はいはい、年があけて、ファン待望のBlu-rayボックスが発売され、
巷ではクウガを愛して止まないみなさんが盛り上がっている様子ですね。
楽しい年明けをお過ごしのみなさま、おめでとうございます。
今年もよろしく。
ツイッターのおかげさまで、ラジオ番組情報なんかも入ってまいりますが、
いかんせん最後まで観きってないんでね、
ちょっと聴く余裕がないというか、ネタバレ前提だろうし、キツイというか、
非常にもったいない感があります。
やはりムーブメントにはムーブしとくに限りますね。
まぁ年代的に難しかったり、何事も人生一期一会ですから、
こういう後追いは致し方ないのですが、
なんであのとき観とかなかったんだろう……って後悔はなくはない。
ま、でも「なくはない」程度なんで。
何事も執着すると身を滅ぼしますから、ほどほどにまいりましょう。
ギコギコ映像でも十分楽しいよ!クウガ!
さて、では恒例の注意書きを書いておきましてですね、
クウガ視聴感想に行かせて頂きたいと思います。
※この記事は、特撮&ライダー初心者による感想記事です。
わかってねぇなぁ~的な文章も出てくると思われますので、
イラッとしそうな方は閲覧回避をおすすめします。
クウガ鑑賞の参考ブログ:YU@Kの不定期村「仮面ライダークウガという呪縛」
本当の戦いはここからだぜ
ep9 「兄妹」
未確認生命体は次々に出現する。
警察は転々と変わるアジトを確定できず、被害者は増加する一方だ。
しかし、ただ手をこまねいているばかりではない。
警察犬による捜査、対生命体用の新兵器の開発。
いつまでも4号頼みでいるわけにはいかなかった。
みのりは、兄の様子にそこはかとない不安を感じていた。
「戦うの、平気になっちゃった?」
兄は怪訝な顔をして、事件現場にすっ飛んでいった。
「4号はいいやつだよね?!」
そうした子ども達の信頼に、応え続けてほしい。
みのりは、心からそう思うのだ。
その頃、五代はクウガに変身し、爆発物を吐きかけてくる
イカの化け物と戦っていた。
ギャ~!怖いよぉ~!
この回、めっちゃくちゃこわかったデス!
何が怖いって、イカの造形だよ!
最初、思わず笑っちゃったんですよ。
イカの人、白い三角帽子にプレスリーばりのフリンジ衣装でしょ。
あっはっはっは、子ども向けだよなー、
仮面ライダーだもんね、あはは、おかし~!
そりゃこいつが川からあがってきたらJK逃げるわ。
とか言ってたら直後にJK爆死。
なんなの、コレ。怖すぎる。
あんな間抜けな造形して油断させやがって。
良い子のお友達がキャーって逃げるレベルの怖さじゃねぇだろ!
みのりちゃんは、お兄ちゃんが変わっていくのが怖くて、
「戦うの平気になっちゃった?」と聞きましたが、
みのりちゃん、そういうことじゃないの。
平気とか、平気じゃないとかじゃない。
必死にやらないと、お兄ちゃんも死んじゃうんだよ。
そしてお兄ちゃんが死んじゃったら、
もっともっとたくさんの罪のない人たちが死んじゃう。
つらい、つらい、と思いながらだと、戦えないの。
もちろん、憎い、憎いと思いながらでも戦えない。
相手を倒すことだけ考えて、ある意味心を無にしないと、
刹那の瞬間に負けてしまうかも知れない。
そんな戦いを、お兄ちゃんはしてるんだよ。
それが「殺人兵器」になるってことでしょ!って思うかな?
予告編から想像すると、たぶん次の回で答えが出ると思うな……。
みのりちゃんの一言で、闇落ちしかかってる五代君が悩みまくる展開かと思ったのですが、
そうじゃないみたい。
あくまで明るく、ぶれない五代君です。
でも、でもね、みのりちゃんの横顔と
お兄ちゃんの戦いシーンのミルフィーユ状態が不安を煽るんです~。
日曜の朝からこれってキツくないのか。
エンディングでほっこりするからいいのか?
グロンギのみなさんは転々とアジトを変えているようですが、
警察のみなさんは、まず彼らの目的をはっきりさせないと。
対処療法しかできないうちは、後手後手にまわらざるを得ないでしょうね。
がんばれ一条刑事。
初登場、榎田さんのお子さんは今後の物語に絡んでくるんでしょうか?
そして、東京駅でジャンに話しかけてきたちょっと図々しい女の子は誰かの妹?
気になる謎が残ります。冷蔵庫のキムチも。
誰が食べてるのよ。
あ、あと、この回で初めてはっきりと五代君の変身シーンを見た気がします。
バイクの前でかっこよかったですね。
あれの名前、なんだっけか……
シークヮーサーっぽいんだよな……。
ep10 「熾烈」
イカ型怪人は、クウガをあと一歩のところまで追い詰めたが、
彼を残して海に戻っていった。
一条たちは警察犬ミカドを使った捜査で未確認生命体のアジトを突き止めて
倉庫を強襲するが、すでにもぬけの殻であった。
しかも頼みの綱であるミカドを殺されてしまう。
捜査はふたたび暗礁に乗り上げるのか?
五代は、イカ型怪人を倒す方法を模索する。
剣なら、いけるかもしれない……。
五代は一条に剣道の稽古をつけてもらい、その中に活路を見いだす。
「あいつにも、よけずに攻めます!」
兄のことを心配したみのりは、
「お兄ちゃんがお兄ちゃんでなくなっちゃうような気がしてこわいの」と告げた。
「俺だってこわいさ」兄の答えは意外だった。
こわいけど、それでもやる理由は、誰かの笑顔のため。
みのりもそうだろう?お前はお前の場所で、俺は俺の場所でやってるってだけさ。
五代は笑顔でサムズアップ。
みのりも心からの笑顔で応えた。
イカ型怪人は、五代の捨て身の戦法に倒れた。
誰かの笑顔を守るために、クウガは戦い続ける。
ま、まさに熾烈な闘い!
なんじゃこれはっ!ダイハードかっっっ!
というより、古めの任侠映画かっっ!
ボカンボカン吐き出される爆発物をよけようともせず、
まっすぐに敵に向かっていくクウガ。
ビビりの若造がばんばん拳銃を撃つも当たらず、ガタガタ震えながら「来るなぁっ!」
とかいって、結局至近距離でワンパン入れられて崩れ落ちるの図を
見たような思いです。
バックに流れる音楽もいいですよね~。
心なしかのスローモーション演出も。
しかし五代君、あなたの戦法はクウガ耐火モードあってこその作戦なんですよ~。
剣持ってるってだけで、あんな風にゴリ押ししてたら体が持ちませんよ~。
剣だって、ただ刺すだけだったじゃないですか……。
そんなことを思ったep10であります。
体内でニトログリセリンを精製して吐き出してたんですかね、イカくん。
腹が蒸気の噴出口という弱点で、爆死してしまいました。
いい気味ですね。
前回から引っ張っていたみのりちゃんですが、
ヒーローの妹が保母さんって設定はいいですね。
子どもとヒーローが劇中でもつながるってところがいいと思います。
「ぼく4号だよ!」といった子が、
女の子のために絵本を取りに行く。
絵本を貸してくれない男の子と、取り合いになって、
最後はその絵本を取り上げて、相手を叩こうとしてしまう……。
この意味深な出来事については、劇中で詳しく解説はありません。
「やめなさい!」と珍しく語気を強めて子どもをとめたみのりちゃんの心境。
それは視聴者の受け止め方にゆだねられています。
まぁ、漠然とした不安感ですよね。
誰かのために行動した子が、最後は必要以上に相手を傷つけてしまう展開。
五代君の行動をそのまま重ねてしまったみのりちゃん、という解釈でいいかと思います。
ところが、そんな妹の不安を一瞬にして取り去ってしまう兄。
「俺だってこわいよ」
その一言が、妹に響いたんじゃないかな。
お兄ちゃんもこわいんだ……。
こわいけど、それでもやるんだ。
誰かの笑顔を守るために……。
お兄ちゃんは変わってなんかいない。お兄ちゃんはやっぱりお兄ちゃんだ!
はい、みのりちゃんの思った以上につたない演技から、
視聴者は最大限の想像力を発揮してすべてを読み取ってます。
だからみのりちゃんは心配しないで!
それに、つたなくてもちゃんと伝わってるんだからへーきだよ!
すべてをオールOKにしてしまう五代君の笑顔があってこそですがね。
すごく安心するし、すごく癒やされる。
前回の戦闘シーン&保育園シーンのミルフィーユが
微妙に形を変えて演出されていますが、
驚いたことにぜんっぜん与える印象が違う。
不安な気分を増幅させた前回とは違い、
今度は、五代君がなんのために戦っているのか、を
あらためて意識させ、観ているものに「そうだ、そうだ!がんばれ!」と
言わせんばかりの盛り上がりだったのです。
今回はみのりちゃんがお兄ちゃんを信じて、
子どもたちと笑顔で遊んでいるからね!
う~ん、うまい。
もう私たちの心には安心と信頼しかありません。
唯一の心配は、即刻殺されてしまったもようの警察犬ミカドが、
改造されてよみがえったりしないだろうな、という点です。
純粋に食っちゃっただけだといいな。
ep11 「約束」
五代は楽しみにしていた。明日は自分の大切な人と会う。
13年前からの約束だ。
約束の相手は、小学校時代の恩師、神崎先生だった。
本人は、すっかり約束のことなど忘れていたが、
アルバムを整理していて思い出した。
しかし、何を言ったかは覚えていない。私は当時、彼に何を言ったのだろうか?
ところが当日の朝、五代の元に未確認生命体出現の報が飛び込んできた。
仕方なく、約束の方は桜子に任せ、現場へ急行する。
そこには、ものすごい力を持ち、大きな角で攻撃を仕掛けてくる怪人いた。
五代は変身して戦うが、相手はものともしない。
最後はとうとう抱えられて、苦も無く放り上げられてしまった。
彼はこのまま、あの角で串刺しにされてしまうのか?
いくら2話分で1エピソードとはいえ、
あまりに導入導入しすぎている回ではありませんか。
最後はクウガが刺されるかも!とヒヤヒヤさせていますが、
予告編をみる限り、五代君とっても元気そうですしね。
また危機一髪で怪人が逃げてってその間に攻略法を見つけるのか~?と
多少のマンネリ感は否めません。
う~ん、しょうがないのかなぁ。
ただ、あのサイ型怪人のパワフルさはすごい!
怪人に変身した時より、人間擬態時の方が強そうに感じる!
人間の姿で暴れ回っている時間が長いのも納得ですな。
わ~!やられる~!感があって、いい感じ。面白いよ。
あの角で刺されて殺されるのはなんとも言えずイヤな死に方であります。
トラックの排気ガスがキライみたいですね。
見た目と違ってオーガニック。
五代君の約束は、どうも一方的だったようで、
先生がアルバム整理をして思いださなければいったいどうなっていたことか。
彼は、いまの子ども達に失望しているようです。
花を枯らしてしまって平気な心の子ども達。
「平気じゃないとは思いますけどね~」と若い先生は言います。
たぶん、指摘すると子ども達も悪かったな、と反省するとは思う。
でも、先生の言いたいことはそういうことじゃないんだな、きっと。
小学生だった当時、先生の言葉に大感動した五代君。
いったい、それはどんな言葉だったのか?
2000年の3月25日に、何を見せようと思ったのか?
そこらへんは、まるっと謎として次回に続きます。
はやく知りたいですね。
グロンギたちがリント語を覚えてくれたようで、たいへん助かります。
つまり、われわれ人間のことをリントって呼んでるわけね。
だんだん彼らの事情がわかってくることで、
物語ももっと面白くなっていくだろうな。
うっかり忘れそうだった夏目教授のお嬢さんは、
発掘チームに入って遺跡発掘調査を進めているし、
長野県警のおっちょこちょい巡査は一条さんに電話かけてくるし、
ポレポレにはかわいい女の子が出現したし、
周辺のフォローもさりげなく忘れていないep11でした。
ep12 「約束」
クウガは、敵の角を紙一重でつかんでかわした。
しかし、劣勢なのは否めない。
絶体絶命のクウガを救ったのは、なんと新たな未確認生命体だった。
22号を妨害しに来たようだったが、いったい何者なのだろうか?
五代は、戦いの最中に放ったキックを強化すべく、練習に励んだ。
一条は、22号がアイドリング中に出現するという情報を得て、
自らが囮となる。
襲われた一条からの連絡を受け、必死に現場へ駆けつける五代。
その頃、桜子は五代の恩師と出会っていた。
彼は、五代との約束に、自らの進退をかけていた。
もし連絡も取らずに彼と会えたならよし、そうでなければ教師を辞めようと。
驚いた桜子は、五代の話をするうち、サムズアップのポーズを披露した。
すると、神崎は驚きに目を見張り、語ったのだ。
このポーズは、彼が少年五代に教えたポーズだった。
サムズアップは、古代ローマで満足できる、
納得できる行動をしたものだけに与えられる仕草。
父を亡くしたばかりの五代に、母の、妹の笑顔のためにがんばれる男になれ、と教えた。
いつでも誰かの笑顔のためにがんばれるって素敵なことだと思わないか?
自分に返ってきたその言葉の意味をかみしめた神崎は、熱い涙を流すのだった。
その頃、キック力を増幅すべく、工夫と練習を重ねていた。
22号は、その破壊力に耐えきれず爆発、消散した。
約束の小学校へやってきた五代は、
恩師とともにサムズアップで再会を喜んだのであった。
うははは、11とは打って変わって長めのあらすじ紹介です。
ドラマのポインツが後編よりだったので、必然的にこうなりました。
熱いっすね!五代君!神崎先生!
子どものためのヒーロー物語という特性上、
「ヒーローが誰かの子どもである」という描写は
ドラマ内では無い方が望ましいと私は考えています。
ヒーローは彼らの憧れの対象であり、ロールモデル。
自分と同じ「大きな存在に庇護される者」であってはならない。
ま、そのへんの設定は私の勝手な希望ですが。
だからこそ、五代君のお父さんは亡くなっている。
ただ、父親的存在として、五代君を導いた人がいる。
そんな神崎先生が未来に希望を失ってしまっていて……。
ああ!そんな!悲しすぎますよ、先生!
ところが、大人になった五代君は、先生に笑顔を取り戻した。
恩師の言葉を胸に生きてきた、その生き方が、先生を救うのです。
立派になった……立派に生きてきたな、五代!
そして互いをたたえ合うサムズアップ!
いやー、いい話だった。
自分の生き方に指針を与えてくれた人を、
その生き様で救った五代君。
デカい、器がデカすぎる。
ロールモデルうんぬんの域を超えている。
子どもたちより一緒に観ていた親父たちが泣いたんじゃないのか、この回。
ハタチになった息子とこうして酒が飲めたらなぁ……っていうね。
マンネリ?などという不遜な感想を吹き飛ばしてくれた新展開も面白い。
グロンギの内輪もめですか?
言葉がわからないながら、内部対立がありそうだというにおいは
ずっとしていたのですが、ここへ来てこうなるのかー。
猪突猛進のサイ型怪人一派の方が好きだけど。
頭良さそうな緑のあいつは新人類(古い)か、
ニューウェーブ(もっと古い)なんすかね。
ガンダム世代としてはニュータイプと認識しておきたい。
今回は、時刻とともに明確に示される土地の名前が身近すぎて
ワクワクしました。
か、上郷?や、谷田部?
あぶないっ!あんなところに未確認生命体がっ!
つくばにはJAXAがあるんぞ!どうなるんだっ!
別にどーにもならないところがイイ。
グロンギの目的は地球侵略とかじゃないもんね。
昔から地球にいたんだから。
宇宙関連じゃないかぎり、JAXAはノータッチの模様です。
クウガを観ていてどこか懐かしく感じるのは、
戦う場所が荒野だからかもしれない。
山ん中だったり、海岸だったり、廃屋だったり、巻き込まれる人がいない。
ライダーは石切場で戦うもの、という刷り込みが自分の中にある。
イカは卑劣だったが、今後も渋谷のど真ん中で怪人が暴れ出さないことを祈ります。
グロンギたちが日本語を話してくれるのか、と期待していたけど、
肝心な話はやっぱりグロンギ語なのでニュアンスしかわからない。
Blu-rayでは完全訳出されているようだが……。
とりあえず全話観てから、翻訳サイトなど探してみようと思います。
全然本編とは関係ありませんが、
ポレポレにふらっと入ってくるお客さんたちが気になって仕方がありません。
すわ、重要人物か?と身構えるも、まったく関係ないっていうね。
一応そこそこお客がいるみたいで安心。
世界を放浪する男、五代雄介。
日本に帰ればポレポレがホームグラウンド。
そんな兄貴を慕うかわいい妹。
あっ、寅さんか?!
巷ではクウガを愛して止まないみなさんが盛り上がっている様子ですね。
楽しい年明けをお過ごしのみなさま、おめでとうございます。
今年もよろしく。
ツイッターのおかげさまで、ラジオ番組情報なんかも入ってまいりますが、
いかんせん最後まで観きってないんでね、
ちょっと聴く余裕がないというか、ネタバレ前提だろうし、キツイというか、
非常にもったいない感があります。
やはりムーブメントにはムーブしとくに限りますね。
まぁ年代的に難しかったり、何事も人生一期一会ですから、
こういう後追いは致し方ないのですが、
なんであのとき観とかなかったんだろう……って後悔はなくはない。
ま、でも「なくはない」程度なんで。
何事も執着すると身を滅ぼしますから、ほどほどにまいりましょう。
ギコギコ映像でも十分楽しいよ!クウガ!
さて、では恒例の注意書きを書いておきましてですね、
クウガ視聴感想に行かせて頂きたいと思います。
※この記事は、特撮&ライダー初心者による感想記事です。
わかってねぇなぁ~的な文章も出てくると思われますので、
イラッとしそうな方は閲覧回避をおすすめします。
クウガ鑑賞の参考ブログ:YU@Kの不定期村「仮面ライダークウガという呪縛」
本当の戦いはここからだぜ
ep9 「兄妹」
未確認生命体は次々に出現する。
警察は転々と変わるアジトを確定できず、被害者は増加する一方だ。
しかし、ただ手をこまねいているばかりではない。
警察犬による捜査、対生命体用の新兵器の開発。
いつまでも4号頼みでいるわけにはいかなかった。
みのりは、兄の様子にそこはかとない不安を感じていた。
「戦うの、平気になっちゃった?」
兄は怪訝な顔をして、事件現場にすっ飛んでいった。
「4号はいいやつだよね?!」
そうした子ども達の信頼に、応え続けてほしい。
みのりは、心からそう思うのだ。
その頃、五代はクウガに変身し、爆発物を吐きかけてくる
イカの化け物と戦っていた。
ギャ~!怖いよぉ~!
この回、めっちゃくちゃこわかったデス!
何が怖いって、イカの造形だよ!
最初、思わず笑っちゃったんですよ。
イカの人、白い三角帽子にプレスリーばりのフリンジ衣装でしょ。
あっはっはっは、子ども向けだよなー、
仮面ライダーだもんね、あはは、おかし~!
そりゃこいつが川からあがってきたらJK逃げるわ。
とか言ってたら直後にJK爆死。
なんなの、コレ。怖すぎる。
あんな間抜けな造形して油断させやがって。
良い子のお友達がキャーって逃げるレベルの怖さじゃねぇだろ!
みのりちゃんは、お兄ちゃんが変わっていくのが怖くて、
「戦うの平気になっちゃった?」と聞きましたが、
みのりちゃん、そういうことじゃないの。
平気とか、平気じゃないとかじゃない。
必死にやらないと、お兄ちゃんも死んじゃうんだよ。
そしてお兄ちゃんが死んじゃったら、
もっともっとたくさんの罪のない人たちが死んじゃう。
つらい、つらい、と思いながらだと、戦えないの。
もちろん、憎い、憎いと思いながらでも戦えない。
相手を倒すことだけ考えて、ある意味心を無にしないと、
刹那の瞬間に負けてしまうかも知れない。
そんな戦いを、お兄ちゃんはしてるんだよ。
それが「殺人兵器」になるってことでしょ!って思うかな?
予告編から想像すると、たぶん次の回で答えが出ると思うな……。
みのりちゃんの一言で、闇落ちしかかってる五代君が悩みまくる展開かと思ったのですが、
そうじゃないみたい。
あくまで明るく、ぶれない五代君です。
でも、でもね、みのりちゃんの横顔と
お兄ちゃんの戦いシーンのミルフィーユ状態が不安を煽るんです~。
日曜の朝からこれってキツくないのか。
エンディングでほっこりするからいいのか?
グロンギのみなさんは転々とアジトを変えているようですが、
警察のみなさんは、まず彼らの目的をはっきりさせないと。
対処療法しかできないうちは、後手後手にまわらざるを得ないでしょうね。
がんばれ一条刑事。
初登場、榎田さんのお子さんは今後の物語に絡んでくるんでしょうか?
そして、東京駅でジャンに話しかけてきたちょっと図々しい女の子は誰かの妹?
気になる謎が残ります。冷蔵庫のキムチも。
誰が食べてるのよ。
あ、あと、この回で初めてはっきりと五代君の変身シーンを見た気がします。
バイクの前でかっこよかったですね。
あれの名前、なんだっけか……
シークヮーサーっぽいんだよな……。
ep10 「熾烈」
イカ型怪人は、クウガをあと一歩のところまで追い詰めたが、
彼を残して海に戻っていった。
一条たちは警察犬ミカドを使った捜査で未確認生命体のアジトを突き止めて
倉庫を強襲するが、すでにもぬけの殻であった。
しかも頼みの綱であるミカドを殺されてしまう。
捜査はふたたび暗礁に乗り上げるのか?
五代は、イカ型怪人を倒す方法を模索する。
剣なら、いけるかもしれない……。
五代は一条に剣道の稽古をつけてもらい、その中に活路を見いだす。
「あいつにも、よけずに攻めます!」
兄のことを心配したみのりは、
「お兄ちゃんがお兄ちゃんでなくなっちゃうような気がしてこわいの」と告げた。
「俺だってこわいさ」兄の答えは意外だった。
こわいけど、それでもやる理由は、誰かの笑顔のため。
みのりもそうだろう?お前はお前の場所で、俺は俺の場所でやってるってだけさ。
五代は笑顔でサムズアップ。
みのりも心からの笑顔で応えた。
イカ型怪人は、五代の捨て身の戦法に倒れた。
誰かの笑顔を守るために、クウガは戦い続ける。
ま、まさに熾烈な闘い!
なんじゃこれはっ!ダイハードかっっっ!
というより、古めの任侠映画かっっ!
ボカンボカン吐き出される爆発物をよけようともせず、
まっすぐに敵に向かっていくクウガ。
ビビりの若造がばんばん拳銃を撃つも当たらず、ガタガタ震えながら「来るなぁっ!」
とかいって、結局至近距離でワンパン入れられて崩れ落ちるの図を
見たような思いです。
バックに流れる音楽もいいですよね~。
心なしかのスローモーション演出も。
しかし五代君、あなたの戦法はクウガ耐火モードあってこその作戦なんですよ~。
剣持ってるってだけで、あんな風にゴリ押ししてたら体が持ちませんよ~。
剣だって、ただ刺すだけだったじゃないですか……。
そんなことを思ったep10であります。
体内でニトログリセリンを精製して吐き出してたんですかね、イカくん。
腹が蒸気の噴出口という弱点で、爆死してしまいました。
いい気味ですね。
前回から引っ張っていたみのりちゃんですが、
ヒーローの妹が保母さんって設定はいいですね。
子どもとヒーローが劇中でもつながるってところがいいと思います。
「ぼく4号だよ!」といった子が、
女の子のために絵本を取りに行く。
絵本を貸してくれない男の子と、取り合いになって、
最後はその絵本を取り上げて、相手を叩こうとしてしまう……。
この意味深な出来事については、劇中で詳しく解説はありません。
「やめなさい!」と珍しく語気を強めて子どもをとめたみのりちゃんの心境。
それは視聴者の受け止め方にゆだねられています。
まぁ、漠然とした不安感ですよね。
誰かのために行動した子が、最後は必要以上に相手を傷つけてしまう展開。
五代君の行動をそのまま重ねてしまったみのりちゃん、という解釈でいいかと思います。
ところが、そんな妹の不安を一瞬にして取り去ってしまう兄。
「俺だってこわいよ」
その一言が、妹に響いたんじゃないかな。
お兄ちゃんもこわいんだ……。
こわいけど、それでもやるんだ。
誰かの笑顔を守るために……。
お兄ちゃんは変わってなんかいない。お兄ちゃんはやっぱりお兄ちゃんだ!
はい、みのりちゃんの思った以上につたない演技から、
視聴者は最大限の想像力を発揮してすべてを読み取ってます。
だからみのりちゃんは心配しないで!
それに、つたなくてもちゃんと伝わってるんだからへーきだよ!
すべてをオールOKにしてしまう五代君の笑顔があってこそですがね。
すごく安心するし、すごく癒やされる。
前回の戦闘シーン&保育園シーンのミルフィーユが
微妙に形を変えて演出されていますが、
驚いたことにぜんっぜん与える印象が違う。
不安な気分を増幅させた前回とは違い、
今度は、五代君がなんのために戦っているのか、を
あらためて意識させ、観ているものに「そうだ、そうだ!がんばれ!」と
言わせんばかりの盛り上がりだったのです。
今回はみのりちゃんがお兄ちゃんを信じて、
子どもたちと笑顔で遊んでいるからね!
う~ん、うまい。
もう私たちの心には安心と信頼しかありません。
唯一の心配は、即刻殺されてしまったもようの警察犬ミカドが、
改造されてよみがえったりしないだろうな、という点です。
純粋に食っちゃっただけだといいな。
ep11 「約束」
五代は楽しみにしていた。明日は自分の大切な人と会う。
13年前からの約束だ。
約束の相手は、小学校時代の恩師、神崎先生だった。
本人は、すっかり約束のことなど忘れていたが、
アルバムを整理していて思い出した。
しかし、何を言ったかは覚えていない。私は当時、彼に何を言ったのだろうか?
ところが当日の朝、五代の元に未確認生命体出現の報が飛び込んできた。
仕方なく、約束の方は桜子に任せ、現場へ急行する。
そこには、ものすごい力を持ち、大きな角で攻撃を仕掛けてくる怪人いた。
五代は変身して戦うが、相手はものともしない。
最後はとうとう抱えられて、苦も無く放り上げられてしまった。
彼はこのまま、あの角で串刺しにされてしまうのか?
いくら2話分で1エピソードとはいえ、
あまりに導入導入しすぎている回ではありませんか。
最後はクウガが刺されるかも!とヒヤヒヤさせていますが、
予告編をみる限り、五代君とっても元気そうですしね。
また危機一髪で怪人が逃げてってその間に攻略法を見つけるのか~?と
多少のマンネリ感は否めません。
う~ん、しょうがないのかなぁ。
ただ、あのサイ型怪人のパワフルさはすごい!
怪人に変身した時より、人間擬態時の方が強そうに感じる!
人間の姿で暴れ回っている時間が長いのも納得ですな。
わ~!やられる~!感があって、いい感じ。面白いよ。
あの角で刺されて殺されるのはなんとも言えずイヤな死に方であります。
トラックの排気ガスがキライみたいですね。
見た目と違ってオーガニック。
五代君の約束は、どうも一方的だったようで、
先生がアルバム整理をして思いださなければいったいどうなっていたことか。
彼は、いまの子ども達に失望しているようです。
花を枯らしてしまって平気な心の子ども達。
「平気じゃないとは思いますけどね~」と若い先生は言います。
たぶん、指摘すると子ども達も悪かったな、と反省するとは思う。
でも、先生の言いたいことはそういうことじゃないんだな、きっと。
小学生だった当時、先生の言葉に大感動した五代君。
いったい、それはどんな言葉だったのか?
2000年の3月25日に、何を見せようと思ったのか?
そこらへんは、まるっと謎として次回に続きます。
はやく知りたいですね。
グロンギたちがリント語を覚えてくれたようで、たいへん助かります。
つまり、われわれ人間のことをリントって呼んでるわけね。
だんだん彼らの事情がわかってくることで、
物語ももっと面白くなっていくだろうな。
うっかり忘れそうだった夏目教授のお嬢さんは、
発掘チームに入って遺跡発掘調査を進めているし、
長野県警のおっちょこちょい巡査は一条さんに電話かけてくるし、
ポレポレにはかわいい女の子が出現したし、
周辺のフォローもさりげなく忘れていないep11でした。
ep12 「約束」
クウガは、敵の角を紙一重でつかんでかわした。
しかし、劣勢なのは否めない。
絶体絶命のクウガを救ったのは、なんと新たな未確認生命体だった。
22号を妨害しに来たようだったが、いったい何者なのだろうか?
五代は、戦いの最中に放ったキックを強化すべく、練習に励んだ。
一条は、22号がアイドリング中に出現するという情報を得て、
自らが囮となる。
襲われた一条からの連絡を受け、必死に現場へ駆けつける五代。
その頃、桜子は五代の恩師と出会っていた。
彼は、五代との約束に、自らの進退をかけていた。
もし連絡も取らずに彼と会えたならよし、そうでなければ教師を辞めようと。
驚いた桜子は、五代の話をするうち、サムズアップのポーズを披露した。
すると、神崎は驚きに目を見張り、語ったのだ。
このポーズは、彼が少年五代に教えたポーズだった。
サムズアップは、古代ローマで満足できる、
納得できる行動をしたものだけに与えられる仕草。
父を亡くしたばかりの五代に、母の、妹の笑顔のためにがんばれる男になれ、と教えた。
いつでも誰かの笑顔のためにがんばれるって素敵なことだと思わないか?
自分に返ってきたその言葉の意味をかみしめた神崎は、熱い涙を流すのだった。
その頃、キック力を増幅すべく、工夫と練習を重ねていた。
22号は、その破壊力に耐えきれず爆発、消散した。
約束の小学校へやってきた五代は、
恩師とともにサムズアップで再会を喜んだのであった。
うははは、11とは打って変わって長めのあらすじ紹介です。
ドラマのポインツが後編よりだったので、必然的にこうなりました。
熱いっすね!五代君!神崎先生!
子どものためのヒーロー物語という特性上、
「ヒーローが誰かの子どもである」という描写は
ドラマ内では無い方が望ましいと私は考えています。
ヒーローは彼らの憧れの対象であり、ロールモデル。
自分と同じ「大きな存在に庇護される者」であってはならない。
ま、そのへんの設定は私の勝手な希望ですが。
だからこそ、五代君のお父さんは亡くなっている。
ただ、父親的存在として、五代君を導いた人がいる。
そんな神崎先生が未来に希望を失ってしまっていて……。
ああ!そんな!悲しすぎますよ、先生!
ところが、大人になった五代君は、先生に笑顔を取り戻した。
恩師の言葉を胸に生きてきた、その生き方が、先生を救うのです。
立派になった……立派に生きてきたな、五代!
そして互いをたたえ合うサムズアップ!
いやー、いい話だった。
自分の生き方に指針を与えてくれた人を、
その生き様で救った五代君。
デカい、器がデカすぎる。
ロールモデルうんぬんの域を超えている。
子どもたちより一緒に観ていた親父たちが泣いたんじゃないのか、この回。
ハタチになった息子とこうして酒が飲めたらなぁ……っていうね。
マンネリ?などという不遜な感想を吹き飛ばしてくれた新展開も面白い。
グロンギの内輪もめですか?
言葉がわからないながら、内部対立がありそうだというにおいは
ずっとしていたのですが、ここへ来てこうなるのかー。
猪突猛進のサイ型怪人一派の方が好きだけど。
頭良さそうな緑のあいつは新人類(古い)か、
ニューウェーブ(もっと古い)なんすかね。
ガンダム世代としてはニュータイプと認識しておきたい。
今回は、時刻とともに明確に示される土地の名前が身近すぎて
ワクワクしました。
か、上郷?や、谷田部?
あぶないっ!あんなところに未確認生命体がっ!
つくばにはJAXAがあるんぞ!どうなるんだっ!
別にどーにもならないところがイイ。
グロンギの目的は地球侵略とかじゃないもんね。
昔から地球にいたんだから。
宇宙関連じゃないかぎり、JAXAはノータッチの模様です。
クウガを観ていてどこか懐かしく感じるのは、
戦う場所が荒野だからかもしれない。
山ん中だったり、海岸だったり、廃屋だったり、巻き込まれる人がいない。
ライダーは石切場で戦うもの、という刷り込みが自分の中にある。
イカは卑劣だったが、今後も渋谷のど真ん中で怪人が暴れ出さないことを祈ります。
グロンギたちが日本語を話してくれるのか、と期待していたけど、
肝心な話はやっぱりグロンギ語なのでニュアンスしかわからない。
Blu-rayでは完全訳出されているようだが……。
とりあえず全話観てから、翻訳サイトなど探してみようと思います。
全然本編とは関係ありませんが、
ポレポレにふらっと入ってくるお客さんたちが気になって仕方がありません。
すわ、重要人物か?と身構えるも、まったく関係ないっていうね。
一応そこそこお客がいるみたいで安心。
世界を放浪する男、五代雄介。
日本に帰ればポレポレがホームグラウンド。
そんな兄貴を慕うかわいい妹。
あっ、寅さんか?!
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