雑記帳(新居)

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ウィンブルドン初日

2005-06-21 03:46:40 | テニス
ウィンブルドンは毎日NHKで放送される。以前はそれがテニス観戦のほとんど唯一の機会だった。今ではCSのスポーツチャンネルで毎週のようにツアーの放送があるとはいえ、やはりウィンブルドンは特別な大会である。

Sania Mirza d. Akiko Morigami 63 36 86
今大会初日、地上波の放送は森上対ミルザというカードである。最終セット8-6と大いにもつれた試合となり、ミルザをじっくり見られるのは今大会予想外の収穫である。ミルザは、地元のインドハイデラバードの大会で、インド女子選手としてツアー初優勝を果たすなど、今シーズン注目の成長株の一人である。また、アジア一の美少女プレーヤーとしてもごく一部では知られていた。日本のファンもこれで増えそうである。

(9) Anastasia Myskina d. Katerina Bohmova 57 76(4) 64
敗戦こそしなかったものの、悪い意味でこの日最も驚いたのはミスキナだろう。予選上がりのBohmovaという相手に、第1セットを落とし、第2セットもゲームカウント1-4、第3セットも0-3といずれもリードを許していた。元気が感じられずミスの連発で落とした先日の全仏の再現だ、と何度思ったことか。

(6) Elena Dementieva d. Iveta Benesova 62 63
エレーナは遅い時間の試合だったため、筆者はこの試合の開始前にすでに寝てしまっていたが、珍しくあっさりしたスコアで勝っている。

Antonella Serra-Zanetti d. (10) Patty Schnyder 64 67(7) 63
この日敗れた選手の中で最もランクが高いのはシュナイダーである。しかし、シュナイダーはウィンブルドンの成績は極端に悪く、過去3回戦が最高である。そのことからすると、それほど驚くべき波乱とは言えないだろう。

バーミンガム大会

2005-06-12 23:58:45 | テニス
バーミンガムはシャラポワが連覇である。おめでとうございます!
シャラポワは世界2位なのだから、今更ティアIIIのタイトルなどどうってことないように思えるが、それでも優勝はうれしい。3試合がセットカウント2-1での勝ち、意外と冷や冷やしながらの優勝だけに。

F Sharapova(1) - Jelena Jankovic(3) 6-2 4-6 6-1
SF Sharapova(1) - Tatiana Golovin(5) 7-5 6-1
QF Sharapova(1) - Eleni Daniilidou 7-5 2-6 6-1
3R Sharapova(1) - Samantha Stosur(16) 6-3 3-6 6-1
2R Sharapova(1) - Anne Kremer 6-3 6-0

W杯出場決定

2005-06-08 06:59:12 | スポーツ
北朝鮮に2-0で快勝。本戦出場おめでとうございます!

しかし、これほどあっさり決まっていいのか、と思ってしまった。失点のピンチが2回くらいあったのだが、負ける気は不思議としなかった。先日のバーレーン戦も、寝過ごして最後の10分くらいしか見ていなかったけれども、バーレーンの動きが極端に鈍く楽な試合に見えた。
過去2回の最終予選のことを鮮明に覚えているだけに、これほど早く予選通過が決まるとむしろ拍子抜けに感じてしまう。後に「ドーハの悲劇」と呼ばれる93年の予選、ことがいったいどれだけ重大なのかさえその瞬間にはわからなかった。そして、97年の予選はとてつもなく長かった。アウエーで不本意な引き分けを繰り返した。同じ勝ちでも、すんなりと勝った試合は全くと言っていいほどなかった。もうだめだと何度思ったかわからない。
その2回の予選を経験したからこそ、アジアで勝つのは当たり前というところまできたし、日本代表の人気もあるのだろう。そして、日本が強くなっただけでなくアジア全体が優遇されるようになった。ドーハの悲劇があったときは、アジアの本大会出場枠は、今の半分以下の2チームだけだった(当時は本大会24チーム出場で現在より少ない)。それが97年予選では3.5になり、今大会は4.5である。(大陸間プレーオフを0.5とカウント)

やるべきことを一つ一つ積み重ねてきたから、予選通過は当たり前になったのだと感じられる。そして、それではじめて本番で勝負できるということだろう。

全仏決勝

2005-06-04 18:50:51 | テニス
(10) Justine Henin-Hardenne (BEL) d. (21) Mary Pierce (FRA) 61 61
もう少し何とかできないかと思ったけれども、結局エナンがピエルスに何もさせなかった。
というか、エナンとピエルスの決勝なのに、放送開始いきなりシャラポワの画像が流れた時点で、虐殺試合であることが読めた。ライブでない以上仕方がないことなのだが。


全仏準決勝

2005-06-02 00:29:53 | テニス
(10) Justine Henin-Hardenne (BEL) d. (7) Nadia Petrova (RUS) 62 63
予想はされたことだが、ストローク戦ではペトロワがポイントした場面が記憶にないくらいエナンが一方的に勝っている。ペトロワが先にミスをする場面が目立ったが、まともにラリーを続けていてもチャンスがないことはペトロワもわかっているだろうから、ミスでポイントを落としても同じという考えもあるだろう。
それでもペトロワが「コートに立っているだけ」にならずにすんだのは、ペトロワのサーブがよく走っていたためである。威力のあるサーブがよいコースに入り、エナンがリターンできない場面がかなりあった。
エナンは、ラリーになればものすごいプレーを何度も見せ、高いレベルを維持している。ただし、サーブはシャラポワ戦よりも調子が悪かったと思う。ダブルフォルトが絡みブレークを許す場面が2回あった。

(21) Mary Pierce (FRA) d. (16) Elena Likhovtseva (RUS) 61 61
マリーは「空を飛んでいるような」パフォーマンスを続けている。
この日はセット終盤でもたつく場面もなく全くの一方的勝利。2000年チャールストン優勝・全仏優勝の絶好調の時を思い出させる内容だ。勝ったピエルスの総ポイントがわずか56、そのうち半分近い26が自らのウィナーというのは驚くしかない。
相手側から見てみると、エナン相手以上に無力感を覚える。エナンが相手の場合は、こちらがよいプレーをしてもそれ以上に厳しいショットを返され、結局エナンのポイントになる。しかしマリー相手の場合、こちらが何かをする前にマリーに攻撃されてポイントをとられる。だから本当に何もできずに試合が終わってしまう。

エナンの優勝はほぼ間違いないと思うけれども、大爆発中のピエルスがエナンにどこまで通用するかは見てみたい。マリーはそう思わせるだけのパフォーマンスをしている。