(10) Justine Henin-Hardenne (BEL) d. (7) Nadia Petrova (RUS) 62 63
予想はされたことだが、ストローク戦ではペトロワがポイントした場面が記憶にないくらいエナンが一方的に勝っている。ペトロワが先にミスをする場面が目立ったが、まともにラリーを続けていてもチャンスがないことはペトロワもわかっているだろうから、ミスでポイントを落としても同じという考えもあるだろう。
それでもペトロワが「コートに立っているだけ」にならずにすんだのは、ペトロワのサーブがよく走っていたためである。威力のあるサーブがよいコースに入り、エナンがリターンできない場面がかなりあった。
エナンは、ラリーになればものすごいプレーを何度も見せ、高いレベルを維持している。ただし、サーブはシャラポワ戦よりも調子が悪かったと思う。ダブルフォルトが絡みブレークを許す場面が2回あった。
(21) Mary Pierce (FRA) d. (16) Elena Likhovtseva (RUS) 61 61
マリーは「空を飛んでいるような」パフォーマンスを続けている。
この日はセット終盤でもたつく場面もなく全くの一方的勝利。2000年チャールストン優勝・全仏優勝の絶好調の時を思い出させる内容だ。勝ったピエルスの総ポイントがわずか56、そのうち半分近い26が自らのウィナーというのは驚くしかない。
相手側から見てみると、エナン相手以上に無力感を覚える。エナンが相手の場合は、こちらがよいプレーをしてもそれ以上に厳しいショットを返され、結局エナンのポイントになる。しかしマリー相手の場合、こちらが何かをする前にマリーに攻撃されてポイントをとられる。だから本当に何もできずに試合が終わってしまう。
エナンの優勝はほぼ間違いないと思うけれども、大爆発中のピエルスがエナンにどこまで通用するかは見てみたい。マリーはそう思わせるだけのパフォーマンスをしている。
予想はされたことだが、ストローク戦ではペトロワがポイントした場面が記憶にないくらいエナンが一方的に勝っている。ペトロワが先にミスをする場面が目立ったが、まともにラリーを続けていてもチャンスがないことはペトロワもわかっているだろうから、ミスでポイントを落としても同じという考えもあるだろう。
それでもペトロワが「コートに立っているだけ」にならずにすんだのは、ペトロワのサーブがよく走っていたためである。威力のあるサーブがよいコースに入り、エナンがリターンできない場面がかなりあった。
エナンは、ラリーになればものすごいプレーを何度も見せ、高いレベルを維持している。ただし、サーブはシャラポワ戦よりも調子が悪かったと思う。ダブルフォルトが絡みブレークを許す場面が2回あった。
(21) Mary Pierce (FRA) d. (16) Elena Likhovtseva (RUS) 61 61
マリーは「空を飛んでいるような」パフォーマンスを続けている。
この日はセット終盤でもたつく場面もなく全くの一方的勝利。2000年チャールストン優勝・全仏優勝の絶好調の時を思い出させる内容だ。勝ったピエルスの総ポイントがわずか56、そのうち半分近い26が自らのウィナーというのは驚くしかない。
相手側から見てみると、エナン相手以上に無力感を覚える。エナンが相手の場合は、こちらがよいプレーをしてもそれ以上に厳しいショットを返され、結局エナンのポイントになる。しかしマリー相手の場合、こちらが何かをする前にマリーに攻撃されてポイントをとられる。だから本当に何もできずに試合が終わってしまう。
エナンの優勝はほぼ間違いないと思うけれども、大爆発中のピエルスがエナンにどこまで通用するかは見てみたい。マリーはそう思わせるだけのパフォーマンスをしている。