いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

アラン使道伝 ★4

2014年09月25日 | アラン使道伝
スンホくんのこと、大王四神記のヨンさまみたいって前に書いたけど、
それもそのはず!
あのドラマでヨンさまの子供時代を演じたのが彼だそうじゃないですか!
あれ、なんかキハ役の女優さんが好きじゃなかったんだけんど。
観るかな……。

〈あらすじ〉

心配してアランを探していたウノは、
彼女があの世へ行ったと巫女から聞かされた。
そうだったのか……。

アランは死神ムヨンと話をしながら黄泉への道を歩いていく。
「死神も死ぬの?」
「永遠のものなどない」
「ふ~ん、死ぬんだ。死ぬとどうなるの?」
「ただ消える」
「たいしたことないね。死神って生まれた時から死神なの?前世はあるの?」
アランは質問ばかりだが、ムヨンは黙って答えなかった。

ふたりは大きな川に出た。
三途の川だ。
アランの心残りは、ウノに挨拶できなかったこと。
しかし、後戻りはできない。
「絶対天帝に会わせてよね」

川面をすべるように船が着き、ふたりは三途の川を渡りだした。
一面藻に覆われた大きな川を進んでゆく。
いつか周りの色彩は消えてゆき、船は瀑布に呑みこまれていった。
まわりでいくつもの船が、同じように滝壺の底へ落ちてゆくのが見えた。

アランが目をあけると、そこは暗い地底で、
目の前に気味の悪い四肢を持つ、白装束の男が迫っていた。
「だましたのね!」

そのころウノは、巫女にくわしい話しを聞いていた。
おそらくアランは地獄へ連れて行かれただろう。
死神を捕えようなどと、恐ろしいことをしでかした罰だ。
数々の恐ろしい地獄がある。
あの子もその怖さを知っていたら、あんなことをしようとは思わなかっただろう。
「わたしが、いや、ここで何かできることはあるか?」
「人にできることなど何もないわ。まさか代わってあげるつもり?」

しかし、身代わりになるなど、できるわけがない。
「今だから言うけど、強がっていても心は傷つきやすい子だった。
あの子に耐えられるかしら……」
巫女の言葉に、心配そうな表情のウノ。

ウノのかわりにアランの遺体を守っていたトルセは、
あわただしい気配に目を覚ました。
チェ大監の手下が、遺体をぶんどりに来たのだ。
いつの間にかアランの身の上に同情していたトルセは、身を挺して彼女を守ろうと戦う。
とうとう相手は刀を取り出した。
トルセに切りかかろうとした瞬間、ウノが割って入った。
「キム大監の息子に手を出す気なのか?」
手下たちは、刀を収めて、すごすごと帰るしかなかった。

「記憶喪失症よ、俺にどうしてほしい?」
遺体を眺めていたウノは、翌朝、アランの葬儀を出すことに決めた。
3日間、弔問期間をとることにする。
軽々しく噂した村人たちに、謝りに来るようお触れを出した。
「俺にできることはこのくらいだ」

ところが、いくら待っても誰ひとり弔問にくるものはいない。
そんなところへ行ったら、チェ大監ににらまれてしまう。
強欲な大監に不満を持つ者は多かったが、この村の権力者は大監なのだ。
「ありの子一匹あらわれん。
お前、よくこんな村で暮らせたな。しかしあの若旦那に会わずによかったよ。
お前の顔も知らんといっていたぞ。
なぁ、本当に、地獄へ行ったのか?」
さびしく祭壇に語りかけるウノであった。

葬儀の朝、ウノは白装束に身を包んだ。
これが終われば、村を発とうと決めていた。
支度を終えて、表に出たウノは、そこへ現れた娘を見て息をのんだ。

アランが、目の前で笑っている。
「何よ、口もきけない?」
「お、お前……お前は……」

ウノは自分の目が信じられない。なぜ、ここに彼女が?
「お前……地獄は?どういうことなんだ?」
「ああ、巫女にきいたのね?心配した?」
「どういうことか説明しろ!」
「わたしね、人になったの」
にこにこと微笑むアラン。
ウノは心底驚いてしまった。

アランは、約束通り玉皇天帝に会うことができた。
そして、自分の死の真相を探り出せ、と言われて、人にしてもらったのだ。
猶予は3回の満月。
それまでに真実を明らかにできなければ、
アランは地獄の中の地獄に落とされ、永遠に苦役の中で暮らさねばならない。

恐ろしい提案だったが、アランは即答した。
「やるわ」
やるしかない。

アランの魂は現世に送られ、湖の中で覚醒した。
生まれたままの姿で、水から上がったアラン。
「ふざけないで!変態じじぃども!服をちょうだいよ!」
民家の軒先から適当な衣服を借り、アランは村へやってきた。
自分の姿は、人々に見える。ぶつかれば痛い。
そして自分の葬儀の張り紙を見て、アランはウキウキとやってきたのだった。

なぜアランだけが、特別にそうしてもらったのかはわからない。
とにかくウノは葬儀を出しに行かなくては。
アランに部屋で待つように言い含め、ウノは葬儀に出向いた。

アランはこっそりイ・ソリムの部屋へ入ってみた。
鏡を見ると、そこには死んでから初めて見る自分の顔がうつっていた。
「本当に人になったんだ。きれいだったのね」
3つの満月がめぐるうち真実にたどり着けば鐘がなる。
自分を死に導いたものの死だけが、その鐘を鳴らすだろう。

「わたしが真実を探り当てたら、天上に行かせてくれる?」
「それはその時に考えよう」
アランはやる気まんまんだ。
ただ黙ってやられてしまったイ・ソリムとは違う。
必ず真実にたどり着いて見せる。

アランを人にしたのは、天帝の思いつきだ。
もしこの策がうまくいかなかったら、閻魔は天帝の若い体をもらうことになっている。
天帝が勝てば、どうしよう?それはまたその時に考えよう。


遺体の入った棺桶は静かに墓地へ運ばれ、土をかけ、埋められてゆく。
生き返ったアランのことを考えて、ウノはうわの空だ。
と、そこへ、羅卒の衣装を着て変装したアランがやってきた。
自分の葬儀を見に行かなきゃ、と、こっそりやってきたのだ。
アランに気づいたウノは、大慌て。
彼女の顔を唯一知っている針母がいる!
このままでは不思議な一件がばれてしまうではないか。
アランもすぐにそのことに気づいた。
ヤバイヤバイ!

「お前、見ない顔だな?なんだ、偽物か?
おい!そいつを捕まえろ!」
下級役人が騒ぎだし、アランは慌てて逃げ出した。
ウノも急いで後を追う。

袋小路に追い詰められたアランがまごまごしていると、
彼女の後を追ってジュワルがやってきた。
実は、ここへ来る少し前、ジュワルはアランにぶつかり、道を聞かれていたのだ。
その時、アランをとっさにつかんだジュワルは、
自分の指輪が赤く光り、反応していることに気が付いていた。

「ねえ、ちょっと背中を貸して!」
アランは彼が許嫁だと気づかず、塀を乗り越えるために手を貸してくれるよう頼む。
ジュワルはとっさにアランを抱え上げ、塀の上へのせてやった。
「高貴なものは簡単にひざまずかぬ」
アランはにっこりとほほ笑んだ。
ジュワルはその笑顔を見て、きいた。
「お前は役所の者か?」
「そうだ。羅卒だ。うそじゃないぞ」

やっと追いついたウノが、アランの姿を見て叫ぶ。
「おい!」
アランは叱られるのを恐れて、慌てて塀の向こうに消えた。

かけつけたウノは、そこに立っているジュワルを見た。
「また会いましたね」とジュワル。
じっと互いを見つめる男ふたり。

(つづく)

オウ!ワッツハプン?!

前回でけっこう驚いたのですが、今回はもっとびっくり!
アランが生き返った~?


とってもかわいい。えくぼがかわいい。

なんとなんと、驚きの展開ですよ。
絶対幽霊と使道の珍道中物語だと思っていたのに~。

でもいつまでも実体のない幽霊だと話の展開が限られてきちゃいますもんね。
わ~、しかし4話目で生き返っちゃうのか~、アラン。
これからどうなるんでしょうか?

わたし、全然想像していなかったので、
ウノとおんなじくらいびっくりしました。
この後姿の娘さんは誰かな?とのんきに観ていたのですもの。
まさかまさか。
いやー、単純な視聴者でよかった。
素直に楽しめてお得な性格だなぁ、わたし。

ジュワルの指輪が赤く光ってましたね。
オカルトチックですね。
ジュワルとチェ大監って、親子なのに仲悪いですね。
あの鍵のかかった小屋に住んでいる謎の女は誰なんでしょうね?
幽閉されてるっぽいけど、高貴な人みたいでしたね。
どうもジュワルやチェ大監を操っているのは、彼女っぽいですね。

妖怪でしょうか?
でも物の怪なら、幽閉できませんからね。
魔女……かなぁ。
行方不明のウノのお母さんがあやしいけど、人外だった、って記憶もないしなぁ。
ちょっとまだ、どういうことかわかんないです。

人として舞い戻ってきたアランの笑顔を見て、びっくりしつつ、ぽわーってなったウノ。
塀の上からにこっと極上の笑顔を投げられて、ぽわーってなったジュワル。
こいつらなんだかんだで恋のライバルなんでしょうか?

オカルティックな謎解きと、普遍の恋バナが入り混じってて
わたしは好きだな。

他の人の感想を読んでいて、三途の川のシーンでは笑ってしまった、というのがあったのですが、
わたしは面白かったです。
三途の川って、向こう岸へ渡ったらあの世だ、ってイメージだったんですけど、
今回は広い広い川を流れてゆき、
最終的には真ん中にあいたナイアガラの滝みたいなとこへ落ち込んでいったでしょ?
面白いイメージだな~って思って、楽しかったです。

わたしの好きなファンタジーの中で、
黄泉の国へいくのに川をさかのぼってゆく、というイメージがあって、
それともまた真逆で面白かった。

死の世界のイメージって、いろいろあるんですね。
映像にすると違いが顕著。
宗教観とも関係があるのかなぁ。

アランが出会う地獄の番人?の造作も好きです。


今話題の「るろ剣」にもこんな人がいたような気が。怖い。

ぼちゃんと投げ込まれたアランの魂が、
水の中でふわーっと人間になって水面へ向かうシーンも好きだなー。
手塚治虫先生の描く女性のフォルムっぽくて、よかった。
メルモちゃん的っていうか、なんていうか。うまく言えませんが。

男トルセががんばってくれて、
巫女も本当はアランのことを心配してくれてて、
脇のふたりも良かったです。
この人たち、仲良くなればいいのに。
結婚したら巫女は力が薄れちゃうかな?
でも巫女のお母さんだって娘を産んだんだから大丈夫か。

閻魔と天帝の囲碁勝負は、そういうことだったんだ、としみじみ。
閻魔が勝つと人がたくさん死ぬんだね。
でも死があってこその生、と言われて、天帝も微笑む。
神様のやることって、そーゆーことなんだな、って気がしました。
死神だって神ですもん。(この世界では神の使いっぽい立ち位置)
生をつかさどる神がいれば、死をつかさどる神もいる。
陰と陽があってこその世界、ってことですね。

わたしはこういうファンタジー好きですけど、
もうついていけ~ん!という方もいらっしゃるでしょう。
テンポもいいし、場面の切り替えも気が利いてるし、
ここまで、ドラマとしてとても楽しいと思う。
なにより、生きているものとして現れたアランが血色よく、
シン・ミナちゃんのかわいさがやっと堪能できることがうれしい限りです。

ああ!もう真夜中過ぎてしまった!
次の5・6話が配信されちゃいますね。
また感想がかけ次第、アップしたいと思います。



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4 コメント

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可愛いよね (かずゆいまま)
2014-09-25 09:59:39
ビスコさん、こんにちは!

シン・ミナちゃんって笑顔がキュートよねぇ。
それでいて真顔は綺麗だしうらやましいわ~。

私もファンタジーとか好きだからこのドラマも楽しくみてたよ。
ビスコさんがおーとかわーとか色々突っ込んでるので
おもしろーい!
ウノはアランが気になってきてますよね。ふふふ。
謎もこれからどんどん明かされていくのでその時にどう思うのか
いまから楽しみでーす!
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初めまして (ころまんじゅう)
2014-09-25 16:13:02
ブドウ畑を今たまたま見ていて、どなたか感想書いてないかしら、と探してここまで来ました。
もう、大笑いです。感想が素敵すぎます。
韓ドラはほとんど見たことないですが、
こちらで紹介されてるのを、いつか見ようかな、と
思っちゃいました。これからも楽しく!紹介してくださいね!
返信する
大好きなのよ (ビスコ)
2014-09-25 23:57:37
かずゆいままさんこんにちは!

ほんとに彼女かわいいでしょう。
わたし大好きなんですよ。
「僕の彼女は九尾狐」で好きになって、「魔王」も観て、これが3本目です。
映画「キッチン」も好きだったよ。
女優さんが好きだとドラマも楽しいですね。

謎はどんどん明かされてゆくのね。
わたしも楽しみです
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こちらこそ! (ビスコ)
2014-09-26 00:05:49
ころまんじゅうさん、はじめまして!
コメントありがとうございます。とっても嬉しいです。

ぶどう畑、わたし大好きではまってしまって。
今読み返すとつたない感想ですが、
すっごく楽しく観ていた気持ちがよみがえります……。

ってか、どこかで再放送してるんですね?
キャー!また観たい!

笑って読んでいただけて、ありがたいです。
いつか機会があったら他のドラマも楽しんでくださいね!
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