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メルケル首相のことば(前編)

2020-04-30 17:51:11 | 日記

知人からドイツのメルケル首相のスピーチ(和訳)を

頂いたので紹介したい。

    ↓

 

親愛なるドイツ国民の皆さん! 

現在、コロナウィルスは私たちの生活を著しく変えています。 日常生活、公的生活、社会的な人との関わりの真価が問われるという、これまでにない事態に発展しています。 何百万人もの人が職場に行けず、子供たちは学校や保育施設に行けない状況です。 劇場、映画館、店などは閉鎖されていますが、最も辛いことは、これまで当たり前に会っていた人に会えなくなってしまったことでしょう。 このような状況に置かれれば、誰もがこの先どうなるのか、多くの疑問と不安を抱えてしまうのは当然のことです。 このような状況の中、今日、首相である私と連邦政府のすべての同僚たちが導き出したことをお話ししたいと思います。

 オープンな民主主義国家でありますから、私たちの下した政治的決定は透明性を持ち、詳しく説明されなければなりません。決定の理由を明瞭に解説し、話し合うことで実践可能となります。 すべての国民の皆さんが、この課題を自分の任務として理解されたならば、この課題は達成される、私はそう確信しています。 ですから、申し上げます。事態は深刻です。どうかこの状況を理解してください。 東西ドイツ統一以来、いいえ、第二次世界大戦以来、我が国においてこれほどまでに一致団結を要する挑戦はなかったのです。 連邦政府と州が伝染病の中ですべての人を守り、経済的、社会的、文化的な損失を出来る限り抑えるために何をするべきか、そのためになぜあなた方を必要としているのか、そしてひとりひとりに何が出来るのかを説明したいと思います。 

伝染病について私がこれから申し上げることは、ロベルト・コッホ研究所のエキスパート、その他の学者、ウィルス学者からなる連邦政府協議会からの情報です。 世界中が全力で研究していますが、まだコロナウィルスの治療薬もワクチンも発見されていません。 発見されるまでの間に出来ることがひとつだけあります。 それは私たちの行動に関わってきます。 つまり、ウィルス感染の拡大の速度を落とし、その何カ月もの間に研究者が薬品とワクチンを発見できるよう、時間稼ぎをするのです。もちろん、その間に感染し発病した患者は出来る限り手厚く看護されなければなりません。 

ドイツには優れた医療制度があり、世界でもトップクラスです。 しかし、短期間に多くの重症患者が運び込まれた場合、病院には大きな負担がかかります。 それは統計上の単なる抽象的な数字ではなく、父または祖父、母または祖母、パートナーであり、彼らは人間です。そして、私たちはすべての人の命に価値があることを知るコミュニティで生活しているのです。 まずこの場を借りて、医師、そして看護施設、病院などで働くすべての方にお礼を申し上げます。 あなた方は最前線で戦っています。 この感染の深刻な経過を最初に見ています。 毎日、新しい感染者に奉仕し、人々のためにそこにいてくれるのです。あなた方の仕事は素晴らしいことであり、心から感謝します。 (つづく)


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