雑記帳(新居)

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ウィンブルドン第3日

2005-06-23 03:53:08 | テニス
(9) Anastasia Myskina (RUS) d. Aiko Nakamura (JPN) 64 63
この日の地上波放送はミスキナと中村の試合。ミスキナは、まだまだ本来の力ではないものの、少しずつ調子を取り戻しているように見えた。中村も、第1セット後半からよい試合をして、ストローク戦では互角に近いように見えた。しかし、追い込まれたと思ったところからミスキナが何度か鋭いカウンターショットを決めて、その分勝ったという印象である。これがミスキナの真骨頂である。

(6) Elena Dementieva (RUS) d. Sabine Klaschka (GER) 26 63 86
とにかく心臓に悪くうんざりする試合だった。
エレーナは第1セットだけでお得意のダブルフォルト8本を乱発。サーブが全く入らないという感じだった。当然ながら、これでは誰が相手でも一方的に落とす。第2セットも先にブレークを許し、第3セットも途中2-4とリードを許した。エレーナはそれを逆転し、第10ゲームの自分のサービスゲームではマッチポイントまでこぎ着けた。それでありながら、結局このゲームをブレークされる。11ゲームをブレークし、次の12ゲームも、マッチポイントがありながらまたブレークバックされる。第13ゲームをさらにブレークして、14ゲームをようやく奪って試合を終わらせた。
結局この試合もダブルフォルトは17本、とにかくプロ選手と思えない。サーブの特訓をしているという噂もあるけれどもそれが全くよい方に向かっているとは思えない。本当に去年のヘタレサーブのほうがましである、芝のコートならスライスが滑るから超低速でもいやがる選手は多いだろう。

(5) Svetlana Kuznetsova (RUS) d. Sania Mirza (IND) 64 67(4) 64
「インドの星」侮りがたし!
ランクではもちろんクズネツォワがはるかに上だが、今年のドバイの大会でこの両者の対戦があり、ミルザが勝っている。容易にはいかないかもしれないと思われたこの対戦、予想以上にもつれた。
第1セットからいきなりミルザが先手をとる。クズネツォワはミルザのサービスゲームのたびに何度もブレークポイントを握りながら、それをなかなかものにできない。クズネツォワにとってはいらいらするような展開が続いたものの、終盤にミルザを突き放してセットを奪った。
第2セットもその勢いでクズネツォワが先行するかと思いきや、このセットは開始直後3ゲームをミルザに奪われる(2ブレークダウン)。クズネツォワは、第1セット序盤よりさらに大きいビハインドを背負う。これもセット終盤までに何とか追いついたものの、タイブレークで第2セットはミルザが奪う。
第3セットは前半からクズネツォワがリードして5-2とし、第8ゲームのServing for matchを迎えた。ここまでですでにかなり長い試合となっており、ようやく終わりが見えたかと思った。しかしまだまだ終わらなかった。このゲームはミルザにブレークを返され、第9ゲームもミルザキープで5-4、さらに第10ゲームもブレークポイントがミルザにあった。クズネツォワがそれをしのいでようやく決着をつけた。