人生100年時代
ホンマ…かいな?
実際は100年時代よりも
100歳までどう生きるか
と考えている人が多いのでは
ないだろうか?
知人から聞いた80歳の男性
は住宅ローンがあと6年残って
いてローンを完済し、100歳
までどうしたら生きていくこと
が出来るか真剣に模索している
そうだ。
計画的に生きていくのが
理想だが現実は違うはず。
とある日の真夜中。
コンビニへ立ち寄ろうと
した時に私の前に歩いていた
腰の曲がった老女が同じく
コンビニに入ってきた。
ゆっくりゆっくり歩く彼女
から何故か目が離せない。
彼女は弁当を手に取ると
レジのアルバイトの店員へ
何かしら声をかけて
いたが若い店員の顔は困惑して
いた。老女は私の前を横切り
扉開けて静かに出て行った。
釣られるように私も外へ出た。
彼女は一人暮らしなのか。
さっきの店員へ向けた会話は
その日彼女が初めて人に
話しかけてみたのかは
分からない。
私はただ茫然と
暗闇へ消えていく
小さな姿を見送ることしか
出来なかった。
老後というものを考えさせる
一光景であった。
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