヨンジェに告げ口。
「ミニョクってやつ、ジウンを狙ってますよ。
今日も映画館に一緒に来てました。
あいつを失う前に、なんとかしたほうがいいんじゃないですか?」
「あいつがいなくなろうがどうしようが、俺には関係ない!」
そういいつつも、イライラと我慢できないヨンジェは、ジウンに電話を。
スパゲティを食べに行く途中だったジウンはわけがわからないが、
とうとうヨンジェが「ハルモニが倒れた」と言い出して……。
ヨンジェはまんまとジウンを奪回。
残されたミニョクは思案顔だが、なんとなく事情を察してにっこり。
当のヨンジェは自分のついた嘘の回収に四苦八苦。
「元気になったから、行かなくていいってさ!飯くいに行こうぜ」
「何言ってんのよ、行かなきゃだめよ。早く!」
実家につくと、三人は楽しく花札をやってる最中。
「おや、来たのかい?」
「ハルモニ!大丈夫なんですか?なんで花札なんか……」
「だって退屈だからだよ」
「ハルモニ~!無事だったんだな~!」
わけのわからないことを言うヨンジェに、家族もあっけにとられている。
家に帰っても、とにかくわけのわからないヨンジェに、ジウンもわけがわからない。
忙しく働くミニョクは、自分の誕生日にふと思いついてジウンを誘う。
「今日これから?いいですよ」
ミニョクとの約束だと知ったヨンジェは、気が気でない。
「兄貴からか、なんだって?」
「今日会いたいって」
「なんで!昨日も会っただろ!なんで今日も……何の用なんだよ!」
「知らないわよ。あっクビかな……私のシノプシスが映画化されるとか?」
「笑わせんなよ、おまえの書いたものが映画になんかなるかよ」
「何よ、会えばわかるわよ」
でも、なんとか会わせないようにしたいヨンジェは必死。
「今日は無理だって言えよ、電話で用件を聞けよ。すごく暑いしさ」
「彼はすごく忙しいのに時間を割いてくれるのよ。わかってる?」
「じゃ、帰りは?」
「ご飯を食べて帰るから遅くなるわ」
「何で!なんで飯を食うんだよ!」
「おなかすくからに決まってるでしょ」
「お、俺の飯は?」
「ご飯たいとくから勝手に食べてよ。人使い荒いわね!」
「そのために給料払ってるだろ!」
とにかくジウンを行かせたくないヨンジェは、あらゆる家事のリストを作って
仕事を終えてから行くように命令。
とんでもない数の項目だったが、必死でやり遂げたジウンは
お洒落をしてでかけようとする。
姑チックに家事のチェックをしてまわるヨンジェ。
「ここもだめ、ここも!不合格!」
いい加減頭にきたジウンは、洗濯物を洗うふりをして洗濯場の窓から脱出!
「ヤー!ハン・ジウン!待て!」
スリッパをつっかけて必死で追いかけるヨンジェだったが、ジウンの姿を見失ってしまった。
「ちぇっ、逃げ足のはやい奴……」
家に戻ったヨンジェは、何も手につかない。
ストーカー夫よろしくしつこく電話するが、携帯は切られてしまった……。
ジウンは大幅に遅れてミニョクに会い、素敵なレストランで食事。
「実は今日、誕生日なんです」
「あら、言ってくださったらプレゼントを用意したのに」
「いいんです。あなたが、僕にとってのプレゼントだから。
自分に贈り物を、と思った時、あなたのことが頭に浮かんだんです。
あなたと一緒にいると楽しい」
「あ~、私っておもしろいから?」
思わず笑ってしまうミニョク。
「よく笑うんですね」
「あなたと一緒にいると楽しいから」
「ふふ、じゃあ笑ってください」
その頃ヨンジェは、ジウンの帰りを待っていた。
宣言通り、ご飯も食べないで……。
家の前に出て、帰ってくるのをひたすら待っていて……。
ジウンは食事を終えて、ミニョクと缶コーヒーを飲みながら話をしていた。
「お誕生にご両親や兄弟は?」
「仕事で海外です。兄たちも忙しいし」
「友達はいない?」
「ジウンさんがいるでしょ」
「あ、そうですね、ふふ。ヨンジェも一緒に来ればよかったですね」
「昨日、思った以上に気分が悪かったです」
「なぜ?」
「ジウンさんがヨンジェと一緒に帰ったから」
「あ~、ごめんなさい。スパゲティごちそうする約束だったのに。
かわりに今度、高いものじゃなければプレゼントしますよ」
「人の心も買えるかな」
「僕は女性にもてる方なんですが、あなたにはもてない。
なぜかな。ほかのひととは違う」
「みんなあなたが好きなの?」
「ええ、かっこいいし、仕事ができるから好きだって」
自信満々に言うミニョクに、さすがのジウンも引いてしまう。
「あの、気分を悪くなさらないでね。
もしかして、ナルシスト?」
ジウンの言葉に、あははと笑ってしまうミニョク。
ジウンも一緒に笑いながら、
「冗談ですよ」
「僕は本気ですよ」
「え?」
「僕を好きになってください」
ミニョクの真顔にちょっと固まってしまうジウン。
「え?あは、ははは、そうしたいけど、わたし結婚してるから、
あらーどうしましょ、困ったわね」
ミニョクはそんな冗談っぽいごまかしには乗ってこなかった。
「だから悩んでる。ヨンジェから、あなたを奪おうかと。
あいつはあなたの価値に気づいていない。
ジウンさん、僕を、好きになってください」
(つづく)
結婚って、結局ごはんだよね……。
ジウンが炊飯器だって言われるのは、ある意味真理かも。
試しに恋人と一日家に一緒にいてみ?
「何食べよっか?」って3回も言ってると嫌になるから。
黙っていても、ごはんだよ~って食べさせてくれてたお母さんは偉大だよ。
結婚って生活、生活ってごはん、って話だよな。
契約結婚の面白いところは、恋の前に生活が来ているところだと思う。
生活って面倒だし、相手のことだっていちいちきらいなところも見えてくる。
そういう中で、恋が芽生えるってのが楽しいんだよね。
あれ?お見合い結婚に似てる?
う~ん、お見合い結婚は、その後も継続することが前提だから違うね。
少子化とか晩婚化とかいうけど、契約結婚がメジャーになればいいんじゃない?
それで利害が一致すれば長期契約結べばいいわけだし。
でもそう簡単にいかないのが、人間なんだな~。
「感情」ってのはやっかいだよね。
いまんとこ、へウォンはミニョクが好きだけど、ヨンジェも手元に置きたい。
ヨンジェはへウォンが好きだけど、ジウンも気になってて手放したくない。
ジウンはヨンジェが好きなんだって気がつきかけてる。
ミニョクはジウンが好き。
なーんだ。めんどくさいのはへウォンとヨンジェじゃん。
へウォンのことキライだし、迷惑な女だな、と思うけど、
ヨンジェだって悪いんだよね。
ふられてんだし、きっぱりあきらめればいいのに……。
スターのくせに……。
ジウンのこと、だいぶ好きになってるし、
彼女の前ではすごく素直なヨンジェになれるのに、わかってないし。
へウォンと一緒にいるときのヨンジェって、かっこつけで
妙に重たいし、全然ステキじゃないじゃん。
ミニョクヒョンに横取りされそうになって慌てればいいんだよ!(怒)
しかしながら、怒り続けていられないのが、視聴者の悲しいさがで……。
だってヨンジェかわいいんだもん!
てっきとーな嘘ついちゃってさ。
ジウンを取り戻したらにっこにこなんだもん。
「映画どうだった?」
「さっぱりわかんなかった」
「編集のせいだ」
「いまいちだった」
「い、いまいち?」
自分の主演映画、ステキだったって言って欲しいんだね、ジウンに。
ミニョクヒョンがジウンに気があるってドンウクがばらしたのがナイス!
そのおかげで、ヨンジェはふたりが気になって仕方ないわけですから。
ヨンジェは子どもっぽいので、
自分のものが取られそうになるのが単純に嫌なのかもしれないけど。
どっちにしろ、どうしてこんな気持ちになるのかは、全然検証しません。
へウォンへの気持ちについてはくだらないほど悩むのにねぇ。
ごはんを食べようとして、意地はって食べないとことか、
家の前でウロウロとジウンを待っちゃうとことか、
なんでそんなことしてるのかはやく気付けばいいのに。
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ジウンを待ってて寂しいヨンジェ。
なんせミニョクオッパは直球勝負ですから、
ここからが本番ですよ!
取ろうと思えば全力で取りに来ますよ、この人。
時代のせいか、ぶっといネクタイがたまに傷ですけど、
基本、余裕があっていい男です。
地位もお金もあって優しくってハンサムで、自信家で、
この人の欠点ってなんなの?
ギャグセンスが無いこと?
ふふふふふふ、これからが楽しみだわ~。
全然ドラマとは関係ないんですけど、
ジウンが草取りしながら歌う歌、「シャ~バ シャ~バ ハッシャ~バ」
って歌っていますよね。
私、鴻上さんの「ハッシャバイ」大好きだったので、へ~と思いつつ観ていました。
「ハッシャバイ」は元々はユダヤの子守歌ということだそうなのですが、
韓国でも歌われているのかな?それとも全然関係ない曲なんでしょうか?
なんとなく日本ドラマだったら「ドナドナ」歌わせたい雰囲気。
これまたドラマとは関係ない話ですが、韓国語って、
外来語(主に英語)は発音に忠実に再現されているじゃないですか。
日本で「ハンバーガー」が「ハンボゲ」だったり、
「タクシー」が「テクシ」、「ケーキ」が「ケイク」だったり。
ハングルが表音文字だってことに関係があるんですかねぇ。
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